浮世夢助魂膽枕
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- 歌川國直畫
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- 歌川國直畫
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- 日本語
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- ウキヨユメスケコンタンマクラ
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- 東北大学
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
式亭三馬作
歌川国直画
浮世夢助
魂膽枕全
亥春
鶴金
式亭三馬作
歌川国直画
浮世夢助魂膽枕
江戸書林し
十一日
浮世夢助魂膽枕三十三図
前後
第一章第四号ノ図書ヲ
同断
滑稽之道鄙ニ而陋。戯作者之患。可以與如及其望也難通人
一同志の其
亦有レ所レ不レ知焉。戯作者之癡一レ以能行一ノ焉。及至其一也雖打
之巻
上之者
渾亦有所レ不レ能焉。見試之大也之猶有所倦。故戯作者
語レレト大ヲ看官莫二能ク載レ焉。語レ小ノ看官莫能ノ破一リ馬ノ詩云ノ詩云ノ詩言ヲ
戻天魚躍二于渕。其上下察也。滑稽之道。造二端。平戯作
者ニ及二其至レル也察一リリ二二一下二レ翻レテ夫子之言一以補二半張之闕
式亭三馬題
四分
世の中はないものくはうの人心
めづらしいものでなければうれしがらず
あきなひなどもあたらしいことを
おもひつけばたちまちおつかぶせが
おほく出て本家か出店か
ちや〳〵むちやくのせちがしこさ
こゝにそんじよそこの何とか
いふ所にうきよゆめ助といふ
ものありけりなんぞ他人の
まねぬあきなひがありさうな
けるは先祖より
もちつたへし
盧生相傳
かんたんの
まくうといふ
たからあり
これを世の
中の人に
かしてわが
おもひ〳〵の
やめを見
ものとちうや
こんたんをくだ
きけるがそのこん
きけるがそのこん
たんからおもひつき
させてその
ゆめをあき
なはばおつ
かぶせのさた
もなくよき
かねまうけ
ならんとまづ
町〳〵
高札な
引札を
引札を
くばりぬ
〽ゆめにぼたもち
ときてこれは
うまい
せんさく
〽わつちらが
見ては
すぢ
むちうで
わかる
まい
〽たからふねども
売るかと
おうたがひも
ゆめ〳〵うたがふ
ことなかれで
ござります
をしいほしいくひたいのみたいの外にまた何やらもつねにねぐへど金銀壱そくで思ひをとげざるゝ
世のならひなりかくるたぐひの人〴〵えいぐわのゆめでたのしまば何よりのさいはひとてうきよや
ゆめ助が引札をわれも〳〵ともらひうけよむ間おそしとひらき見ればそのもんごんにいはく
とかくじよさいなき世の中ゆめ助が
ゆめをあきなふからのおもひつきにて
あしかのやうなるねが
ねごいのとひるね
ねごいのとひるね
ねごいのとひるぬ
すきりひるねを
はじめねぼける
虚生
かんたんのまくらならびにきつきやうおんゆめる故おほやすうり
甘鄲枕並吉凶御夢類大安売
子のねぼけに
いたるまで
ゆめ助が
しいれを
するとは
とんだ
事なり
〽これ〳〵との子が
ねぼけて
ならねへから
ねぼけは案
ふめねへす
□□□□□□□□□□□□□
ばこの
ばこの
〽はらひ大ねふり賀
ひるねはござい
ゆねふりをかほ〳〵
相伝
乍憚以口上書奉申上候
各様益御機嫌克と申又文言はめんどうだから公儀先祖より
一各様益御機嫌克と申候文言はめんどうだし
名東にくはせ申候東西〳〵にくはせ申候東西〳〵千代鬼祖より
大のしわん。ほうにて少しなりとも金銀の出ることをきらひ出見
ゆさんなど相つゝしみ年中在宿ばかりいたし家業をいちづに
相まもりしんしやうむき日をおつてよろじく罷成金子おび
たゝしく所持仕候へども人にかしつけ候てはへんさいの所心もと
なく存候に付一向他へまはし候義不仕先年よりまうけ
ため候金銀のこらず土蔵へしまひおきそつくりと忰に
