箱傳受三番續

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不明
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正本屋九兵衛
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ハコデンジュサンバンツズキ
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東北大学
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ハコデンジュ
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書名 箱傳受三 箱傳受三番組 刊 所蔵者 畢 月 年館 所和 管理番号 資料番号 撮影 撮影年) 台和一 仙令 一箱伝受 置寄 図写 特別 はこでんじゆ 三ばん 四月廿四日夜 つゞき かほ見せきやうげん 直属博 正本屋 九兵衛 座本 三番組頭 村山平右衛門 箱伝受 上都にかくれなぎたへまひめ付たりさけにしな〳〵ある事 中都にかくれなきぬれおとこ付又り 中部にかくれなきぬれおとこ付哥こひにしなくある事 付文に 一下都にかくれなきにせやうれい付か うたにしなくある事 一とみ原くかすのどのごけ亀四郎三郎 一詰衆 にし川金左衛門 一いしや原ざうわん みくに彦作 一あねたへまのすけとみさわさまの介一 一市のせくない 一いもとまつらのすけ松本たまのゐ一市のせくないむらかみ竹兵衛 一いもとまつたのすいまいに 一たの上しんの恩 一こしことおつま竹中市弥 市川団十郎 一大原二郎左衛門 一からうにわたしやうげん村山平右衛門 一はし まつ本間三郎 みつき辰み介 一いもとふしみ 村上市兵衛 一よめおかん 一は山一学 坂田藤九郎 玉川三弥 一女はうきよす玉川三海 大さわ覧七 一いはた早み悪 一大和屋甚兵衛 からうかち川大しん 一いはた早之丞大和屋甚兵衛 からうかち川大しん大さわ盛七 いもと小さよ岩井花之通一せんどうでん吉宮さき平三郎 半かち川市三郎音羽勝之丞一女ばうおまさ玉村浅のせう 一伯父小郎らくゐん市のや金十郎一ぴくにせいほ長岡六三郎 一弓頭様はし伴左衛門中川六郎左衛門一同日かんせいはやくも梅みせう 箱伝受 いき 三未由価 座候 以テ購 村山平右衛門 こゝにとまかすこどのにて。鼻大ましますが三とせいぜんにあげて給ひみだひくに給ひに一つしやしやしやうに一 あねたずの介はせんはゝいもとまつらの介のみにて二人おもす。からうに。ままに京ぶんとて。ふな二どうのゆうとなり。又一 あやくにかち川大しん。父あふ也、爰に文帝のせとなひとて。ひ男おわせますが。あねたへまのめどのへがもひなれといなれといなれと よひも。此上しんの丞を御ともひ給ひ給ひしが道にてしんの丞まとに、かちうあまた有なり。わけてそのほうを ともにつれるはなさけ少かいしやとおもふてづれるあいだるまへて此女息すごとなつてがよふと人にほたつてたもん なやおなな事を御意なされ寺御ためになりませぬ事を。申さるまは御ざりませぬかやすにいでなされす 道のほどもおほつかなり。さます官。わたつかたよりこひねがいまて御ともをいたしれす、そづかいなされます な。何といや事道のほどもおぼつかないによつてともをするといやるか。それはなおれにおんにさしゆる事でなひ そちもあのふら見にほれて思るゆへ”たくしおといたもせふんのほどもおほつなふ御さりますと。あれはおれはおには きかせぬあやかりもりじや。しかしもはや屋しきへきた。とりてはうちよりふじ見出たれじやいやくるいのでござ りも。いはいはいるなされませいと手をとりてはいるしんせうみて扨こはちのたつ事じやと云ふべし見おこ なれ。なぜはいらしやれぬ。