天地或問珍 巻之5
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- oai-pmh-kyushu
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- http://hdl.handle.net/2324/6632011
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- 2026-08-17T18:54:31.164Z
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- 1737
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- book
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- 2026-08-17T18:54:31.164Z
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- 表紙, 題簽は原装, 四周単辺無界, 内匡郭[18.5×11.7cm], 附訓あり(右傍片仮名附訓), 平仮名交じり文
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- パブリックドメイン
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- 鷹見, 爽鳩, タカミ, ソウキュウ
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- 類書訓蒙類, 随筆
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- jpn
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- 向井八三郎
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- oai:catalog.lib.kyushu-u.ac.jp:2324/6632011
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- completed
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- ヘイショク ワクモンチン
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- 九州大学
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- 表紙, 題簽は原装, 四周単辺無界, 内匡郭[18.5×11.7cm], 附訓あり(右傍片仮名附訓), 平仮名交じり文
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- 或問珍
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
五
浅間珍
10.120
巻之五
鼻の物を吸事
胸に手の当ル時の夢の事
朝朝の夢の事
一地獄極楽と云事
御条博権書
大學學學大學部
8720
州帝國大學理學部
理學部
九州帝國大學理
物理學教室
同1%
巻之五
鼻の物を吸事
胸に手の当ル時の夢の事
朝朝の夢の事
夢頃誰
地獄極楽と云事
學大學工學校
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大工學國大學工
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19月27(
(E2年・月271
171111111111127日
大正2年2月2
數學物理學教室
大正2年
都条博権書
哲學士大學習
8720
大學學學園醫學部
大學科學校教育教育教育教育教育
九州帝國大學理學
物理學教室
御条博拾書
第二十二年大學理學部
九州帝國大學理學
8720
物理學教室
秉燭或問珍巻之五
轆轤首説鼻の物を吸事
■17.20
胸に手の当ル時の夢の事
夢の説明朝の夢の事
地獄極楽と云事
人を児と云事
仙人之説放下師の事
人
第二十一年
乗燭或問珍巻五
轆轤首之説
或問云世の中に轆轤首といふ者ありて夜中に
おのれと抜出梁の上に居り或は水をのみ抔する
よし世の人専云伝りいか成事にて角あや
敷者生し侍るそや
答云轆轤首といふ者成程偶は有物なり
尤あや敷物と知へし此事書々に多く見へ
たり南方異物志に云嶺南渓洞の中に
国ノ名此国ノ人ハ
あり頂に赤き痕
飛頭璽
皆ロクロクビナリ
あつて夜は西の耳を翼とし飛去て虫を
食暁に及で復還て本のことしとあり昔
唐土の長将軍が召仕し下女の首夜