やつりいたしいんきよ仕候しかれ共生得らくを仕候事
きらひゆゑいんきよと申すは名のみにてとかくせはやき候に付
悴ことの外うるさがり此度別宅仕候而隠居のなぐさみ
ながらあめを商売仕候尤来る正月二日の夜よりみせ
びらき仕候右しろものゝ義は前にも申上候通り私しわん
ぼうみ付まいばんゆめを見候てこれを一生のたのしみと
仕りたゞいまもつておこたらずゆめ見申候すべて人の
たのしみはかず〳〵御座候内にゆめほど徳田なるたのしみ
無御座候そのしさいはまづいか程のおごりをきはめ候ても
一銭もいり不申ある時は万人にまくらをかはし人の妻と
私儀先祖より
こんなん
式
ねぼうできやくをそまつにする
けいせい又はあしかめやうに
ねてばかりゐるしんざう
なり
〽やりて
一丁
きのどくだと
思ひしても
どうしてかねむくて
なりいせん
ないしようの
ぎん
ねずに
〽けいせいの
ざん
〽わつ
ちがねごと
ちがねてと
はぎしりを
はぎしりを
するのもまけに
そへてあげいせう
ねんごろいたし候てもしりの参るきづかひ無御坐きられ
候てもしにも不仕たかき所よりおち候ても身をいため
不申人におひつめられ声出不申大きにくるしむ事ある
とも病気になる程の事無之もうじやに詞をかはし候ても
多分存命の時のありさまゆゑおそろしくも不存元来
あしきゆめとて気にかけ不申候へばわざはひも無之又
よきゆめとてあてにもならぬ事ゆゑ銭つひえとなじ
いはひも不仕これによつてさいはひも無之なか〳〵きさんじ
なるものに御座候間ゆめをもつてたのしみといたし
候やうにと親の申付を相まもり十五歳より七十五
歳まで六十年の間ひとばんもおこたらずゆめを見
つゞけそのうち病気にてねつ気ある節は昼夜に
かぎらずたくざん見ためおき候をあきなひ仕候むよし
よりひとのゆめを買取候て大福長者に罷成候事
和漢にためしすくなからず候且又不功者なるゆめ
はんじにうらなはせ候へばよき御ゆめをもさん〴〵なる
はんじかた仕候ゆゑ私方には上手名人のゆめはんじ
かゝ見置候何時なりとも被仰付可被下候
一直段は格別下直に差上申候しろ物之儀は随分ぎんみ仕
つぢつまのあはざるあとさきもなきゆめなりなりしまり
なくたはいなき所をたくさん仕入置少しなりともあり〳〵
としたるゆめまさ〳〵と仕候歟無之ゆめの精霊妙情ほさつ
うけ合うりの品に御座候乍軽ほか〳〵のゆめと御見くらべ
の上御用向奉願上候
一惣而あしきゆめ御覧の上御きにかゝり候節は御注文通り
のよきゆめと引かへ差上申候尤吉夢とても御意に叶ひ
ばんとうさんの帳場の
ゐねむりてつちどいが
くちをばつくり
くちをばつくり
かしろへ
ひつ
不申候はやは何ヶ度もとりかへ差上の申候下物にうけことり候
御ゆめはゐなか白きへ相まはし申候ゐなかは止所者あしき
ゆめに候とも吉夢と思召御しんじ被成候由者すこしも
さゝはり無之事に御座候
かへる
ゐねむり
又はうつ
つつぶしての
だかいびきあるひは
かほをすみで
ゑどられ小便に
おこされてはねぼけ
戸まどひをする
よほど
おね
だんに
しかし
はなの
したへ
どうじ
がうしを
おかき
などが
なります
れば
かつ
たに
これは
うづ
まきで
一ゆめはさかゆめとてさかめ御好の御方様へは御座候
松露
〽二かいからおちたるゆめはさかゆめに一かいのぼるしるしなりけり
ト申す狂哥にていはひたるたんざく紙そへ差上申候
〽ゴウ〳〵に
むにや〳〵を
三十八文
はなへ
一御初夢頬品々二日すぎ候へば赤段格別に引さげ差上候
一冨士の御ゆめしな〴〵
一鷹の御ゆめしな〴〵
一なすの御ゆめしな〴〵
一春約御ゆめしな〴〵
ふじにつゞき候御ゆめ
一あしたか山つくば山みかみ山みほの松原その外しな〴〵
たかにつぎ候御ゆめ
一とびみゝづくの類四十八たかの外夜たかにいたる迄品々
なすにつぎ候御ゆめ
一さゝげ木うりとうなす并にあさひなのせりふにいたる上品々
ごりつしんむきごきつさう
一御立身向御吉左右御ゆめしな〴〵一無難御つげ霊義品々
一侍寄連作御ゆめしな〴〵一御女中向芝居舟ゆさん御ゆめ品々
□□□□□□□□□□□□□
ゆやのばんとうのゐねむり
やくみがゆをたらま〳〵と
くみながら人のさむいをも