うしなれでまつて御ざる物であらうたれをまつていまふおれがやうなにくまれ物 じやもづがたなさいにくまれものでがざるいかにもまくまれ物ゆく。にんをあめが下でおれをよくまぬ。物 はたつた人も御ざぬそのよくわれ物をおれがたつたひとしいとしいと手をつてうちへいる。かゝる所にその たの上しんのせう こしもとふじ見 うのせくない 高すのとのごけ かち川大しん ひやうたんのうちとく酒 │ おも PAA たへまのすけ かち川市三郎 □□□ かち川市三郎 一侍共ざしみ一 小わたしやうげんにみよむ いしや原きうわん 小わたしやうけん たへまのすけ □□□□□□□□ 御家よく定の損 是 いしやきうわん せ馬いかたけてあびをきかたまへ入木の御給ふいそぎかたなきとわれだも雨るで御ざりすなくの事は、下のす るにていざる牛。ちとたらなまじやすれ。わたくのもびをきりがはしたのふみへ辛か。是はみなこなのたしやる事 し。やなぜなれば角のながまつふなぜさもやつた。いかにもあれはとなみとがめらりと声。さまも。いかにとのあ いつをさつにおぼしめての事それならがくれでとはおらせいれいでいでいや〳〵さやの事でつざりあるいおな にね藤まちね。しせん此まくらぬとぬと存。きりまし。こな風のあるつれなき殿。みなこなのさしる事也。 いかにもさしがこぬはごなさのがいときにさませぬいやいとしくバ曲るも御出なきり。はつでいざりますいやうけさ まわれ。めうどうにちは。あとめのきわめが有とりはまし。然らは其上でさだめ御しんへ人のさめみありそれ 故わ此かせぬかやこなはしひ事を御きなきなさて。こなとぢざままてたれとかきねませふ。うゝしかれども こなさに御母子様御ざる。事にまゝしい中。其上からうどもあれは其のやうじやうす第。其上ゆへのかう〳〵と申 物よ。やくかも火事におやもならうも。いるものではさんせぬ。ちとふし見とふたりの中を御ちうじませいと云 所一人の出内よりへはならぬとふりさりなるやどおいかけ出走しの丞外おれがかへさぬ何がはゝがな うゝおれががそんのせまひとおもやかあのれにさりのこのこの文にをしめつきやつきやつれはころの見がつたまたへ の父はふじじどつきやひさつにして。花つゝとみせましいや〳〵あれはきりのこうじやおれとふたりのことめ やいそこはぶしんぢう物いやくあれはつたゞさる。いやくきりのこうじやひめ君御らんくないあれゆらんなされ れませいらしやまい。こなれにはい御心やわたくらはいかへりのあとではなきて斗いまする。うゝにもてもな こりはおしう御ざるとなきけれはそれはあまつきうに御ざまふしみしみてあの事にくないになきなきなきなき 汝にころのまわいかちかないたてされれいにともさてはなきはさとおや神にめにもなきはいさぬくない御 らんじやけんのせう。なきをむなこと。きりなるもないて。やりやしんのにうけ給わり。も無八まん大ぼさつおまへ そ見えらにあて、ゆゑとつてのはやまざは。いこくのはんぐわい長長なんんにもおもおも事ましはは大六天のま おゝなりもとてひきよせたひをうちにとぞんでんするそれかしなれどもゑど云物はとなきけるが。もはや八 こゑのとりもなきわたり候は、早々御かへになされませいだかにもわかれをおしみかへるかにもわすれた。ふじ見あんな いにお。もはや哉かへりなさる事はなませねばんの顔がつめましと。こよひはいをまりなされませい。もかたけ なか哉、ざりますけれどもこらひかへらず。やしきがさりだういたしませふ是へしつぶと云事はなれしゆ物もないと云 右へ少し〆んかけ入まだならぬ事がいざも御いしやのほつきやうがよれましたが何とゑた物であらうまづこのかは一 ぎ、きせましか、おく所へ原き原きわんおみまづます、お姫様の御き色もこん日かとのほる御きけんだいざります、いか にもさしやくもよいほどにもはやくすりをのむまい”ゐや御みやくをさりいその上でおりはとめませふみやんを みてはあ御娘ひには、御くわいたのみなくがうちます。