自撰晩花集(和田の松後篇)
- creator
- 雪光庵素洲等
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- 2026-08-17T19:23:18.403Z
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- 2026-08-17T19:23:18.403Z
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- CC0
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- 雪光庵素洲等
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- 日本語
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- 10010000015637
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- completed
- field_title_yomi
- ジセンバンカシュウ
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- 東北大学
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- 2025-12-02T15:08:00Z
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- 10010000015637
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- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
自撰晩花集
先に和田の松とて兵庫てふ
なる冠吟冊を出せしに其
評よく後編出版を日々
書林元乞わるゝに九皐堂主
予任され止事得す近き
折句冠吟の一万余声幾
会ともなき上位たる名吟
斗を撰出して後編福原
砂子と題して是を尽しぬ
一無当津繁栄は言ふも
○一
○戸
さらなりさら風流の言の葉
○も日毎に湖の満亭泡のさし
来るよりまし十分の順風に
数艘の着船雑例とはいやしめ
とも今流行の句意深き
事は千尋の海にひとし此
道に遊霊たち便ともすべき
と和田のはなをのばし事
言ふものは
雪雲麓東側
浪花山一丁巴勢政
▽▽井泰信号開発を
以テ購入セル間関博士
年々坊叟夫
年々坊叟夫
人
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
在五浦雪光菴素洲
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
兵庫入歯軒呂石撰
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
浪花松諷亭琴史
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
○仁
○片
さらなりさら風流の言の葉
千日毎に湖の満高泡のさし
来るよりまし十分の順風に
数艘の着船雑例とはいやしめ
とも今流行の句意深き
事は千尋の海にひとし此
道に遊霊たち便ともすべき
と和田のはなをのばして
言ふものは
雪雲麓東側
浪花山一十四朝改
▽荒井泰源氏ノ附会を
以テ購入セル印
年々坊叟末
年々坊叟夫
人
一在庫雪光菴素洲
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
兵庫入歯軒呂石撰
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
浪花松諷亭琴史
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
仝顯光亭麻貫
○仁
丁
言ぶんなし
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
賑々と野は諷て刈
一心ふらん
毎日日まけして戻る
照り降りなしへ日の恵
勢ひ破竹
今は鑑の端に乗り
一栂の引かぬ一ト葉撰
門じから直に介送り
いつ来て見ても
何レの樹の香は位が高ひ
ヲ
いぎたゞし
景色へうつす松の目
一
遊ばぬ様の恩案出し