かまはずにねむるやつ
あるひは本を一まい
よむとねむく
なる人あるひは
めしを
くふと
すぐに
ひるねを
する人
ちよつと
行てくる所が
あるがまづ
ひとねいりして
又は夜れ四ツの
おぎてから
ゆかうといふ
なまけもの
ひやうし木を
まちかねる
人〳〵をみな
あるきける
一名方御くすり御灸具御夢想品々但し万病によし
一御子息様方女郎殿の御ゆめ并にうちたえたるあひかたに
御あひ被成候御ゆめしな〴〵
一ほれたる御女中に御あひ被成候御ゆめしな〴〵
一京のゆめ大坂のゆめ品〴〵
一名所古跡の御夢并に唐へ行たやうな心もちの御覧しな〴〵
一ばけ物ゆうれいの類こわき御ゆめしな〴〵
一ゆめともなくうつゝともなく御春通にも相成かたき御ゆめしな〴〵
十年つゞきより五十年つゞきまで
一ろせい相伝えいぐわのまくらせ
但しはしたにはざし上不申候
此外しな〴〵沢山に仕入置候間幾久御用向被為仰付被下
置候様奉願上候〇御うろんの御方様はまづ一トねいり御ためし
の上御用ひかち下る
磯野橋筋いびき町むにや〳〵能く寝入ル町
南柯堂
浮世屋夢助
半四郎田之助団之助
文金三を紅おしろいで
ぬたにしたといふうつくしき
ぬたにしたといふうつくしき
娘なれどひるねをすれば
はをぎり〳〵とかむやら
つまらぬねごとをいふやら
ねざうがわるくて玉に
きずだとひやうばんの
しろものありこれらはとり
わけ大極上上吉むるいとび
きりの品ゆゑ時屋へ売て
よほど利を得る
〽わたしらがあの子はねごとが上手で
いびきがたかしその上にはぎしりは
きみのわるいほどよくかみやす
ねがへりはどさァりどさりとして
ねだもおちるばかりにひゞきわたり
はないきのすさましさ百千のいかづちも
いちどにおつるがごとくなりてんつてん〳〵
直をよく買ふかかはないかふたつに
ひとつのへんとうはなんと〳〵と
よばはつたり
○此おふくろがうぎと
のり地でうりつけようとする
〽なるほどねごとのやうすをきいては
御じまんなさるほどはあれどをしい
ことにはまつぱだかで大の字に
ならぬがざんねんいびきのはなへ
ぬける所がチトふめませぬけれど
ものいはず三両さ
〽おきてゐるときは気がよくてねこの
やうだがねるとうしのやうになるねごとにいびき
図をかむおとはないきのすう〳〵よほどにぎやかなむすめだ
こんたん
おふくろ
〽此子はや
又ねびえを
するだらうに
かけてやる
そばから
モウ〳〵やるせが
ねへぞ
〽ヲゝいてへ
さつまいも
うれしいは
金さん
おもはせ
ぶりな
なんだな
それ〳〵
とんびを
おはぐろ
□□□□□□□□
こいつは妙だとさそひ
つれてうきよや夢助が
が家へ行見るにまづ
はじめはいしぼとけ
などのあるたんぼの
ゆめ助が引札を見たる人〴〵
山出し下女
やうな所を通ると
おもひしに辻堂の
かたはらにかやぶきの
家ありそこをぬけて
ゆくとおもへばおやしきの
やうになり又お寺の
やうにもありて
りつぱなる家かと
おもへばながのう
れんにてごふく
おいらん
き敵義さを
一
やのやうなる
こしらへなり
内へ入てみれは
茶がまなど
ありてどうやら
ゐさかやとも
おもはれもちや
とも思はれ見て
山大きな門がまへとなり
大きな門がまへとなりて
ゐしやさまのやうだと
ゐる内にいつのまにか
とへば大八車なども
かたはらにありハテ
ふしぎなといふ内に
一里あまりのふるいけの
べんてんさまがある
こゝはいけのはただ
がと思ふと五重の
はたへ出て見れば池の中には
じゆしや
〽とうがあるのさうすると
ぢいさま
一〇孔子はゆめにだも周公を
見ずとの給ひしがわれ
いかにもして凡子に
ばあさま
〇なじみの
ガラいゝけしきだ
どうぞこゝにいり
までもゐたいもの
だと思つてゐると
まことに〳〵なんともいへぬきれいな
せんすいがありてつき山などが
せんすいかありてつき山などが
どうもいへぬけしきだから
わきの方を見
たればむさし野の
原ともいひさうな
原が何里とも
なくつゞいて
ゐるこれは
むすめ
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
とふと
むかふ
の方は