一毎に飛出たりと披神記に載たり是
一今の轆轤首の事なり然れは轆轤首
の抜出るは食を求水を飲んがためなり
全く人を恨て他の閨に通ふにあらず此生
質の人は夜寝入ても飲食を求ると見へたり
一皆水辺に趣く也其外大平広記酉陽雑俎
一夷堅志博物志等に此事を載たり事繁
けれは爰に略す頸の飛出鼻より水を
飲たるを見たる人あり是の世の詩人陳草
と云し人安南といふ国へ使に催し事あり
其道すがら紀行の詩を作れり鼻飲如し
一飲敵一首飛似二轆轤一と詩作したり是より
轆轤首といふ手陶九成が鞍料録にも夜中
に首飛出て海に至り魚を喰ひ暁に至て
身に還る者ありと記せり然れは同し人な
れ共其生する所にいろ〳〵の替りありと見へたり
一畢竟天地を爐とし造化を工とし陰陽を
一炭とし万物を銅とせばいろ〳〵の千変
万化あつて始めより轆轤首とはせ
ざれ共物を櫨とし沸すぎていろ〳〵の出来
そこなひ有がごとしと知るへし
夢之説
或問云夢といふ物はいか成物ぞや昼おもふ事と
夜寝て夢に見或は曽ておもひよらざる事を
見る事もあり高き所より落又は川に流れ
なんどする夢を見ては覚て後遍身に
汗を流す惣じて夢に依て善悪の機あら
われ侍り其うへ郭郡の枕の夢といふ事
古より云伝謡なんどにもこれあり委敷
其謂を聞し
一欝曰夢といふ物は皆是臓腑の虚弱と
知るへし周礼には正夢霊夢悟夢喜夢
一懼夢とて夢に品科有事をいへり凡人の
夢といふ物は気より夢見るあり又朧より
夢見る事あり気より夢見るといふ意
人眠ざる時は形開けて。志外に接り出る
なり眠時は形閉て其気内に専也仮令は
一昼眠ざる時は山水を見れば。志開けて其気
山水に交也眠時は其見たる所の形閉山水に
交りたる気内心に帰り専なる時昼見
たる事或は聞たる事を夢に見るく殷の
茂丁の常に良弼の臣を得ん事をおもひ
給ふ故に夢に依て伝説を得給へつ
文宣王も道の裏るに及んでは夢にだも
周公を見ずと宣へり皆是等の類思ふ事
見る事聞事に触て夢を見る其證拠
には終に見ざり国しらざる所を夢に見る
事なし我朝にては中華天竺の山水を二
人も夢見たる事なきを以知るへし
古語に南人不レ夢死人不レ夢レ夢レ象といふ
事あり南方の国には駝といふ獣なし
北方の国には又暮といふ獣なしさるに依て
南人は終に見ざる物故に馳を夢に見ず
北人は又終に象を見ざるによりて夢にも
見す此等の事にて見ず聞ざる事は
夢見怒物といふ事を知へし又臓より
夢見るといふは仮令は腎の実したる〳〵は
水を夢見虚したる人は火を夢見る類也
一腎ハ北方ノ水ニ美ドル火ハ又氷ト互ニ剋虚したる人
スル故虚スレハ必大ヲ夢見ルナリ
虚したる人
寝て遺情するは保事あたわざるに依也
是雁より夢見る也又一説に陰気の人は
水を夢見候は水陽気壮の人は火を夢見
陽は火
るといふ事あり場は十一丁
一是等皆一躰の盈
ナリ
虚消息は天地に通ずり故也すべて夢は
我心より生し我病より生する物也外より
五臓ノ夢ノ委コトハ素問
来る物にあらす
精微論ヲ見ルベシ
又夢に
よりて吉凶の差別は有べからす所謂
一痴人の面前に夢を解がごとし
又問胸に手抔を当て眠る時は必おそろしき夢
を見るはいか成事にや
一対曰胸に手を当て寝時は気血通ぜず
故に物に押へられたるがことく出そろしき
心生ずる存也仮令は帯を敷て寝時は蛇を
夢見るがごとし是気の自然に交るによつ
列子穆王篇ニ云箱帯寝則夢蛇飛
て如此事あり
鳥喞レ髪則夢レ飛ト云云云
惣じて種々の事を夢に見るは意外に
感じて魂寧からずおもひやりての夢なり
夢を信じて心を惑すは愚の至りなり
何ぞ夢に吉凶あらしや既に斎の荘公
の時妄に夢を信じて自害したる事
あり
詳二号覧
ニ見ヘタリ
又聖人に夢なしといふは
一道家の言也所謂古之真人其寝不変
此語荘子誰角子
といふ是也
サ是虚言の間に
文中子ニ載ス
一寂然として天地を友とし山川を愛し外
物に触ざる時は心静にして自夢なき事
知るへし然れ共我道の聖人は古今に通み
万物の理に亘りて好ひて樹下石上を居と
する事なく天下を胸中にたもつ故に
常住政道の事を忘れず孝悌忠信の
事を思ふがゆへに黄帝の夢武丁の夢
一孔聖の夢皆其徳によつて夢見る事
あり其余の夢の説は徐春甫が古今医
統に詳なり又耶鄲の花といふ事佛氏
の一公の無常の譬喩なり唇の開気
中に呂翁といふ者盧生と云肴と同じく
邯鄲の邸に宿す家の主黄梁を炊
て是に与んとする間に呂舞袋の中より
枕を取出し盧具に授ていわく是に枕
せば栄曜汝が心の侭なり夢を見るべし
と云けれは盧生悦び彼枕をして師けれは
いづくともなく百官多く来りて天子の
ごとく尊四季の遊景はいふにたらず好衣
一珍膳心の侭にして王位にありて五十年と
覚し将夢さめて見れば亭の長がいまだ
ベンセツ
此こと異聞録
一黄酒をかしきおわらざる間也此
枕中記ニアリ
此夢を見たる盧生が心ざま知れてあさ
まし常に栄曜歓楽を好心深きに
よりてかやうの夢を見たり予に於て
盧生を道人といふ事を得ず
又問昔一人の民其母の死んとする時に
臨ていわく死して地獄極楽といふ事
誠にありや夢に来りて告てたべと
言しかば母諾して死ぬ其後一両日すぎて
彼母夢中に来りて成程地獄極楽あり
恐へしと云かとおもへば夢さめぬ彼民是
