ぶたれ屋(二)
- 作詞・作曲・編曲・実演家
- 林家 正蔵
- 製作者(レーベル)
- ビクター
- 歴史的音源ジャンル
- 落語
- 出版年月日
- 1935-02
- カテゴリ(AI 付与)
- 商売
- キーワード(AI 付与)
- 会話, 商売人, 客, 口論, 謝罪
- 注記
- 商品番号 : 53349, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
ちょいと、ぶったれ屋さん、いらっしゃい。
いい女だね、またご婦人で来るとほがらかですね。
ぶったれ屋さん、いらっしゃいませ。
あの、じゅっせんってよろしんでございますか。
へっ、じゅっせんで、けっこうなのかな。
どうも、ありがとうございます。
では、じゅっせん、おあげいたしますわ。
どうも、ありがとうございます。
ありがとうございます、もう何もあるか、ちきしょう。
かぼちゃやる。
むなぐらとっちゃいけませんよ、あなた。
むなぐらとったのが悪いんですかよ。
むなぐらとったのが悪いんですかよ。
バケツ。
バケツじゃないよ、これ。
あの、人がたってみっともないから、はなしてください。
みっともないようなこと、だれがしたんですよ。
あたしだって、あんたみたいな変な男と一緒になってたかないんですけど、
おまえさんがあたしのことくどいたとき、なんて言ったんですよ。
あんたがいなくちゃ、生きていられないと言ったじゃないか。
あたしの生活に対して、あんたは空気だ、太陽だってくどいたの、ちきしょう。
いやな、くどき方だね、これ。
あんなくどき方、聞いたことない。
あの、苦しいから、はな、はなして、はなして。
これまでになったのは、あたしのおかげじゃないか。
少しふところがあったかくなってくると、
変な女急なんて連れてきちゃって、
あたしのこと出てけってのは、どういうわけなんですよ。
もとのこと忘れたんですかよ、ちきしょう。
白鳥!
きゃー!
あらら。
お、いたい。
お、いたい。
ひっかけのずるいよ、これ。
ああ、いたい。血が出てきたよ。
これ、女の子と言っても優しくないね、これ。
ああ、どろいた。
おう。
いえい。
うたるよ。
よっしゃい。
じゅうせんでいいのか、じゅうせんで。
じゅうせんで、けっこうでございます。
ごじゅうせん、よろ。
どうも、ありがとうございます。
不足はあるめ。
いや、不足だからではございません。
けっこうでございます。
よし。
おしかいがすっておくんなぜ。
いやだね、こわいね、これ。
手前主将と申しますのは関東にございます。
関東と申しても主力ございます。
東映山関連時の不協力で、
商売の親と申しますのは、
英美名竹桜と姓名を発しやす。
あたくしのところは、
いのちふらずの竹と申しやして。
このたびはまた、兄弟ぶんな。
やろう。
人事は面倒だ。
覚悟しろ。
どこ行っちゃいけない、あなた。
大口なんで振り回しよう。
何言ってんだから、
十銭のとこ、五十銭出してんじゃねえか。
もう一度出すから、
土手っぽらく下げちゃいけない、ほんとに。
いくら豚ら屋だって、
大口なんで振り回しやつあるけ。
何、乱暴なことするやつあるか。
おいて、そっちで殴るやつあるけ。
手のほうもわからないから、
引っ叩くんじゃねえか。
何言ってんの、こいつ。
おいて、豚ら屋のくせに、
四つ殴りあったな、てめえ。
すみません。
あなたが大口出したんです。
私は興奮しちゃってね、
四つ殴ったんですが、
すみませんです。
じゃあ、こっちで四十銭出しましょう。