海洋作戰の新展開(六)
- AI要約 (β)
- この文章は、ゴーシュー(オーストラリア)が米英から孤立し、アメリカに頼るようになった状況を述べています。ゴーシューはイギリス本国からの支援が得られず、アメリカに統帥権を委ねることで防衛を期待していますが、アメリカの軍事力も限界があり、十分な支援ができない可能性が高いと指摘しています。アメリカの軍事指導者たちも、西南太平洋方面への増援が難しいと認めており、過去の例からも米英に頼ることの危険性が示されています。
- pid
- 3573578
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : AK-275, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
- year
- 0
- genre
- 文学作品以外の朗読、解説
- creators
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- duration
- 198
- persName
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- publisher
- コロムビア
銃刑はそこに最後の孤立に陥ったと見るべきでありましょう。
一方、ゴーシューにありましては、我が作戦の心象によって、
米英より孤立化して、インド洋の皆仕事なり上下を上げて、戦慄のるつぼに投げ込まれていますが、
首相カーチンはゴーシューの軍備については感知しないと述べております。
それは米英に対する捨て台詞とも見えますが、
ゴーシューの統帥権をアメリカの統帥に委ねることであり、
ゴーシューのある部分はすでにアメリカの族国となっていることを物語るものであります。
現にフィリピンを命からがら逃げ出したマッカーサーが、
司令官としてゴーシュー防衛の全権を委ねられております。
すなわちアメリカはマッカーサーを通じてゴーシューの陸海空軍を完全にその省畜に治めたのであります。
ゴーシューは今時大戦におきまして、すでにイギリス本国の要求に応じ、
本国のため士種として中勤を励みました。
だがゴーシューは何であったでありますか。
ひとたびゴーシューが危機に陥するや、イギリス本国はこれを救うどころか応援さえできなかったではあります。
そこでゴーシューはイギリス本国を離れ、アメリカの御機嫌を取り始めるみたいです。
これはアメリカの思う都合でありまして、
アメリカはイギリスに代わってゴーシュー支配の野望をたくましうせんとしているのであります。
しかしゴーシューが投水権を委ねてまでアメリカの援助を期待しているとすれば、まことに気の毒の痛いと言わねばなりません。
なぜならばアメリカのゴーシュー救援は必ずや無力となるからであります。
アメリカ海軍の新作戦部長キングは、アメリカの現在の戦備をもってしては構成作戦は不可能であると指名を挙げ、
また陸軍長官スティングソンも西南太平洋方面へのアメリカ増援軍の派遣は容易でないと本音を吐いているのであります。
一体、アメリカはイギリスに騙されて亡国の主軍を見た国は数え切れのほどあります。
欧州の例は別として最近の例のみをとってみましても、
来印はどうであったか最後まで米英の口沼に乗り、これを頼りとして無惨にも見捨てられてしまいました。
オランダが米英頼むに足らずと悟った時はすでに後の祭りだったのであります。
もとよりアメリカ海軍は盛んに強がりを放送しています。