より仏道にいりて偏に行ひすまし
たりといふ是いか成事にや
一対云是もおもふ事を夢に見たる也
一人一度魂散じて何ぞ二度来るべき
人として親の臨終には哀痛惻恒の
心深く何とてさやうの事を頼まるべき
然るにさやうの事を心やすくいふ程
の無道人迷ひたる人には又それ程の
迷ひの夢ある也畢竟仏道は後漢の
明帝の時漢土に弘利欽明帝の御
一宇に我朝に渡れり明帝欽明帝
以前幾千年のあいだ終に地獄に堕
たるといふ事をきかず。地獄といふ事を
しらねば夢に見たる人もなししかれ
は彼民も母存生の時頼しゆへ定て
夢に来りて吉給ふらんと待心より
さやうの夢を見し物也なんそ夢中の
一問答にて天糞地獄の有無のを沙汰せん
仙人之翫
或問曰仙人といふ者は千秋万歳の齢を
たもち霞を喰ひ気をのみ雲に乗風に
翔ると云伝り是いか成境界ぞや又其流
なりとて火をのみ水にいりなんにとすか
魔法師といふ者あり是等はいかやう成
術をして自由自在の行跡をなす
ぞや
答云仙人といふはある事にして又なき
物也風に郷雲を翔りといへとも雖
ありて終に見たる事なし亀に乗
鶴に駕し鯉に乗抔といふ事は皆
神仙家の書に乗たる事にして正
史実録にある事なし是皆葛法
一劉白が輩の云出したる辞也六経の中上
に仙といふ字曽てなし列仙伝に始めて
出たり彼輩黄帝老子を祖とす其身一
を修し歌を養ふには至聖公を祖らす
といへども誰とがむる人なし千歳の寿
を得りの万年の命を保のと色々に寄
命の天より命ある事をしらずして
私する輩黄帝を祖とする事いわれ
なし抑道家の教は聖人の教に対し
ては異端也といへとも仙人の輩とは各別
なり彼道は虚無帖懐清浄にして
無為寂滅を以て本とするによつてま
じへ合せたる成へしすべて上古は人の心
直にして智深し故に仙のなき事を
しれり末の世の人は道なくして智
浅し故に猥に仙道を信じて長寿
を顧へり夫人は上寿百歳なれども
百歳に満る人希也生して死るは
必然の道理也然るを推して長命を
得んとするは天の命令に背き我に
淫するといふ物なり天物を生ずるに
仁を以す仁といふは万物互に犯す事
なからしむるをいふ也鳥は樹にすみ
魚は水に住獣は山に住人は中国に
すんで中正仁義を行ふ時は互に相犯
事なくして万物各其常を得なり
人として人に交はらず鳥獣の栖に居
る時は道にあらずして其所を失ふと
云物也角いへばとて人の山林幽谷に
引籠て住を一筋にあしきといふには
あらず道医世に行なわれず諸事我
心に違ひ抔せばいかでか碌々として
世に交はらんや其時はいかを山谷へも引
こもるが道なりきやうの事もなぐ只長生
ばかりを願て山林に隠るゝは道にあらず
彼仙道を聞に葛法三ツの品をあげたり
上仙は此身をもつて虚空に昇る是を
天仙といふ又中仙は名山霊地に住是を
地仙といふ下の仙人は形を脱て気のみ
天に昇る是を尸解といふといへり
彼遁の説掌をうつて笑へし然れども
身を慎事なく不養生成は道にあら
ず身を修し養生よろ敷はすこしは長く
生延ん乎稚子も男女の精を交ず世事の
一的労を離れば少は生のびんと宣へり
一譬ば炭の火のとし風前にをけば早く
寒灰となる風のあたらざる所にをけば
久しく保道理也然れ共すこしの七生
を貪て一生の大事を禽獣のことくせば嘆し
からざらんや又身心を安くすれば長寿を得
一労すれば短命也と心得るはせまき事也夏の一
一禹王は洪水を治給ふとて天下を巡りて甚労へ
し給へども上寿百歳を保給へり又顔渕は蕭
然として陋巷の間に臥し箪瓢の外一
物も外物に触ざれ共三十二歳に死給ふ是を
以て見れば身心の苦楽にもよらず夫老子
の教といつは道を行て道とすれば変ずる事
あり是常の道にあらず天地春秋の運行五常
の正敷も皆変々化々の道也とす只天地未分
の妙我をもつて道とせり是我道の
一大極のごとき物也大極来分の時何ぞ元享利
一貞の名あらんや寂然不動なる時はめ何ぞ
五常の名あらひや役に無若は大地の始万物の
一母也と説り故あるかな今の仙道を
修するといふ者老子の道には似るべくもなし
又魔法師放下師抔といふ類は是天竺より
始り来れり彼国にて庸婦愚夫を拵
すの一術なり前漢書張騫が伝に梨軒
以二眩人一献二于朝一ニとある註に眩は幻と同じと
あり是魔法師の事也臆人といふは人の
眼を昧し迷す儀なり今の刀を呑火を痛
一豊の上に瓜を生し鉢の中に樹を植
人を屠馬を戮する術是なり是皆本
なき事を誠のやうに見する術なれば
一畢竟は見る者の感なり放下師抔の仕
一業手ばやき盜のごとく疎き人の目に見せ
ぬやうにするを愛し好んで見る輩は己が
感を愛する也
又間人を呪咀するといふ事いか成事ぞや
一答云邪は正に勝ずといへは邪なき人を
いか程祈るとも豈其しるしあらんやもし
一邪ある人を神に告て祈らば其しるしも
あらんか悪をなせば悪気是に感して悪
一起ある道理なり畢竟己が力をもつて
恨を報じがたきにより又己が身に害をかけ
ずして恨ある人を殺さんとおもふあさまし
き心を神はうけ給ふまじき道理必然なり
唐の伝奕といふ者朝僧に頼ておのれが
身を祈らせけれども曽て其しかしなかり
しとなり神は非礼を稟たまはずとあれば
かへつて咎其祈る者に帰す恐るべし〳〵