ふじみきゝをつきやうそさゝを。おしや姫なにはにはな にもないに。いくわいにんとはいや此ほつきやうがそさうは申さぬ。そのみやくは六やうちます。じんじんじんじんじんじんじんじんじんじいやいじんじんじんじんじんじんじんじんとは。いやいや此ほつきやうちやいにい いもん是六つ。いまお姫のハ十二里やくうちますれ。きうわんが見る所。ひアめではありまいうゝ。おつてんさにまします 人のきが上へくわつ〳〵としてみやくがかずがおく御ざりませふぞちいなは。何でいざります。是はこたつ心にも どの是は何て御ざる。是ひおけで御ざります。うゝ女衆のそばにはひをけやこたつはおがぬ物でござるわるよ ればひおけがこけてけるをするものでいざるひなけやきは御むやうになされませい”うにうへかたのこたんと あじなこたすでいざる事。こさあまはながござります。うゝすれはこたつのていをみやつたるほどそのあるまで 見ましと。くゝちかごろはつし。さまなながらおんにしてむろばうれしかろし。なにかきて御姫様の事ではま すれはたれぞ今でもきし上尋たゝにこいはこたつて御さり事、此ほつやくり雪真かとなまていまする、なるして ほつゑやうたのむとあるなりば。こたつが。かへりたきじふにはあのかり物のせまで。ずつとかへませふず又まいと申 ますしぜんに、あせましずつくとをしませふにににいはことざます。くないおほつきやうどのちがごろはべしていを 御めにかけまし。こたつは”物を申ます、なにとぎさわんどのおれをうりしりしやつたかいかにもりまし。おまへはくない で風さまませぬかいかにも左やうていざる何がさてい心やすくおぼめしませは、たゞにくいはひをけで御さます。これ は、おまへへいと御ちかづきでいざませねども。わかいものゝ事でをさまにほどに頼み存ます。こゝひなけ出し木一 いれまてやばなり何ればして。かへてくだされとちわがたしけなふいざます、いにものものにありてはかへりなくれ まぜいて。両人くざあとにて御ひあふに申上ますぎづ御ざます。藤を御はてぢさねますきざみそれを口よせし れ、こねすきてあるならず此箱をあね君へまの成哉に相れさますもにと御ざるました則御よつぎわめの 箱で御ざます、あといぼぞ大雨様よりあがりおきいまそれずするとあるいかにもうけとろうけれども 此箱をめさごうにち・もつていつるなぶ母をのいまでがくしおきさとおほしめそうもはつかしいほどに。此はこは からうのしうげんにまてたも、きうわんねへりさて〳〵聞き御しあんいにもしやけにあいわたしませ” ふもはやおいとま申上ませふいかにりいまのころなの事をたのむとおふをさていり給ふ。きわんとらうのやう げんおくにめてあるげなしばしくまちいる所へしやうけんお。いやざ事也。おなされたる。だくいまやしさがへ 年がはなた代姫様より御ついか御ざるなにわたわことに御身の御雲上の御上のつかいと御ざるばあたりに人 もなきあいだ気にてうけ夜いう。なつきでにさませぬ、此はた大雨様おはてなされせつわよくにおらせれは、し ねはすざ給は。或は三ざへさぬぬ様相も申やうにと御さけ、則にあとめのはこにて候故御ひあひめ様へ候へは 御郡も此事をせ今年がへをきたと竹のおぼしきもはずいほどにもいもやらんに相わたせこの御つくやややく いひ外の給せよにあがれはれな御しやうやが。何ともかけんがまいらぬはすならいでもかろうやくをかふむり。京にゑづ きに侍せわたされば。そちにあづけおきなさるく段一ゑん。てん”ものぬ。しかしながしまづうけせふと云ふと云所へ おくよりち川二が三郎かけ出めいかもな事じや今まであつたがはたがはてふじぎな事じやすをふるやつねに わわぬ人よつけ是市三郎ねをめるしやつたいやかいた物をおとましましふみかにもやうで御さりますひわしややたちでさ れませいざうわんふところうつかもたりおしがさはあとはあとはてごされいゝせけば、やうにながむるみじや。