演説:国民に告ぐ(A)

作詞・作曲・編曲・実演家
田中 義一閣下
製作者(レーベル)
コロムビア(戦前)
歴史的音源ジャンル
講義、講演、演説
出版年月日
1928-01
カテゴリ(AI 付与)
政治
キーワード(AI 付与)
国政, 内閣, 地方分権, 国防, 商工業
注記
商品番号 : 25291, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 演説
諸君、今や不戦第一回の総選挙が行われることになりました。 政府は反対党が真面目に国政を審議するの誠意なく、 ただ、内閣の公徹を図るに急遽たるを認めましたゆえ、 議会の解散を創成したのであります。 現内閣の成立したのは、昨年の4月であります。 次来、我々は内地外交に関し、全内閣の不始末を整理し、 在会の動揺を鎮め、人心の不安を除き、 また、支那の自極に処して、帝国の権利及び利益を維持したことは、 諸君ご承知のとおりであります。 同時に、金手材野党として主張した、 産業立国、地方分権、地層移情の実効を期するために、 各省においてそれぞれ種種の計画を立てたのであります。 政府はもちろん、世界永久の平和を固むることに努力するとともに、 国防のことを揺るがせにするものではない。 しかし、世界各国間の形勢と帝国の現状とにかえり見て、 内外政治の重点を食産工業の上に置き、 今なお、成績不振の産業貿易を盛んにして、 国家の範囲に国民の福利を増進することは、 誠に時代の精神、国民の生活に適応するゆえんであると信じるのであります。 政府はこの考えから、まず商工業の基礎を堅固にし、 それらの事業に従事する各当業者の活動を助け、 かつその能力を高めしむるために、各方面の施設を計画したのである。 農村に対しても、漁村、産村に対しても、適当なる振興方策を決定し、 ことに、自作農については慎重なる考慮を払い、根本的な解決方法を講じておる。 また、地方自治体の自由なる活動を助けて、円満なる発達を遂げしむるために、 財政上その他の要因があります。