国もおよ
ばぬ
ほどの
むすこ
あらすでとほ山などの
けしきそこへやね舟にのつて
かつををつりに出たと思つたら
やつぱりうきよやゆめ助が
家の内にて
なること
なるほど
ゆめのやうな
はなしなり
○にのゝたかむらは
ゆめの間にぢごくへ
かよひしときけば
一けれもぢごくのていを
見たいといふぢいさま
○三ぞんのによらいさ
三ぞんのによらいさまを
あり〳〵おがらいさまを
手代
あり〳〵おがみたいといふて
ばあさま
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
世をはか
かみてゐる
ことだ
らう
どう
新助
ゆめに
なりと
いふ
らく
むすこ
○しば
見たいとおもふ
はこいりむすめ次へつゞく
つゞき
○二かい
はくは三浦やの
高尾をあげて
げいしや惣
じまひに
浦やの
○ゆめのかたちに
それ〳〵のれが
つけてあるなり
ゆめをむすぶと
あそび
あそび
たいと
おもふ
手代
○此ごろは二十四文の
くめんも出来ぬどうぞ
してはきだめお松に
あひたいとおもふ
○此たてかけて
すなはちこれなり
〇此たてかけてあるゆめが
ごつたになるとき
いりくんだゆめを
見るなり
つぢぎみ通の
をりすけ
○ゐなかのばあ
さまがこひしくて
ならぬがゆめに
おの〳〵
ゆめ助が
方へおし
かけはや〳〵と
かんたん
でも見たらば
だんのうする
さいそく
しければゆめ助
だらうと
かんたんのまくらを
出してちうもんにしら
いふ下女に
までがひゆめのしかけ進するどうもら
いたるまで
無事なり
此ゆめはちつと
さいくが
わるいこれは
あともさきも
ないゆめか
又は目が
さめて
わすれて
しまふ
ときの
道具に
いふ
御夢想のちう
もんがあらばきう
んもチトきたつ
たぜさう
中之表
まはらずよんどころなくみやうだいしんざうの
見せてごましておきけり初ゆめをうれし
宵二日のみせびらきゆゑおの〳〵
初ゆめのことなれば一ふじ二たり三なすびの
がるはいづれぞくぶつのことなればふじと
つくばもわからずたかと
とんびもしらねど
とうなすばかりは
こけにもわかると
むちうで大きいと
おもひの外これも
ばかりおもつて
ちうもんおほくてなが〳〵わりどこでも手が
おもひれにて一つくば二とん此三とうなすなどを
しまふ
○ゆめ助は
人形つかひが
がくやをはたらく
といふ身で
といふ身で
くろごの
こしちへなり
四
〽ゆめも
はんじやうで
どうでもなり
やす一ぶじ二たる
みなすびを
わるくはんじれば
まづしやく金が
ふじの山ほど
あれどたかで
なすことが
ならぬと
いつたら
どうする
〽どうする
〽此台の上で
ねたすがたは
たゝみやさんの
ひるやすみと
やすみと
きてゐる
〽コウ〳〵
びちや
今までの
うちに
したなめ
すりを
とだものは
ふれひとかだ
どいつでも
まねて
見る
ことなれば
ゆめの
いり
ぐみて
びらき大入の
ちうもん
ゆめ助がみせ
がふやら
甘草打
先刻のざい
先しのざい
けんは大ぐわん
じやうじゆう
かたじけないら
大ぐわん
ぢいさま
初日のことゆゑ
大きにをち
のこらず
すこたん
ぢごくを
のていを
見たい
いふ
ぢいさまには
芝居を見
だいといふ
むすめの
やめをみせ
ければぢい
さま目二
がねにて
つく〴〵
□□□□□□□□□□□□
はな
はだ
いふ
かる
ぢいさま
いはく
〽はアおそろ
しい人のあた
まだあれが
皆ざいにん
とみえる
なんだきつ
ねもあり
ねづ気
さるも
てふくも
見えるが
はゝやちく
ハテすごいことの
しやう道に
あの男おほも
真赤だい
さだめて血のいいへ
おちた人だらうし
こわいかぼをして
目を白く黒く
してやらむ
やうすだが
これがすなはち
これがすなはち
しゆら道のくげんと
みえるは二ツそとつしい
の姿
子師か
千本さくらの
きつゆへにばか
せなかに
せなかにきつね
火をさして
ゐるへさて又
さるが
ゐるから
金太郎
の場ろ
思へば
御とま
場の
まくで
しかも
になか
ゐに
ゆめに
ねつから
茶ばんの
愚あん
するに人を
なるぐし
斯ノ軍林
先聖孔子にまみえ