はてきへ のごくしやばこなんぎな。まづしんかりおて。その支ゆきさればやりの吉十郎殿がつととまやて、おれがおびをしなを してもあ。あればよいがとおへかけ入。幸たんてさわんのものは何で御ざるさんがまいたしぬしたていていたし。あ れはあもやすで御ざるすればゑかいかにもゑで御さるうしきのやら。しやゑんさきをとかつたれば。衣くしが市三郎のね をとて。いたにかでとおばきとして。しろもおもほつやうことばしけられたによつて。何でおじやると云たれば むしんがら第三次第にさつてくれと云きによつて。脇をやられば其分がいかの事あつたが。其あるはしぬ。年んきゝ 出てまへが状をとりつだかいかにとそのなうしや。うすれば侍二人はうじや此ほらず。あほるばいかしばるへ此や ぎうしんゆういわなくしやげんみて、ほらずおれを何ものふと、おもて消士故で御夜ではかさくしをきをする。それをもんをして こしもとおつま かち川いもと まつらのすけ かち川がいもと いわたはつのせう 大原次郎左衛門 は山一かく 〽こしもとふつまし まつらのすけ ぬす人と じや 大原二郎左衛門 大しんいもと 大原二郎左衛門女ほう まつゝのまへ うぬめはなに やつしや いわたはやのせう み │様はし伴左衛門 は山丁くいとへおち くくおわけまて。酒さぞきわんきゝ。なにとさうふるぞ今のゆめにみたと云事じやうじやうしはゆめのやう にはなしたがよいに。さればそちにまとに給ふるに立てそれ。まもにはなしましたそれならはしか。今のか物が あると下るうゆにていき所〽音三郎。はてあてかれは。二人は。さうゆへなにやゝみゝにさりはいやとなどのみに まさねは申さぬ。それでもみにさわ給ふしくぜあてりを。いゝじやぼうみにさわればされどもで御ざるごなたは たゞきのやみをだいづかけてひろもぶれ。うら。はてさやさやうあが物じや。そのふみは是で御さるはて人に妙 をおもは一によくなり、是やうだひのころへゆく体なりも、先われにみせたがよい。なにうつゝむまいといふたではな いかど。妹のうわづきをよみ。小わたしやうげんにまいる。かち川市三丁よ。是がなにじやしや。やたがゝ六にとにとふと ころへいれほを。さうわんみてやいかいうぬす。ひとかと。あふきごけるがつてわらへ。ゆるせくともをあわせ わひれば、いついまのやみをてこでにてみや。よみやらぬとたごをする、いにかきそばにおいてよむもあたりし いそれなバともふとひらきこむにくつく三とせいぜんとつていなゝ事ひまへになきはしんたくなすぎ。ゆゑのよと好いな つかくぬけてまつり、ひさながら此たびあさつを御きりてさる、かひ、われりけふぱく、あすはく。たゝ物とあぢきなく くも自らし。小き。しやけん。まいつかち川市三郎。首はなに。あらたまへ。何が。めに立てあいさつきろふわけ もない事計。うゝすればこれほとにつてもかわゆへいざつか。うゝきもんどの事は。かけれども身にてもばおもている それほとにおもてござざるならずはなしませふ、御習はさつざつぎるぞやそれ故あつの大しへくてもゆたんはさ せらるなこまで御ざる。いかにもがてん立たそれならば先やしきかへろう”きうわんはおたつあます。二人かちつれかへる 第二 後国の神の日にもぬれ、かちうのこぼしくゐん〳〵あつむす。元の姫君は女良衆にいざがわれざくらのしらをうざし つゝにもおしろく出給ふがる所へにわた予給へばかち川市三郎三郎のあとめのはをもたせおのくの御まへ にさしあぐつかずかいゐん御らんで何と此はなしやらのこんこのちそうにぢんせんせんせれさうでもなしおもで も。なし何で御さなし。しやげんうけ給はり。いや今日御安定の頃はこそ此ざり寺介に此夜があとめ定事おがい かさまにもうへには壱根兵もんかかかわん。御聞も殿のはんじやが。しから。悦んざいのおとなればそれがしに。 なさりて物が。しやうけんにあげ。なきりうはけつてんがいかぬうしそれしめつけといゝ。