落語:嘘つき村(下)
- 作詞・作曲・編曲・実演家
- (三代目)柳家 小さん
- 製作者(レーベル)
- ニッポノホン
- 歴史的音源ジャンル
- 落語
- カテゴリ(AI 付与)
- 家族
- キーワード(AI 付与)
- 親父, お袋, 洗濯, 驚き, 竹
- 注記
- 商品番号 : 765, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 落語
よー、なかなか親父が親にかけあって、この柿はめいごといわんな。
うとも、そうつかなくていけねえな。
ついつまがあってら、親父がやばいって、お袋がかわいい洗濯に行けや、ほんもんだ。
この安平じゃ、とてもかなわねえな、こりゃ。
今日もそこに何してんだ。
おるすいて退屈だから、いまぐわーった薪をね、三発食べちゃったんだ。
二番残ってるから、おじさん食わねえか。
おー、こりゃ、とてもかなわねえ。
さあ、どうやりよう。
おい、おい、おまちを。おまちを、いま、たどんをうててるから、ひょうぶかけたから、食べないか。
やるかくうたったぜ。
いやー、逃げてきてやんて。
やい、ばかやい。こっち行きゃ大変だぞ。
やま犬がいるぞ。
やま犬に食いつかれるぜ。
やっはっはっは。
あ、ころびやがったな。
あらあら、そこ行きゃいけないよ。
うばばみの大きいのが。
ああ、またこっち行きやん。
ここらに、まおまおしてると、大きな落とし穴があるぞ。
やい、ばかやい。
ばか。
行きやんて。
大きな声で、ひとりでどのってるやつがあるかい。
ああ、お父さん帰ってやんのかい。
今、なんだかね、うそつきだってのやつが来たんで。
え、なんで、家からおどかしてやっちゃった。
え、おどかしてやっちゃったよ。
なんだって、お父さん家にあってから、いませんって言ったんだ。
いくらおせえても、わからねえやつだな。
俺がいねえときには、ゆるせんだ。
いいか。
ゆるすときには、いないと言わなくちゃ、うそにならねえ。
だからさ、うそをつくつもが悪いから、いないと言ったんだ。
どこへ行ったと言うから、藤の山へひっくる返りそうになったんで。
せんこをもって、かいぼに行ったったら、おーっと、ひもをつぶしてやったんだ。
お父さんはどうしたと言うから、ならんだよ。
さあ、あの着物がやまれたから、さこをもって、おうみのこすりで洗うんだって。
せんたくに行ったとか言ってやったら、なかなかやりやがるなって。
ひもをつぶしていたので、うそもんどうかなんかに引きやがったんだ。
びっくりして、けっつにあった。
向こうの横丁のほうへ行ったから、そこへ行って、やまいのがあって食いころされたら、
すぐにかけつにあった。
また向こうに行ったから、わざみがいると言ったら、
すぐにまごも落とし穴があると言ったら、ひもをつぶして、くろんだり、おきたりして、かえってきちゃった。
ひもがどうしたい?
くろんだときに、なんか起こったようだと思うからね。
ほら、いってみて、もってきて、あけてみたら、さつがいっぱい入っていた。
そんなもの、子供は持つもんじゃねえ。
こっち座って、ほら、おとった、おとって、ばか。
上にもどうしよう。
上に見せたいものがあったなあ。
なんで、そのせかいがそっくり入るって、おげをおとったが、
見てきたが、大きなものだったなあ。
おとったに、見せたいものがあるなあ。
なんだ、おとったに見せてってなあ。
さっき、うらのやぶから、たけがのびてきたんだ。
ずんずん、ずんずん、ずんずん、のじがちまったから、
ほら、見える限り、一丁かえにあほめていたら、ずいぶん、きたべれたぜ。
それで、また、急に、それのびてくんだとみえて、わからねえんだよ。
そっと、上から、こんだ。
たけがまた、ずんずん、ずんずん、おりてきたんだ。
これがとうとうじい一隊じゃったら、またねおとげがうれにあがって、
ずんずん、ずんずん、ずんずん、ずんずい、いきちまったぜ。
大otaのみずらしいものをみたよしら、
ってことはそれでまた下で、ずんずん、ずんずん、おりてきたんだ。
おとられちゃったぜ、え?おとられちゃったよ......
ってみてだったら、そうか、そしたいもうじたくなったから、
出てきて、出てきて、お茶いっぱい飲んでみてやったら、
また上からおりてきたから、またそろみてやったんだ。
ずっとじい一隊いるとまたこいつが、ずんずん、ずんずんあがってって、
またあがったかと思うとまたおりてきて、またあがったかと思うとまたおりてきたんだ。
おりたかと思うとまた、バカ!
いつまでそんなくだらねこと言ってやんね。
言ってやがれたってまだあるんだよ。
それから今度は横にまわりはじめたんだ。
うちの地面のまわりをぐるぐるぐるぐるぐる巻きはじめて、
それから殴るぞお正面。
そんななげえやつあるんだ。
やめたくなくていいね。
なんでそんなもの見てたの。
見てたってそのくらいな。
風がなかった日にはそのたがに困るだろう。