大師流では斯に書ん
いそ〳〵と
繻子は左りへ廻り過ぎ
女工のやうに歩行かれぬ
虫へ蛾に花は飛び
○
○川
勢ひ旭
借つたお門トも暮て掃
霜がれもせず雪つまず
いつさん走り
心太屋は辻いなぬ
ゑらひ所で出よふたな
石ながめ
一本間に浮[リ]有の歟ヱ
今がさかり
とまる鳥にも枝をふり
井戸の鮒で
しんないとやら最一曲
いろ〳〵と
やぶらぬ様に色紙当
鯛に成やう一夜塩
言てもお呉な
白ひ手で無ひ髭を撫
勢ひ〳〵
アイタ々膳棚いつ買た
以上月日
山口
○町
勢ひ旭
借つたお門トも暮て掃
霜がれもせず雪つまず
いつさん走り
心太屋は辻いなぬ
ゑらひ所で出よふたな
石ながめ
一本間に浮[リ]有の歟ヱ
今がさかり
とまる鳥にも枝をふり
井戸の鮒で
しんないとやら最一曲
いろ〳〵と
やぶらぬ様に色紙当
鯛に成やう一夜塩
言てもお呉な
白ひ手で無ひ髭を撫
勢ひ〳〵
アイタヽ膳棚いつ買た
以上月日
上口
○日
是で同勢そろふた歟
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
寝まき一枚持チやせんし
ろもかいも
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
今丁は大百性で渡らむるし
老切
昔はなしをよふ仕てじや
六道の辻
細へあてたり膝へのせ
堂嶋の方を日々違し
ろんなし〳〵
外力とはいへど外過
アレが当年四十才
春じやナア
熊ヶ谷だらけ一の谷
古郷へ長ひ文送り
花へ風
へん
返哥はよみと哥で吐
□□□
○日
是で同勢そろふた歟
六根清浄
菜種にとまる蝶じやなひ
木地の侭では飽が無ひ
寝まき一枚持手やせんし
ろもかいも
今では大百性で後らむるし
老切し
昔はなしをよふ仕てじや
六道の辻
細へあてたり膝へのせ
堂嶋の方を日々違し
ろんなし〳〵
外カとはいへど外過
アレが当年四十才
春じやナア
熊ヶ谷だらけ一の谷
古郷古向へ長ひ文送り
花へ風
□□□□□□□
返哥はよみと哥で吐
□□□
十五
よひ〳〵
紋日じやかてくおちよぼどん
八まき〆
一智牛若になりなされ
京屋のお柳さんにこり
八卦見と
子は安方の気な女房
花は気に持
一年礼に遣わるゝ
服着いきじやナア
池の草鞋の数がしれん
し本ほこりたゝき立
はづかしい
茶臺の茶にも浪が打
ぬかでみかいた顔じやなひ
四人気よふ
大江の岸に浪が打
にこ〳〵と
どふやら立チそな芋を出し
よひ精進をいふて出る
ト
十六
私が勤るお雨休すみや
賑わいく
此手拭を放すなよ
にこ〳〵ほや〳〵
彼是あなた程着ます
白ツ帆へ東風に便もらひ
留樹が匂ふ鳥とめぬ
かざか仕たゝらいふて来る
酢にもみそにも鍋一ツ
心あたりへもしわるゝ
且那さんがるすしてやると
打ツ事のない杖をつき
枯てあつたと思ふたに
西横堀
つながれて居る縁が切レ
二度びつくり
いつ藪入をあそばした
二八の頃で
母者人の景色がこわひ
二階から
二階から
□□
十一日
捨子を紙くずやへおろし
ほんよろしい
社。に入ツた西木嶋さん
本街道
あたま
天窓の上にかみはゆひ
細〴〵と
名を立る。迄名を立め
外にはなひ
何ながめてもちいそふみ
骨折つて
ずいぶん世話が行届
ほしがつて
コリヤかんばんでおますア
ほつとして
チト合ひ舞でも仕たいケド
本町
町
咲した時の香を包
コイツ太刀一巻
アノ子で向コが繁昌する
五十一分
{
十七
捨子を紙くずやへおろし
ほんよろしい
社。に入ツた西木嶋さん
本街道
あたま
天窓の上にかみはゆひ
細〴〵と
名を立る。迄名を立ぬ
外にはなひ
何ながめてもちいそふわに
骨折つて
ずいぶん世話が行届
ほしがつて
コリヤかんばんでおますア
ほつとして
チト合ひ舞でも仕たいケド
本
町
咲した時の香を包
コイツ太刀太投しろものじや
アノ子で向コが繁昌する
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
上
蒲鉾形へ水を切り
別もので
ぬり板の中おし合ぬ
べん〳〵だゞり
たき火で冷めしをぬくめ
拍子よふ
皷合して庭を廻ひ
へほ〳〵はイ〳〵
て部当世の徳をとり
薬は呑し様でまわる
紅筆しがみ
雲はとちらへ行。ますア
とくしんして
やりをこかした一の谷
お喚ん灸すへにいた
松の一ッ本聞[ク]と志賀
とくしん〳〵
しうぎを戴て戻り
八幡熊野に守護しられ
扇は画空ごとじやなひ
□□□□
○九
通ッ天戻る氈達磨
とてもの事に
紫の足奪ふ迄
申大坂の其つぎを
古市で盆仕て戻り
どろ足で
風呂屋迄下駄手にはかし
取りまゐて