たいとねがふ儒者の
所へどうした間ちがひ
やら三ぞんぶつ
らいかうありて天人
朱子文集
あまくだりみめうの
おんがくこくうにひゞき
九ほんれんだいより五しきの
花ふり紫雲丹しのかたに
たなびくとゆめみてじゆしや
もつてのほかはちたつ
これすなはちばあさまの
ゆめととりちがへたるものなり
○ほとけつげて
のたまはと
儒者
よきかななんぢ
仏法しゆぎやうの
くりきによつて
をく万がうがしや
なゆだあそうぎの
ざいしやうをしやうめつし
西方ごくらくじやうごとの
とほり町はすの
うてなの
うてなの
うくすゑも
朱子語類
○二程全画
中
此はこがきの
書名で先生の
がくもん
まじめと
たり
〽われいやしくも
ゆめに先聖に
まみえば
一余波子孫に
およぼして
百代の大快事
ならずや
なんぢみぞん
ぶつの身を
もつてわれに
なにごとをか
はく
すみやかに
くわうみやうを
ひつこませろ
そめちんが
安らく
せかいへ
みちびく
べし
ごしやう
だいじや
かね
ほしや
しん
で
〽興端虚無
くわくやく
まぼしくと
まぼしくて
ならぬ
寂滅のをしへをもつて
一
聡明暦智のわれを
あざむんとやおろら〳〵
なんぢわうごんのはだえと
上人はわるかれ
われよかれ
なつもこたつにあたりましよと
行住坐臥にわするべからずソレよしか
いつすんさきはなむやみだぶつ〳〵
〃
いふてよくしんまん〳〵のしゆ
じやうにほしがらせあるひは
百味のをんじきといふてぞくぶり
をばしたうちさすともわれ
なんぞその手をくらはんやコリヤ〳〵
天人どもふゑをやめろやかましい
なんぢらも雅楽をみだすやからぢや
天人とはいへども五すい三ねつの苦を
まぬかれざるかれうびんがの身として
女だてらに裸体をあらはしこくうにひる
がへるゆゑ下岩からふなだまさるが見えるは
はなはだびらうせんばん
ヤイ〳〵二ぼさつめつたにはなをふらすな
ごみだらけになるぞ
コリや紫雲たなびくな
きり〳〵と十万をくどへ
きえてなくなれやい
いつすんさきはなむやみだふつ〳〵
那那佐
甘草
二かいを
とめられたる
いろきやくにあひ
たいとおもふけいせいの
ゆめにはさいぜんのぢい
さまが見たがりしぢごく
のていさうあらはるゝ
此時けいせいがいぜん
としておどろくべき所を
そこはおいらんするした
ものにてさらに
からへいけなものなり
唐のふうでいはゞ闍羅
天子そのき
天子その時正色ありて
〽チトこふうだが
といは
ねば
ゑんま
めりぬからそこらはうけて
くだつしおれもねなし
ぐさでは王子ろかうに
ほれた宝暦年中の
いろ事師だからやぼは
いろ事御だからやほは
いはねへによは二かはやい
ことがいゝそのじやう
はりのかゞみを見なんし
ぬしがしやばでおほ
くのきやへをてくだに
はめて安語戒を
やぶりしそのつみ
いくばくと思ひなんす
万客嘗といふその
したをごくそつにめいじ
したをごくそつにめいじ
てぬかせる
から
さう
思ひ
なんしと
ゑんま
さま
おいらん
にかぶ
れて
をつな
ことばをつかふやつさ
〽なんぢこのところを
いづくと思ふぞ
しやばを
さること
十千万
余句出味
浩助たる
大ぢごくの
こゑんま
りうきう
王宮
なるぞ
十二ばからしい
ことがある
をやだま▼
ものか
邪水泡
〽ちよつと見なん
あのまあこわせい
かほをさしつてさ
ぬしはまじめに
なりさつて
ゐさつ
けいせい
七ン五
これき
〽わつち
ちァ
きやく
ほどは
とうに
うそば
つきり
ゑんまさん
ならばしほを
なめておみせ
なんしヲヤ
せんよ
今ぢやア
きやくじんの
ばからしい
ほうがよつ
○ほどうそつ
つきざいます
一ハ二サわつちらは
うそがもとででさんす
十人が十人ぬしには
ほれねへけれど夜具
をばこせへておくんなんし
といつたら正直
十一
ものだといつて
きやくじんが
きさつ
しや
らうか
よく
まあ
つもつ
ても
おみ
なんし
ばから
しい
計戦帆
なじみの
女郎にあひ
たいと思ふ
むすこの
ゆめには
大野へ
〽おれが名は
丘あざなは
仲屋その先
孔子さまが
あらはれ
給ひければ
したゝか
いげんを
きいて
めをさまし
きもを