ながそでといゝ。それめへやう けんにいあげなされ物ふいかれ此御花汁いがいがいかんじやみなき様飛下やが。一ながし女子の手なれば此はこれだい であしあくざまると物じ物ゑいていていてしんふにをきりてあけて。はあなにとほんとのあてはせい。やまのおあるべし 〽をふていあげなきれたいそいて御ひらきなものしからざやいたりをふりと。ふをきりひしつ中になさんのひやうたん二つ おほ。きんのひやたんは。あねたまのぬいぎんにひやうだんかいもとまつりのめひへと御ざるます。しばかん人はあつて。あまへ 御さます、頃よあねたまの介の御もちなさま守、侍衆共よびなくびなくれひははさめでたうひごります。大しんみ てやあぶうけんでのはこのうちにひやうたんあるをみて風よはあねたすののびじやとはまは一ゑんがまいらねやあし 急袋の。うありほとしれまし事をすでにものうへに是非と云もんんにけるまたずればれんぜはこんまちびは きのふすれば今日頃よがきわまつねと云ふではいろひいつぎで御ざるすなはちぜはこれとよむすかぎやゐ外 風よすきわままりし。木んき。ほどにぞこひ物ないあかいをしろい、白きをくろいともいへのいる物みやみなこなこなこなこそ たのみずといふ物じやいやいち。といふ事。はさね。このぬ様と、御うだい様とはまゝいなりて御さる。いやとかく物は 申さぬけま御ざるとないにせはあふ女うらく。いやとかくあのひやとかくんのなめでしるでしるしほであろうふ 三郎前のひやもたんのないさるしうぎいよりほるへ出し。そんのひやうたんすはりますがきんのひやくこのす はりませぬ、おち川大しんみて。おくいめでたひ〳〵御よはいもとまつりのめ風に。きもしたは。ぎんのひやうみた うましすれば夜かたちまたいよくすはりまし。しきんのひやうたんこけれこけれは御いへがこましのいへをか ましのとありはず夜はまつらきにきわまりた。辛うげんきゝいや〳〵申てもさん七ほうのたからそのうへそうに なをてみれば金雁のうとよむ水いきかさまにおがれいたさぬ、ちよりありあめはふらねばしよりもくもを一 うせづ。天よりあめぶれは。ちよりさうもくはせうず。そのもとみたれてすへのおきまるものあらじやよくたへ わずきわまりまりましたとあらそふきいいへば。大しやうぜんせりに事也いらぬだへたりあねじやによつて。なき も酒たしやうらくゐん外あねたほの介にすめずりとふ御ざりますが。なにといたうませやはてそれはじつで御さ りまする。みなこなた御丁人のきをかねとやかと申わす此かへ失しかやにがん故いにいたのこさずたがいに すんことしめありじやなにがきて。ふげんとのさきほどは、いちざるを申り上でいをいたしましましたみいりまし た御あいたつで御ざるさてたなき妙きやよりはそちわくにまりやるほどに。そうこゝろやいやきくれと上 さますはたたげなふ御ざますが。いもとまつゝの介へ御ゆづりくたされましたちかたゞけ給ふにざりませまつゝき こといふおまゐ御つぎなされなさればわたくれても。おなしとで御ざります。みざひ、きゝあひのやうのめき により。。にのかみなれば。上さ上ませやこち候へおじやいや御もつたいないぎて御ざるます。とやうめんみて。いや みだひしだいになされませい。おまへのためにやおやどのおまへ御なづけばかり。万事ともにみだひ給の一 二郎左衛門はゝ 二郎左門女ほう いわたはやのせう マスババ まつらの介 大原二郎左衛門 掠はし付たつ は山一かく 伴左衛門侍とも 御さばきなされませひでかなひませぬだをひにを楽ひがを物と御意左衛門ても御馬しだいによう御ざりましまし すこちらへ火なおりなされませひとしとてものぎにいひやうすかとくさらせんしゆと。御さますが御きはめの おさりやをなされましたちよふ御さませふいかにもたへまの介。とりあげこちへたも。さいたいないないさり ます。おます。おちやからいたう御ざまざるまつらの介きて給ひいかにもさやうがよふ御ざませにはて、こゝな 子はなにをしりやつて。