落語:野ざらし
- 作詞・作曲・編曲・実演家
- 林家 正蔵
- 製作者(レーベル)
- コロムビア(戦前)
- 歴史的音源ジャンル
- 落語
- 出版年月日
- 1930-04
- カテゴリ(AI 付与)
- レクリエーション
- キーワード(AI 付与)
- 釣り, 登場人物, 冗談, 若い女性, 技術
- 注記
- 商品番号 : 25828, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 落語
表を開けてみると、子はいかに妖怪と思ったのは、
年の頃十七八なる絶世のシャンだな。
乱肉や狐によせよこの姿。
錬金の高嶋だでな。
若たり良い女で、変な声出せない良い年をしてて、
シルマエコーをしていただいて、大変に浮かばれました。
その御恩返し、今晩一晩お方などお越しなどさせりましょうとな。
若たりしとやがれ。
よせやい、どどんするな、本当に。
若者の前で何言ってやねん。
じゃ、お前なんだね。
毎日釣りに行って、コツ拾って女の子引っ掛けてきよってんだ。
よろしい。じゃ、こっちも行くからね。
その釣り手を貸してもらおう。
ああ、これこれ。
それは一番良い竿だ。
絶対言っちゃいけねえ。
良い竿も何もあるけ。ふざけちゃいけねえ。
大石木で張った向こう島、やってくるといっぱいの太鼓棒です。
どうだい、ずいぶん釣ってやんねえ、こりゃ。
ここでいるねえ、みんな真面目な顔しようと、何か仕掛けようなと思ってやったら。
こんにちは。お前さん何釣ってんだ。
え、手島が死んどか。
死んだ顔するなよ、本当に。
あい、そこにいる若いの。
お前何釣ってんだ。
僕、魚釣ってます。
餌つけよ、おい。
僕、魚釣ってます、だってやろ。
ネタ上がってんだから、こっちは。
家にオールパックか何かにして、男性か何か仕掛けようってんだろ、本当に。
チェロストンか、フォックストロットか何か、おでろってんだろ。
ふざけちゃいけねえ、本当に。
こっちは、あんなもんじゃねえんだ。
利島だ。
だけど、大勢人がいるからなんだな。
これで、足の速いやつもいるんだろうね。
ひゃーっと、お前、カラスが出て、ガイコツが出て、そいつにしろわれちゃうといけないから。
ひとつ、こいつらを追っ払ってやろうかな、本当に。
さあさあ、釣れますか。
ほら、変な人はしたねえぞ。
さっきから、コツだコツだって、上の色が変わってんね、あの下。
あの、お静かに願います。魚が逃げますから。
何言ってんだよ、バカ。
お静かに願いますって、魚に耳あるかい。
ずるひんよ、お前たちは、だいたい。
魚だらめ、食いたかったら、釣って食わないで、買ってくれよ、買って。
ずるずる釣れな、本当に。
何、柿増しちゃいけません?
柿増してんじゃねえじゃねえか。柿増してな、こうだ。
いや、カニみたいに横の方に逃げとけやがった、ちっちゃい。
バカにするな、本当に。
だけどなんだね、俺のところに来てもらうな、島田田の草模様なんて良くねえな。
言いちゃがいしちゃなんかに行って、襟付きの着物をなんかして、
あら、ごはんさん、嬉しいや。あんた、釣りに来てくださって。
本当に私、気に入っちゃったのや。
一杯やりましょう、って言ってること言い続けてんだ。
ここでこうやっているうちに、ブーッと風が吹いて、
ねえ、カネがボンとなら、
ねえ、カネが、カネがボンとならさ、作るんだ。
カラスがブーッと飛び出すんだ。
カネがボンとならさ、あげしおみなびさ。
カラスが飛び出しゃ殺さぬさ。
コツがあるよ、さいさいさえてんだ。
したら赤ちゃん、あたたた、あいた。
あら、金ちゃん、ごらんよ。
あ、あの人、話しかけちゃった。
ご視聴ありがとうございました。