つぶす
しのたまはく
子曰
□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
}
〽われいまだ
Q
徳をこのむこと
いろをこのむがごとくするものを見ずと
やらかして藤伯玉が内をずいとくじにしたが
霊公ばかりぢやけねへてめへも女には
のろいぞはテサ賢を賢として
いろにかへたがいゝ
むすこ
「けんをけんとするなら
ぎり
に陬邑は
どうだ
むすこ
〽めしも丘さんといつては
一興に悠々たか宇宙間の道人だが
一仲屋とはをつな仇名がつきやした
宋人なり父は
叔梁純母は
うかうじしうじねん
禎氏魯の襄公二十二年
須氏譜の
庚戌の年十一月庚子を
もつて魯の昌平卿の
門邑に生り
ナンじわかるか
これはからの
にんべつだ
おれも
履歴と
いへば
ひとがら
よくきこえる
がほう〴〵まご
つきあるい
たよ
てめへも
所さだめず
君候に
ならぬ
〽相心し
おほし
やれ
しばゐを見たいといふ
むすめどうしたことやらばけ
ものゝゆめを見て大きに
うなされひやあせびつしより
にてめをさましけりこれは
どなりざしきにゐるひとの
あつらへとまちがひけるかたゞしは
作者がこまつてしたことか
おつてかんがふべし
一札之事
〽のうこはや
たすけて
たべ
一此女の詞は宝暦明和年中の作者古人丈阿の口調を
出さいれ候て半張作用申所実正也為後日仍如件
借主三馬
沼津沼津波
一婦ばかり
つかんで
ぬるから
おほこ
大手を
かけられ
〽ちかごろ
よみほんと
くさ
ざうしに
ざうしに
ばい
しかたが
ても
ねへ
ものが
出すぎ
たから
御見物
さまがたが
又ばけもの
そして
お手は
いかゞつ
むすめ
かとおつ
しやらぬ
おほやう
大きな
やうに
手に
ナント云
したが
新手な
だらう
三うらの高尾をあげてあそびたいといふ
手代のゆめには折助がのぞみのつぢぎみ
あらはれ出〽サアおよんね〽さいねへ〳〵と
よびかけゐたりしが手代はむりに
引ずられてほう〳〵のめにあひ
やう〳〵百文の銭にてあつかひ
これも大あせで
めをさます
□□
芝本
月廿九日
ゆめに
かたかとは
えんきがよからう
おあしを百文たゞくれては
ひとすぢよたか
指あそび
〽たか尾の
手代
〽たか尾化してよたかとなるとは
一月令をさておき今見るゆめにも
しらなんだ百で
かんにん
百かんにん
損料とは
これ百くわん
おんこんりふの
地口だが
こくらくをおがみたいといふ
ばあさまのゆめとゐなかの
ばあさまにあひたいといふ
下女のゆめがとりちがひ
ければばあさまふたり
さしむかひにて
をかしくも
ないことばかり
いつてゐるなり
之
下
〽どこのおばあさんだか
おめへはどうやら見申た
やうだおたがひにとしが
よつてはいくぢはござりやせん
おめへのおとしは
いくつだか
わたし
よりは
おわかい
やうだ
よりは
〽わたしらは
なめものと
ばあま
おとうふばかりの
たのしみさ
おによらいさまの
おむかひをおまち
申すばかりのや
にやむあみ
那部忠
〽はなおちて
いちにこそ
し
辻君の
なさけ
あさきと
かさ
ふかきと
なにおまへ
わかくもこざり
せん
これでも
七十
に
なるが
ことしの
せいか
いろけも
うすみぎ
やした
なんにも
とりえは
がない
まめ
いりが
がり
たべ
その
かはり
にた
まは
まつ
られて
たこや
あはびが
かみ
きれる
ぶんの
ことさ
やう〳〵
しろ
その
はず
さ
おまへ
七十二
の雲
月やくが
また
ゐなかのばあさまと
思ひの外下女がゆめ
にはむすこの見たがる
けいせいが出て来て
おやどのしゆびを
あんじるのイヤ
いつの世にはれて
あはれるやうに
ならうのと
うれひたつ
ぶりをあびせ
〽よしのどんこんたの
おいらんぢやァどこに
ゐさつしやる
〽しらねへは
かけられ
下女はふしぎの
思ひをするされば
思ひをするされ
時によりて
わが思ひも
かけざる
〽あをやき
ゆめを
見る
事
みな
かくの
ごとき
たぐひ
にして
ゆめちがひの
なすわざ
なるべし
〽こんたは
どけへく
〽山口
巴の
内へ
やく
そくの
ものを
とりに