わがみへはいりて。ほしらいのこらへをしやどむりようちへつぼねつれゆき。扨たへまさ ががをさしいやおまへよりてさ風せひしやに。そうやつばくそれもみだひ外しざひになされはいかにとこのまを 哥によ。市三郎さかづかばたをうちおとす。大しんとてすいさんなやつと。手うちにせんでかくる。しやうけんおし めまづち給へ御尤とも〳〵で。ひざる。せん侍たまへざて市兵へ何としたそさうな事じや。としたぶてうほう じやいやけがて御ざます。いやくけがと思ふはちよつとした事がけかとゆふ物じや。御酢水のおうけなされたさかづ きをうちおとしけがとはいわれまいのかにも御ひ外のおうけなされきつきをみたいさしなしなく寺とゆふ 事はあまりらいは、ほうになき事じやこそのいちづたなそれゆへふくけがをいたしまた。うゝそれならば御とはり 申さりと。ふたいまの市三郎がふてもほう。おひめめ給つおきかづきをぞび外へ止候あまり申せばをすなき事も とないち。さなそれゆへふとかりと申まにたゝ物はいわひから御家はかすおうを御なりなされて。わつわと たすがやう御ざりす。たゝ物におにと申事が御ざりけ。帝三郎が只今のはどみをいたみをいたりけすか とにあのおさかづきで御めでにう。ありませひとゆふ姫君とりあげのまんとしふを市ふらさくさなをとり。 にのみはすきわする。しやうげん大きにおどろきやれ重くとよばわだれじやうげんじやうげんじやか。まつ刀をは一 なはいやしなぬやうにはきませぬのふ御ひめの何りも此しやうじんをおたのみなされませいや。もはやさらばもに一ツ がとくにしにけり、ゑげんみて、のむさんぼりと八方にめ迄はり給ひましとうしろへかこひ、度いやしそのほうはあは れ、おしゆうの御やくにだつたよな、むかしも急かのいこき、有そ此に音ん有と申誠にふびんしに をしたよな。あさてみなあるへがしわざしや。やたなあるへどもともたんではころしたな此御姫のにかゝしゆ はあげぬ。そこなあくまんどもち。おいましくめつてみよかたはしより。なできはにする。しやうげんとしやうげんとこ酒 なればおのれをのかさぬそのさけはたれがもつてきたさあゆつてみよ、しやう。先きゝ、はあ成にぜつたいせつめい、ご のたちんこゝなりと。はがをなてひかへけるが。いしやのぎわんのふしやうげん口おり。おれとてもだまされたけ はじやうらくゐんよりおた酒じや、何此さけがしやうらくゐんゟいでたる。それならば先お姫水をもづくる。さていつれも のまゑおさきほどちかごろふてうほとを申まし。しやうりくゐ所よりおました御酒なれば、何しにとく酒で御 さります。申てもたへまのげざいのめいどなり然り然らはなにどくをあたへなきわう。此市と三々はいたしまだ さらに御ざます。此うへいくなびもめでたうおさかづきをいたきませんじやうちくゐんをゐんをもませい。にやおほおねの まぬ残ばぎは外あがりませいおれはけこじや。大し心のもりませいあれはきんじゆしや。はあそれながたいせんどうゆへ と申よし、あやまひがひさますほどに。きこして。たませて。しやうちゐんも。けのしやげらしやけたべましらお まへもぬかなり。いかにもせんでものもふさあおれが哥をしやうところをとてふせ。ほらず此ようすをみ すぐにかたれどなく。只今たしことすと刀をむねにあてければ。いふ金となけてたもはく。あの大しがゆへには 此もしをふぜたならば親ばんぞくさま。つひあとふもにて此くにとおさめきゆきうゝそれをこなとにはしやう 給んさせられたいかにもふものつたよゝほしほしずの屋くはやそのあらせにはこひもをきても人とるとのおしや なんぞ人をさするにさておきげ。ざいのめいをころすがこれがやくる。木んすやいこのにをもりうせんとはなれはおか さえとし此ほらすらすぐすぐにてもあぬかねへはよくやする又は母のたはれなれは命はたすると。とてなげ火 せいをあちらし先ひてます立のきけり。