演劇:十六夜清心(四)
- AI要約 (β)
- この文章は、ある人物が他の人物に対して金銭を要求し、その金がどこから来たのかを問い詰める場面を描いています。話の中で、三千両という大金が盗まれた過去の事件が語られ、その金がどこにあるのか、誰が盗んだのかについての疑念が浮上します。最終的に、証拠を示すように要求し、対立がエスカレートしていく様子が描かれています。
- pid
- 3571800
- date
- 1930-02
- note
- 商品番号 : 35083, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 演劇
- year
- 1930
- genre
- 演劇、演芸
- creators
- 尾上 梅幸, 中村 芝鶴, 松本 幸四郎, 尾上 幸藏, 市村 羽左衛門
- duration
- 211
- persName
- 尾上 梅幸, 中村 芝鶴, 松本 幸四郎, 尾上 幸藏, 市村 羽左衛門
- publisher
- コロムビア(戦前)
はい、どうも。じゃあすみません、旦那。これはおもろい申します。
はい、どうも大きにありがとうございます。
まあ、この金を頂戴するや。これからわちはすぐ行った。
ん?この罪の封印は?これは心不自の陰謀だが。
旦那、この金はどっから出ましたい?
え?
こいつは話が面白くなってきたな。
この金があるからにゃ、百両ばかりのめくされがね、わらじせんにゃいらねえや。
そうしていくら欲しいというのだ?
三千両もれって。
なんと?
ん?
まだこのおれがごごらくじで、薬草をしていたそのじぶん、
ふくめんずきんにぬきみでおしこみ、
よりともこうからほうのうの、しどうきんの三千両、
ぬすんだやつのいどこが知れず、そのうたげでおれはしばられ、
ついにゃあにょぼんがあらわれて、やつ七号をかめのついほう、
いわばかたきのそのすっと、きょうがしまでも知れねえた、
あぶじにうんのいいやつとおもっていたが知れねえはずだ。
じょうもんつきのたかはりに、げんかんがまえのかしつけどおろ、
たいとうするだんなしが、おおどろぼうたごせんぎなさる、
おやくにんでもごぞんじあるめ。
だんなあ、おめえもよっぽどぺてんしだなあ。
おやおや、それじゃあだんなが三千両ごくらくじぬすんだのかい。
まあ、しとはみかけによらないもんだね。
まあいいや、きょうだいなりなかまなり、
ねえ、これからねえさん、いたのまでもかせぎましょうね。
どこのぼうぞっけえりめ、こうまでいいことをぬかしやがら、
どこの国かうちのだんなを三千両ぬすんだ、
どろうもなんて、なにをしょうこにぬかしやがるんだ。
やかましいむくどりめ、しょうこのねえこと言うもんけ。
しょうこと言うな、どこにあるんだ。
しょうこと言うな、おかじゃに。
よりともこうからおさまったしどうきんの三千両、
ふういんをしたはおれがやく、
しらねえものがみたしにゃ、むっこぬきのさんもんば。
じしょうもおぼろにわからねえが、
てらにいただけあざやかに、
みえすくしょうこの三千両、
にらんだまなかごぶでもすかねえ。
わずか七分か一寸の、そのふういんがたしかなしょうこ、
おい、いんにょうしてうけやおうよ。
さあ、またそんなことをぬかしやがるか。
ここで、とやこをいいよりな、
でるところへ出てわけびちをつけてやる。
さあ、おれといっしょに歩め。
さあ、おれといっしょに歩め。
さあ、おれといっしょに歩め。