これさ
ぶしやれ
さつ
しやん
なよ
〽ぬしもさぞ
ふじゆうで
こまらつしやる
だらうとおもつて
つがふしておいた
ものもありイすけれど
とゞけるたよりも
おつせんから
じれてばつかり
をりイさなヱ
まあこゝに三両あるから
もつておいでなんし
それにしても
ちよつとそこまで
きておくんなんし
トいろ男への
あいさつをするゆゑ
下女
下女びつくりして
あいさつにいはく
〽ことしのだんなさまはつとめいゝ内だから
あきもモノふじゆうはござりやしねへわしがふるい
ゆもじとはなぞめのづきんがあつけへモノこんどのぜうげに
とゞけてくれせへ用はそればありだにしが来ただら
小づけへの二百もやるべいとおもつてきうきんの内をのけときやした
てらめへりぜににさつせへよそれにあんだ三両の金上もらつて
どうしべいたまげはてらがはんゑりとすそまはしイかへばあんでも
ほしいものはねへ三両あんにしべいちよつとそこまでもいどめへもんでもねへが上
十七匁
こそばやだら
よさつせへ
今めしを
くつた
八アだめな
こんだ
卯一朔枕
よたかにあひたいと
思ふをり助のゆめ
大まちがひにて
かの高尾をあげ
づめげいしや惣じまひ
といふ手代のゆめ
なりければ
をり助
まつかな
かほをして
かたすみへ
じり〳〵と
ひつこみ
あたまから
あたまから
大ぶかし
のやうなる
ゆげをたて
ぶる〳〵
ふるえて
ゐる所へ
あまたの
げいしや
おしかけ
来り
ければ
たちまち
めをまはした
コレ
だんな
いふまい
おらが
だんなでも
〽おれがはじめるのかエ
ハテこまつたもんださかづきでは
手がふるえてならねへから
ちやわんにしてへひやで
きゆつとが
よかんべい
ござつたかと
おもつて
ひや〳〵
〽だんなモン
ちよつと
おさか
づき
とおもへば
ゆめは
さめにけり
折助くだを
まいていへらく
〽いたらかひの
につけが一本四文
かんざけがいつぱい
十六文これは
ともさきの
しやれたら
ひやかしに
いくときは
四又一合
ゆとうふ一ツ
むぎめしなら
とろ一ぜん
中だいお一人りさま
といはれては
名たかい男だ
そのうへにてんぶらの
あげづめ四文屋の惣じまひも
したものだアゝ
つがもねへが
おあしもねへ
下下包
一板元御預ろう申上候
つやふきん
艶布巾
料三十二文
世の先訳布とは
別品にて此布
一代薬気
うせ候事
無之
鉄物類
一式
池戸物
ほち物
し
色附物
其外三弦糸
を此布にて
しごけは
ねじめよくなる
希代の奇誓也
深川隠士
裏所
四月
船次
鶴屋金助
よみはじめ一
たにまた
くる音楽福
ゆめの
ふたみち
となづけ
たるは
ゆめの
座がしら
かんたんの
まくらの
奥秘と
する所也
ある人此
ゆめを
見るに
まづ春の
花にたはるゝ
ゆめを
見る
〽ハヽアさいたり〳〵よしのはつせもおよばぬ事
しやかう見た所はどうもいへぬこれから
うめわかへ出てわたしをわたりの
奇妙〳〵ト見るゆめをひつくり
かへすかんだんのまくら〽ハイごめん
なさい米やでごさいますきう
とうのおはらひいまだに
かたがつき
ませぬ
どう
まはりや
ぞ此
ひつくりかへせば両国ばく
ものまへはおはらひ
下さいまし〽ハイヤ
まきやでこざり
ます〽ハイ酒屋で〽ヤア
なむさんぼうゆめに
なれではないこれはゆめたが
はやくさめろ〳〵と見るゆめを
〽さぞ
やかたやね舟
おしあふ
米屋
いて〳〵
さま
▼かへる
もすゞ
兵衛
〽イヤ
これは
京の四条がいゝの
なんのことうそのかは此
両国につゞく物かアレ〳〵
〽採菊園
みちとせさんが
むかふのふねに
見えるはヱ
岡山鳥
さんが
むかふの舟には山鳥が
ゐるヲイ〳〵おまき
ぼうヲヤおふさ
ぼうもきて
ゐるをほ〳〵
ちり
もので
とく
つんぼう
イヨ玉やァー
●ゆきの
ながめの
と見るゆめを
銀世界
ひつくりかくせば
ひつくりかへせ
〽米やでござい
〽きめう
きてれつ
奇役〳〵を
〽まきやでこざい
〽まつてくだされ
〽またれぬをひつくり
かへせば月見のたかどの
うたひつまひつきけんじやう
〽三五夜中新月のいろぞろひ
哥妙〳〵をひつくりかへせば
〽米やでござい〽まきやでござい
