浪花節;赤垣源蔵徳利の別れ(四)
- 作詞・作曲・編曲・実演家
- 東家 楽燕
- 製作者(レーベル)
- コロムビア(戦前)
- 歴史的音源ジャンル
- 浪曲
- 出版年月日
- 1929
- カテゴリ(AI 付与)
- 友情
- キーワード(AI 付与)
- 酒, 酔った, 水, 刀, 優しさ
- 注記
- 商品番号 : 25477, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 浪花節
うちわにふうかわたつまいと
なんにもいわずわしはくらげていた。
いつぞやげんぞうがさけにようてまいったことがある。
そのままそこでねてしまおう。
しばらくするとめをさまし、
すぎをよんでよいざめのみずをくれという。
すぎがゆのみにみずをこんでもってよ。
げんぞうがとらのぶちにすぎがてをはなす。
ゆのみがうちずみずがちる。
たいがいのものなればきもののみずからさけにはらうのじゃが、
げんぞうのはそうではない。
そばにあったるかたなごとりしらべてみてみずがかかっておらのに、
まずあんしんというかをつき、
わしだからよいようなものおきゃくさまであったらぶれぎではない。
すぎにここというところわしがかげからこれをつき、
げんぞうはろうにんはしてもさむらいというたましはたしかちある。
さ、みべきではないがそのときにわしはおもった。
わしにひとりのおととならうと、
となたのためにもおととやないか。
わしがとことのなさけよりと、
おまえがたったひとことのやさしのことば、
げんぞうのみにとったらどれほどうれしいかしれん。
さげんぞうばかりかこのわしが。
つゆのおとなさけのあさがおもたのむまがきのおればこそ、
ひとりなくわしにぐちがでたげんぞうとくりのわかれのひせつだん。