落語:恋病(二)

AI要約 (β)
この文章は、ある人物が恋愛について話し合っている様子を描写しています。話の中で、恋愛を諦めることや、結婚の申し込みについてのやり取りが行われています。具体的には、相手に対して結婚の申し込みをするための段取りや、相手の家を訪ねる場面が描かれています。訪問先での会話では、相手の家族や状況についてのやり取りが続き、最終的には相手の娘に会うために待つことになります。全体として、恋愛や結婚に関する複雑なやり取りが描かれています。
pid
8269437
note
商品番号 : 2874, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
genre
落語
creators
笑福亭 枝鶴
duration
202
persName
笑福亭 枝鶴
publisher
オリエント
それで何か先において話したんかいな。 そう言って話したところで、お呼ばぬ恋やからもうあきらめせる。 そんなじゃらじゃらしたことあるもんかい。 そう言って今度ははくらいや。 はくらい? はくらいじゃないや。 べためちゃ好きもんや。 そんなことあるもんかいな。 気な気な思いな。 え? なあ当たってくるわけやん。 男当たってみんなあかんがな。 そう言って先においてから話したんかいな。 これこれこれこういうわけやと。 わけを言うたら、 もくもそれほどかげで思うてくれる人なら、 まんざら夫婦になったところで、 全人類は見つけはるようなことはなかろうと。 え? かいてもくから結婚申し込みはわからんや。 え? ひとつお手担担し。 お手担担しただけあうことができん。 よし、わいがあわしたろ。 あわしてくれるか。 うん。 ふつうではなかなかもくも出てこんやってな。 こうし、おまえがさんやになり。 さんやってなんや。 ほら、ぼてやまな。 そのうちに、 おまえ爪からにわかのひとつもする男や。 おなごのかずらがありやろな。 それをおまえきんかいな。 おじおなかほくらして、 ふとんにもたれて、 え? ずつなそうにういてると、 おあいがよんできたもん。 で、でてきたら、 おあいはいいんでしもた。 そのあとでおまえがゆっくりだんぱしんかいな。 なるほど。 そんならなにぶん、 たのみ。 よし。 ほら、これかいてきたろ。 で、どこやうちは。 この横町の角から、 角からさんげんめい、 たけのかきの下うちや。 よし。 こちらひとつや。 あいてくれよってん。 えらいことしよったな。 こんなんは、 ひっかいはじめてやで。 なるほど。 たけのかきの下うち、 ここやな。 えい。 こんにちは。 はい、おいでなされ。 あんたどっからきなさったな。 えい。 横町のわりきゃのうら、 おっからにけんめいでん。 えい。 角がこんまんので、 すぐにおばあさんにきてもらいかん。 ああ、そういうかいな。 そういうなんですかいな。 今までいたことございませんねが、 はじめてでん。 えい、はじめてでん。 おびはどなたにしてもらいなさった。 え? おびやすか。 おびはじむがかってにしよったんで。 まあまあ、 しろうとはゆらんのならんことはいな。 かってにおびして、 もしじずまいでもわるかったら、 そうしなさる。 ああ、なるほど、そういうか。 あんたおびきなさってて、 じぶんのおつかいなんで、 はやうじゃすか。 これはな、 これはな、 ごちらをしれてきたんじっていました。 そりゃな、 表示をいろいろかやかにしてもらいまして、 こっちへとおためさしていきまへん。 ああ、そういうかいな それじわすぐに久雲に申しますります。 ええ、あんたでもあるか? はいはい、わたしや。 あんてどこいゃ。 わたしは、 どこじうさんじゃ。 どこじゅうさん? いじゅうさんじゃさん。 ああ、そりゃ、 うちのむすめいやしだ。 ああ、うちのむすめはんじゃっか。 そのむすめはんにちょっと来てもらいとわんねん。 うちもお風呂へ行きまして、 まだ帰ってきやしません。 こんなことから帰るまで待たせておきます。 そんなわけにいじゅうもんじゃありゃしませんよ。 悪の結局ひとつは。 けどな、 うちのかかそんなにいわんねん。 おばあさんはえらい、 おじょうじで、 えらいおかたやけども、 あの、 気がはるこないですよな。 ええ、もうこのむすめはんはいつもお風呂へおってるやつに、 心やすやすになるべくむすめはんに来てもらってくれ。 こんなにいわんねん。 あんやのゆうことやせず、 どうぞむすめはんに来てもらっておくなれ。 いんでよ、またひとりがんしおってくれ。 さようなら。