〽これざ〳〵又来たる
九月前までまつてくれ
ひつかへせば
〽米やでござい
〽まきやでござい
此大みそかは
ぜひかん
ぢやう
〽イヤ〳〵
もちつと
もちつと
〽イヤまたれぬ
といきせい
はりてあら
〽イヤまちませぬを
ひつくりかへせば
そふゆめ大あせ
ぬぐふてさめ
たりけり
そのときうきよ
ゆめ助人〳〵に
甘竹林
しめしていへらく
一すべて世の中の
人心おろかにして
まどひやすし
それゆめは
五ざうのたは
ふれなど俗にも
ふれなど俗にも
いふがごとくもと
よりあとかたも
なきものなるを
正たいあるものと
こゝろえよき
ゆめを見れば
さいはひきたると
よろこびあしき
よろこびあしき
ゆめをみれば
ゆふべのゆめみ
あしきなどいふて
たふとき金銀を
つひやしてゆめ
あるひはいろひ
あるひはいろひ
なほすたはけ
はんじにうらなはせ
あれば又さかひめ
とのゝしりて手まへ
がつての註をくだす
たはけもありこれその
さて又
大ねぼう
ひるねを
かひとり
しあとは
なまけものも
ひるねをせず
でつちもゐねふる
ことなくけいせいも
一目をさらのやうにして
きやくじんたいせつ
にしおの〳〵
かぎやうをはげみ
まどひのはなはだしきより
おこる所にしてをしいほしいの
よくしんまん〳〵なるがゆゑなり
ければ日にまし
りつしん
出世して
よつてひんふくゆめの
ふたみちをまうけて
一年三百六十日ゆめの
うきよにうまれきて
ゆめがうきよりうきよが
ゆめかなんだかわからぬ
人〳〵をさとすべきため
わがこんたんのまくらん
ねが八ばぢごくをつくるな孔子に
ねがはばぢこくをつく
まみえんとおもはばつとめて
まなぶべしおのづから書の
うちにあらはるかるがゆゑに
出ずきをとゞむ手代にやすものをあてがつておごりをいま
しめ折助に高尾をさづけておよばぬことのおほきをさとら
しむぢゝいにしばゐを見せてくわんぜんてうあくをしらしむといへど
ねごとをいふて一生めのさめぬ
あらたにつくりまうけたる
おの〳〵今見給ふ所のゆめはあながち
まちがひといふべからずごくらくを
かるがゆゑに
じゆゑやのほとけぎらひは三そんぶつに
まみえてねあせのぶつばつを思ひしらせ
けいせいのいつはりあるをばゑんま玉とみしらせて
てれんてくだをいましむうはきものゝむすこは孔子の
をしへにみちびきひとぞめきのむすめは化物のをどかしに
ゆくすゑ
めでたく
さかへけり
〽うしろ
むき
ばかり
にして
画工と
はん木師と
はんもとを
たすけた所は
がくやおちの
めでたしなり
けいせいと下女の出
一合此二ヶ條はどういふ
けで見せたことやら
そこはおれもすぢ
むちうで今さら
〳〵どうもこぢつけやうが
ないといひければ作者
には猶もつてわかりがたし
此あとは御見物
のみなさまよろ
しく奉願上れ
しむぢゝいにしばゐを見せてくわんぜんてうあくをしらしむといへどものみなしらしなよ
めでたく〳〵
ばとあとばゝあがあつたときではむかしばなしのかどちがひのごとく
卯刻比
甘草材
歌川国直画
式亭三馬戯作
〽あけ
けつ
千ト
おい
乍恐口上
板元つるや金助義
先年田花町ニ同名
仕候諸書物一式ツ直ニ
ゑさうしにしき絵
ゑさうしにしき
の類しろものざん
み仕相段かくべつに
あはたらき衣布候
相のはらず御用問
被下候付被下候様
奉願上候
吉州
春興
三馬
赤木の
をはりと
〽きやく
ひやう
ばんき
のこう
へんと
大千せかい
がくやさがしは
来ル亥年
ぜひかり本
いつも
かはらず
めて
たし
筆者
藍庭三町
録
亥
版
新
乙
同
雙
鶴
堂
行
行
一久一路兵衛
女達磨由来全七冊
関之自蔵
山東京伝作
歌川豊国画
式亭三馬作
盧生
再寝
浮世夢助魂膽枕全三冊
歌川国直画
みくにこぢよろ
葛葉散人正二作
見国小女郎
朝復讎朝顔鏡全六冊
勝川春亭画
博多小女郎
昔今猿乃人真似全三冊
関亭伝笑作
歌川国丸画
三かつ
緑亭可山作
西個傘屋両濡記全六冊
半七
歌川美丸画
かるかや道心
花競化粧桜全六冊
いしどう丸
歌川国信画
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