道具買ふのに市か立
とことなふ
野に打浪に鞭の音
とふ共とふ共
あじ
主
一手相手に宿で酔ひ
東ッゆく
御殿の外ト一出る内裏
時得た龍
大坂の城を古郷[ツ]へ見せ
嶋
風には一疋も見へぬ
馬に仕とこ歟亀にしよ歟
〆
十七丁
●小そふても
一抑でいな此お国
ちれど薫り
水気の垂つたお蓮さん
吹ついた顔空つけぬ
車て水をよふ廻し
カラ一ぱい
白ひ手店の手によこし
珍物〳〵
手の甲の方へ鳥渡受
ちら〳〵と
咲ほどいくなん通り
ちく生め
一宮壱本傘かしてやろ取
せまいとなりへすわりふる
りん〳〵しやん〳〵
庭は箒ではく斗り
姑の方にある気がね
せんだくもせず皺がより
コリヤ唐がらしがきいたのか
上
ツイ帯にするたすきかけ
年の米にも豊が見へ
船し所のが出まにはつ
銀子の置所笑ふ女房
料理して
喰ふ様に迄塩かげん
薬代はらふ事思や
人形箱には首計り
立派なもの
鼻は落ても兄に立[リ]
利口に迫り
太子の横の竹をかけ
利は十分
咄し〳〵に仕て戻り
ぬつとして
あいさつでさへヲツで出る
壱人ツで生ツた松竹梅
晋羽放レて行が鞍馬
お家さんおくへしおますア
舞人は有ツてもこふ達者は
○上二
十一月十一日
ツイ帯にするたすきかけ
年の米にも豊が見へ
船し所のが出まにはつ
銀子の置所笑ふ女房
料理して
喰ふ様に迄塩かげん
薬代はらふ事思や
人形箱には首計り
立派なもの
鼻は落ても兄に立[リ]
利口に迫り
太子の横の竹をかけ
利は十分
咄し〳〵に仕て戻り
ぬつとして
あいさつでさへヲツで出る
壱人ツで生ツた松竹梅
音羽放レて行が鞍馬
お家さんおくへしおます十部
舞人は有ツてもこふ達者は
○上二
一丁
此のち土場は御免[め]やし
ぬからぬ〳〵
お箱へちやつと調子替
宇の花雪の下駄へ焚
三味線の笛振でとめ
ぬかりがなひ
流レの水に武蔵の水
ぬつと出て
国さん一人骨折しや
十腹へにごす一器量
ぬるい〳〵
取りのてうしにくだをまき
るいがなひ
一お茶で行水するお方
素顔でもなし聟もなし
寝ても芸子を入れてゝじや
るすへ来て
常の友さへ別ふ去に
灰猫美しうながめ
るり光[ツ]如来
十一
現じたまふとまばゆなり
一参詣すると綿香たて
おもしろひ
居つて喰ふは朝斗り
おちつゐて
虫気もなしによふ寝入り
男一疋
女のほれる顔じやなひ
一重た
鏡袋と替ましよ歟
女ゴでも
磯さん酔たんぼが居候
向ふの雲行キにもたれ
こゝしんき
何年門で舞ふのじやヱ
ニゝすかん
一私だけ外の者持チに
おゝうれし
たがはだふれん石に付
追わへた日南かるふ入レ
十四
ヲツト承知
眼で言ふ事を首で聞
若ひ干ゝ
一逆立ツ水へ水をさし
大仏の塚からはしら
露もつ花の香にまよひ
めしを喰はさな乳はのかぬ
わやじや〳〵
枕にけつまづいてこけ
やぶつて仕まふぬれわらじ
木くらげ葱にけあはさし
四十四時〳〵
青東風に干すぬれた蓑
板がねへ乗りや小玉きへ
たくさんそふに左右につれ
舞木槿遷桃李
暑の間へ汲んだ能ひ茶の香
調合するさじ惣金やし
寒紅梅
まだ神風は空を吹
十四
かんざしで
よい事聞ツのん歟しらん
宵のは福じやたらいふて
一今夜はおいでかおいでん歟
肩に手拭
錦手机の上ヱに置き
すごふに巻た龍を見せ
落葉の風で湯気さまし
香がのこり
植た蓬に水がたる
香にまよひ
なたねをてふ〳〵でちらし
一逢キは餅をだきあるき
唐にもあろ歟
一白前だりは私所一軒やし
雲の浅黄に無地うつし
恩は口にも尽クされぬ
かんじ入り
廿三の男は三人と
鯛だく場から鯛を入レ
○十六
十六日
かね蔵ならべ
利は若ひ衆が持て来る
わつさり今夜寝ずの番
との戸前なと明けなされ
なんと茶がゆは味ひナア
かしこひ〳〵
草刈童子笛吹かぬ
枯木も山
遊んで居るもたいくつな
二つ一迄ならべたて
七世の中〳〵
白ひお使門下に見へ
よだれを流し
コリヤ〳〵店へお茶汲めよ
今夜の油有りやよいが
巳刻ばれ空
一笑でぽと〳〵膝たゝき
牛のよだれを長ふ流し
夜の鶴
憎ひ仕打も捨られぬ
十一一
かね蔵ならべ
利は若ひ衆が持て来る
わつさり今[ル]夜寝ずの番
との戸前なと明けなされ
なんと茶がゆは味ひナア
かしこひ〳〵
草刈童子笛吹かぬ
枯木も山
遊んで居るもたいくつな
二つ一迄ならべたて
世の中〳〵
白ひお使門下に見へ
一よだれを流し
コリヤ〳〵店へお茶汲めよ
今夜の油有りやよいが
巳刻ばれ空
一笑でぽと〳〵膝たゝき
牛のよだれを長ふ流し
夜の鶴
憎ひ仕打も捨られぬ
ふしぎ〳〵
仁に者への徳は其夜
帰し
菱
来客へ
折
出す
鼻さんに
冷しもの
汐がない
折
いんげん
隠元も
おどろく
ので
去にくひ
雪の
