第八十回臨時帝國議會 東鄕外務大臣外交方針演説(六)
- AI要約 (β)
- 要約: 帝国とソビエット連邦の関係は大統和戦争が始まっても変わらず、中立条約に基づいています。ソビエット連邦は帝国に対して軍事基地の提供などの意図はなく、今後もその態度を維持する限り、帝国の策謀は成功しないでしょう。帝国は北方の安全を確保しつつ、冷静に情勢を見守る方針です。国際情勢は帝国に有利に展開しており、米英は長期戦を見据えて軍備拡張を進めていますが、物資不足などの問題を抱えています。
- pid
- 3573670
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : AK-379, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 演説
- year
- 0
- genre
- 講義、講演、演説
- duration
- 196
- publisher
- コロムビア
帝国とソビエット連邦との関係につきましては、
大統和戦争勃発後も何らの変化を見ないのでありまして、
最近におきましても、ソビエット連邦が帝国との関係を中立条約によって規律すべく、
従ってまた、その領域を軍事基地として我が帝国に利用せしめんとするが如き、
意図を重せざることが重ねて確認されたのであります。
今後、戦争の進展に伴い、帝国側よりする日蘇離間の策防はますます盛んとなるものと思われますが、
ソビエット連邦にして右の態度を堅持する限り、この種策防の成功する余地はないのであります。
この間、帝国といたしましては、北方の安全確保の権利より、
冷静なる態度を持つ事態を注視せんとするものであります。
今や東西洋洋における我が横幅は必勝の体制は、ますます敵国側を圧倒するに至り、
帝国をめぐる国際情勢はいよいよ有利に展開しつつあるのでありますが、
これに反し、米英の体制は大べからざるものがあります。
当初、米英はその豊富なる資源を頼み、ひたすら長期戦に臨みを生き、
両三年後、戦日の充実を待つ一挙反撃に転ずる方針なりと称し、
再戦を続ける局面のことに努めてまいりましたが、
最近におきましては、本年が選挙区の体制を決定する最大危機なりと称し、
軍備拡張の促進、積極的作戦への転換を衝動しつつあるのでありますが、
単に物質の方面のみから見ましても、戦迫不足の問題等、解決し難の問題が少なくないのであります。
以上です。