時局の新段階に處する政府の所信(中)

AI要約 (β)
この文章は、日本が中国の領土と主権を尊重し、他国の権益も尊重する姿勢を示していることを述べています。また、日本は中国との協調が東アジアの安定に寄与すると考えており、中国国民と日本が互いに理解し合うことが重要であると強調しています。さらに、日独伊三国同盟が強化されたことに対する感謝の意も表明しています。
pid
3573510
date
0000
note
商品番号 : AK-54, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
year
0
genre
文学作品以外の朗読、解説
creators
内閣總理大臣 公爵 近衞文麿
duration
145
persName
内閣總理大臣 公爵 近衞文麿
publisher
コロムビア
しかしながら、かかる一時的現象は、 支那の領土及び主権を尊重する帝国の態度と、 何ら矛盾するものではないのであり、 また帝国は、支那における別国の権益は、 これを尊重するのみならず、 今後は、共和の体制を正しく理解する諸国と、 従来にもまして文化的・経済的協力をすることが、 新支那建設の上の一つの要素とすら考えるものではありません。 ただし、かかる戦艦機にある支那の 機微なる事態に対しては、 帝国が急遭を出して、 一個創造的なる眼光を持って、 すなびらかにその動向を正達せぬことを希望してやまないのではありません。 国家としての支那建設にとりて、 日本との協調は、何らの矛盾を含むものにあらず、 かえってその慣性の一要素であるということは、 世界歴史の体制を知る者にとって明々白々の事実であり、 要するに、東亜の安定的勢力としての日本の存在と、 並びに日本の真の意図するところのものが何であるかを、 支那国民及び帝国が健健なしに認識することは、 今日の混乱を習得し、将来の建設を早めるために 極めて必要なる前提であると思うのであります。 この際、特に外交に関して伝えますれば、 世界の出力維持に重大なる役割を務めつつある 日独傍協協定が、新たに名法イタリーを加えまして、 強化されましたことは深き文明主的意義を有するものであって、 真に近界に大変なところであることに、 今次事変に対する独意両国、 理解ある態度は帝国の深く感謝することであります。