まいもとまつの姫はしもともと下やきにおはます。かくつ宿へこさよはなか ちのへり、太平二郎左衛門あとをしたいつけうちのていをみる、このよとをさじせんせんせへまき今日はしゆびかゝとめ よりめて御今までとてまいはいし哉かれしやらいざませう。いかにもばんにいでなれりうとあるたむかへしもとり一 もなでいる、きらんしばしくもん方へきたずみ刀にてへへをきはぬき内へいり。そうなこそでもところへればからぶ 君のかたつうゆ姫君の給の給はみなこゝはなれ上所じ所じほとによまじんをしたるゝはて御娘のののもないなをは きなさる家六好す人かあればとて。女亡して御ざませふけれ、長刀をもつて藤こちよろきりときませふ。おそれかた いてくらんぬおどろき、きん物をかへ書に分をするが。又立かへりとらんとし、おもひののののめをかちやみてひたすしそばへ よりは姫君は”ゑきてなとかゞふを給し給へ、巨人のをが諺につるちるづきより三人かかをみあわせにゆふてちり けり、姫君こへとてなやいそこな物。そちははやしきでみなれぬしやがたれや。はあわたてはぬすへていざますいや〳〵ぬ すへてあるまいぬすへ。ぬすびときゆへはづが”ない。すくになれ御れて御さゆきわすほどに申ませう。きてははり やけつと申ますらうへざますがその聞へやせるにもこしをかけ、さげ、さびやくのすじもたなしたがなり〳〵いた ましき友御はをうれまし、さきほど御けらいの女をえが”御かへものきうちのていを見えすれば、何がけつこうなきか 物を見まし、ふふつやけであぐつぎり、かにかにもからのぬすへでは、ざんざつきぬが、あられまし友はかりし やにたりせぬいなれも御ころませになさればいかしいかにもらう人をしたこにあまであるであらにさよ それをや申ふ。そことやり寺きればぬすにおいではさますと。いたんにさかす。こゝきろ見てなみだをながしさく〳〵 いかやれもなさまく物がかへて御ぼうとくだされ。。しやう〳〵せみわすれいたさぬ。わたくしぜいの物がきや らをもちましとてたがまとにもいたしきすまのたゝもど、します。いや是かねでいざる。はあねでいざり せふともかへします。いやそれて御姫の御心がむになります。ひにひにいたゞかしやれ。それなきま世に詞ふう がゝなきしあれとなぎやなはず。程守惣伴左衛門おもへとはあなななかが御少なされしが此人なにとせずとせずうちは一 はざり。内おもてをあけこしもときをふじ。あたと。をとれば。彼もつてははきころくとなんで御ざるはれば此やすいやすい 黒物がきにすたはてきて。扨御姫地に御さしやがよさてふに御たます。御やきへかへりなされ、いやおれはやしきはやしきは久 らぬ。かゝひたびのぎに御きなさなさるとそんます。此たびのぎは京中へりそれしがみましましなにうなにはやけ此たし びのはてちがたくみかそれいへだうてわけがあり。いかにもこれはゑからで。御ざます。それはおもろい。だうではなではおやい やはづいてはなさせぬ。やちやちつともないじないそれなるませうが此もにあさまではなさればなされぬそれは こゝ打やもいつれふり。こもと衆御ことがおもふにざるにまてまいますと。姫君のはへめの帰たれがおれにおれにご まし何とにくれざりますまい。なにのに大からざどせなくき。坂まぞされおりあしきつ此くきをおかりうせんと たりましひめしきなひ給きつをつききをやいたがちせうめ。おあれやうもおれはれなおのれはやしめにもや けれとも。恋とめいおもほどに、いのちはゆる事もそこぼちくせうめ伴左衛門はをたて一人のこしもともさへ姫君 をもでいさまるさん山山中へこゝろつこん〳〵いで。何にてなけ人ことたする伴左衛門みてがぬめはなきやや ひくにせいほ 同りんせい 〽せんとうてん吉 吉女ほう 〽せんとうてん吉女ほう 〽かち川さし さむらい共ゝ せんとうにせゆうれいわなる は山 かち川大しん ひくにせいほ てん吉女ほう 同つ見せい いわたるにのせう 大原二郎左衛門 一しやうけん さまのすけ こしもと まつらのすけ 夜もわぬ。