落語:かつぎや(下)
- AI要約 (β)
- この文章は、ある人物が宝船(たからぶね)を売り歩く様子を描いています。彼は売り物を買ってもらうために、相手に対しておめでたい言葉を並べ立て、商売を繁盛させようとしています。途中で相手からお酒を振る舞われたり、褒められたりしながら、最終的には商売がうまくいったことを喜んでいます。全体的に、商売の成功とおめでたい雰囲気が強調されています。
- pid
- 3574799
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : 320, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 0
- genre
- 落語
- creators
- 柳家 小さん
- duration
- 255
- persName
- 柳家 小さん
- publisher
- ニッポノホン
と言わないでな。同じことでよもんと言ってくれればいいじゃねえか。
けれども死者なんだよ。何言ってるんだよ。気にがねえな。
言ってくんな、言ってくんな。おまえのような奴は断られては困るんだよ。
私だって好んでこんなものを売って歩くんじゃねえんだよ。
子供には死なれ、かかわはそのうち死んでしまいます。
何だろうこいつら、怒らせてくんな。気を放ってくんなよ、やだやだやだ言うことが。
気になることばかり言い上がる。
旦那様、あぐねてしまってもう宝船を寄せようと言うとりつつ、
また、除細ない番頭さんが一等ばかり怠いて待ってる。
ところへ宝船、宝船、宝船、どうじょうそもの子を宝を宝。
お、お、お、船派だ。あずま、あずま、待てや。
おまえは大変にせいがいいが、この先のご付屋だがな。
こっち側だよ。ああ、時々わかるがな。
このとこを通るときに、てーよくおまえが呼んで、
最初、人気のいいことだけ、一枚四問だろう。
ええ、よくお存じだ。それと一つ四問得を言ってもらいたいんだ。
ねえ、ことによると、十枚、百枚を引っ込めへんないが、
四十、四百というようなことは言ってもらって、
人気のいいことを並べれば、ご主人の一つもご主人が直ってもらえるんだ。
ちょっとうまくやっとこれ。ええ、出しとこやし。
こんとええたんだやつから、大丈夫。
ええ、宝船、宝船、お宝、お宝、お宝、お宝来い。
ああ、お宝、お宝、お宝、老中尊く、お宝、お宝来い。
ええ、江戸から舞い込んだ大宝がよろしゅう。
おお、おお、おお、大変にせいがいいがな。
江戸から舞い込んだ大宝だ。
船派さん、こっちおい。ええ、おめでとうございます。
一枚いくらだい?四問でございます。
十枚は四十。ああ、ああ、ああ、
気に入ったな。さあ、おい、お酒を持ってきな。
落とすがいいんだろう、大将が一つおめでたくな。
さあ、お上がり。ええ、お酒はやるかい。
亀の子のように頂戴をしよう。
ええ、いうことがめでたいや。
ああ、神殿付き屋をしてもらいたい。
お前さんの家はどこだい?
あざすか福井町。いいとこだな。
ああ、そう、あの辺にうちの神殿があるの。
お尋ねする。福井町どの辺だい?
ええ、それから高槻町へとします。
高槻町、緑町、ああ、いいとこばかり並べたら、
本当はそうじゃなかろうけど、
めでたいことばかり並べてくれるのは、
うれしかったな、と。
あざすにお前は福井だよ。
二枚に出張する。
神殿は、そう、あざすに結構お酒を頂きまして、
ふらふら、ふらふらしているところは、
まるで宝船乗っているようなところでは。
いうことがめでたいな、と。
どんなかは、にこにこお笑いになるとこは、
まるで大国様のようだな。
なんだか知らない。
おいおい、紙入れ持ってきな。
そりゃご主義だ。
私も大国人だからな。
ええ、これは一つ。
ああ、お尋ね入りましては、
どう、こんなものを頂戴いただきましては、
愛しみません。
あれ、あれ、今、のれをへっとまって、
顔をお出しになったのは、
まるで生きた弁天沢。
私は初めていましたが、
どう、あれは、えー、なんていうんですか。
えー、こちらの、こちらの人、
うちの女王だろう、そいつは、
お嬢様でいらっしゃいました。
まるで私は、弁天沢だと思いましたが、
どう、実に、
へっと、やすが、
お商売は繁盛。
これから先には、
お金財はだんだん、だんだんと、
太るばかりで、
ただし、こんなおめでたいことは、
ないので、
なかなか安い。
もうして、おいおい、
紙を持ってきな、
これじゃいけないよ。
女王弁天沢と言われた日には、
こんなに嬉しいことというのは、
あるわけのもんではない。
たださ、
かわず、ふんふん、
のこのこ一枚。
ありがとうございます。
えー、
あ、これは、
おしめてもらいました。
えー、ご坊に、
初のこ、
ご坊さん、数々おめでたい。
このお家を引き続き、
今夜はね、
姿から見えて、
そういうわけで、
今日と私とミスクが、
ご商売が、
ごっこでございます。