やなのれゆふなりおふぶる。さておのれはしのび男しやな。いやさすりや。そこなあなからかごぬけ しきさん〳〵にさまの、伴左門をおつちらし。小さよは手をおいぞのひまに二つはきり物をとりわがやにかへり 第三 かゝる所へ草子子みせうきたり。かきよが手お相ふたをみてたづければ。伝左衛門が来り。お姫様やうばいとりへもた りとかたるそれなし。止んてちをつれゆき。ひめのををたづねへとおけるべらさも一らし道立す姫君まよいゆき 給ふが。はるはれやる井のなかへおち給ふと子あとをしたゆきにぶきにぶ是もおなじくおちぬいはやのやうあとたり一 きたりさてもくらいもとだづねかねしが。かたつゝ。女のゑとしてそこにいとが御さなり。やつろがくどこぶおしへて一 たもとにをのばし手をさまつておさへてなめをかけててばなる書にゆいづけ坂一学くとよばわれはこゝにいます。かく あげててされ、はてかてのゆかぬるやう〳〵たづねきああがれ。やまだしたに分ござるしんぞうにいたが。先これうあ げなに。いかにもと先ひきあげさてかく上りはやのぜう。むかふのひきりゆきみればまつひあなし みぢやころしてをしばるへいたと云それをつれて御ざれいかにもこの女の所へゆき。房いてこなたぬきあおのれやういを あらせざなくば。いまさしころす。やさやのものでは御ざませぬさてもけつねのげつらし。ろさくあれはたがはめたゆは ねばおのれまわろすばあ御侍はいこうせり。やますとみへまし。またあいもなき事なれば。まつくすりをしんせて御何 じませいてあくすりなしんごろにする事の事やとなげく。これはすりが。。御さます。わたくしがをいたしで しんせませ、それゆうばをすりをとりのませば。きがつきての礼に子のぜう。はおり。ちかごろて御さまましれ どこゆしやます。さてゝかたじけのふ御ざります。かさねてゆる、ゆるゝ御礼申ませず。かへるた人は。女ほを。 ことゝもせわかひこんの此はれてもちかさことなしほとつと庭いま物へうゝ此はさるはきけわけ馬がさてあ のきものばとかしとつて御ざつた何をかくふ丁左の殿はねかけてひをしやの身と。おいにせり大ゆる安安とせうは 夫の姫をつれ来り。先に人をあつ鳥といへ。冷したつみてこそでをかくれるを。しうとあみて、おかたあれねかけめが きたわいの女ほうおいやき女ろう外いや御内匠外是はなにと立て御出なき程したきて此はおり故あいわたしま すゆはけを上てさされませいゐかにもこゝつましさて一左衛門をみ付やぬ寸分のかこれへ伴左衛門がまいます 10175 ほどにたのみますそろへまたとゆふへ伴左衛門来り人々わため、伴左衛門をうちおもせよろび内やつる。さへ てもせんとのでん古は、二人のびくにをふねにのせざもおもしろ〳〵こみをうたいけるか。いやつける事の事ならぬ ほどにむる太吉明も前へ上てやすまてと、先来つい銭をとつたらと又。勝手前で吉がわる家きたりいろ〳〵一 せいふあるすみかへり。かゝる所へでん吉女房。こま物商人になり是もおもしろく色しなをこゑはたにうり かわかたへおこちのふねがきてあるとぶねにの浅女夫で左吉は朱ぜにふさへもちきたり。三人色々とせりや有気 でん吉は身をなける女ほうひくになけさるなしむて実にうれいになりおあむねわるしいへのね所もとたも 又ひくにの事もたのむもはや又浅女ほほりみてなげばおれはやうでないによつていきにていさまはれるいきてやくもすへ なばいわやもふねへたびの事。又む事は。少しやけへたまの介。まの介一子一左衛門ともない。おしろ。武方ゟから見へ 侍ごもをひきへきたりふねをういんと申せしが。しやうげん”はやくもみつけせんどうにかくとしらせふねにのせ、うちへし 川の中にてたらかいいにかち川大しんをうちあせ。残るさむらい。とももこと〴〵くうちかゝせめでたくほとがね して下り給ふ人々の心のうちせんしうばんせひといさ見すえてかへり給ふ酉の玉都月吉祥