大達磨
折
神
国の
浜は
や云
上に
白幣
の
大将
ソレ見い
でんぼが
出来たが
十部
七日ノ一一
夜昼なしに
羽守も舎る枝の鳩
よひ日より
一綿を操り〳〵たばこのみ
奉られ
しのびなきする薪の鳥
大事ないカヱ
一りん差こんでもらひ
太義〳〵
縄貫ぬいで爰へ来ひ
たのまれて
顔の草紙の清書さし
よだれかけした顔が兀
のかぬ狐へ祈祷する
高ひ所へ土
寝さして置と起て来る
玉
影うす移すぬり障子
ぬれて代呂物べたつかぬ
旅の空
□□□□□
十十一
七十九
泊てもろふて枕出し
ヲイ等も可愛子の中歟
高ひ〳〵
山の落しる鳩烏
てうしはぬるい方が酔わぬ
れゐのごとし
抗髪ねばらしてうせぬ
れんもひよく
海山こへて煙り立
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
此やきつぎ屋上手じやせ
傍に付添ひ
田舎なまりも京で直り
そんならソウ
薬を一ト口で呑にさぬ
互ひに膝を払て立
底は清水
さつと濁つてさつと終
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
嵐が来ても吹戻し
○二十一
一冊
先生此枝はいかゞ
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
茶かてぬるなりましよいな
つまんで見て
どこぞへ宝もつに出そ歟
百目あるなら育ゼナア
目夜に釜
旦那が預ケられたそふな
つくらふて
馬らんの上へ桜のせ
鶴首で
明ぬ初日に亀をよび
積上ケぞ
入梅につくねた手がおしひ
つもりよふ
控え迄うらやまれ
願ひが叶ひ
ぬれずに汲める様になり
念入れて
一麻から絹の手へ渡し
一同断同
十一月十一日
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
かんなんせんと笑われぬ
長〳〵と
夜明を東からつげる
何ㇾにもいわず
更て汲茶に酔がさめ
嚊よ帯屋を聞て来ひ
浪も嵐も
古ひやつじやと笑て立
なさけなび
のいてくれたら銀子を出す
何ぞいふてか
音公ちいさい声じやノウ
廿一日羅生門で
ばん
一智さんわいな殺生や
乱さわぎ
姉貴が内から蔵を閉
らちがあき
○二十二
十一日
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
かんなんせんと笑われぬ
長〳〵と
夜明を東からつげる
何ㇾにもいわず
更て汲茶に酔がさめ
一嚊よ帯屋を聞て来ひ
浪も嵐も
古ひやつじやと笑て立
なさけなび
のいてくれたら銀子を出す
何ぞいふてか
音公ちいさい声じやノウ
十七日羅生門で
ぼ
一智さんわいな殺生や
乱さわぎ
姉貴が内から蔵を閉
らちがあき
○二十二
十一
しかし此岩付ケもの歟
押ぶた井戸ばたにうかし
羅綾は胸に
笑ひかへしへ手がとゞき
楽じや〳〵
高砂のるす嫁は別符
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
コレ旦なさんのお燗しめ
梅の薫
奴えゆひかたふしめ
新らし心。夜具上レましや
墨なら向つで買なされ
むつかしなり
鳥渡ひらゐに出る女房
むつまじか
となりと垣はかとふゆひ
昔になり
行燈の影の酌笑ふ
見せたかつたし出しなには
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
こゝらの所でおがんどこ
美しひ
ほれられ様の違ふ女房
顔の女夫を見る女夫
打たり舞たり
能ひ給銀が渡ります
うれしさに
鯛の切り給が色少な
海山こへ
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
気に張弓の弦がのび
諷わぬ鳥で
女の端もよみ覚へ
うき〳〵と
まだ調はぬ庭をまひ
望は十ぶん
ひゐきになつた礼により
○二一日
○二十四
のちの為
口の間は口のうち
ぬけて有歯でかみ〆る
二日〳〵に雨ふらし
のどか〳〵
龍の寝姿虎がふみ
身をさかさまに兄で啼
蔵の一こし出す女房
の人どりと
在所房へ山家育
のどかな事
子もり勝手によふ遊び
紙治の姫でみなが惚
のみこんで
隠してやろにもアノ体
○国の立もの
六十四匁の白米
たれでもかれでも皆見下ケ
いつもどん〳〵いふ熊さん
くらい〳〵
}
○二十五
お八百どん行燈出してんか
国の名物
間毎〳〵へ鏡すへ
足の達者な虎平さん
くらがりて
のりをおくれといふたら明んし
来る度に
家ちんがやつたあつたら
苦がない〳〵
身上がよふてお達者な
くせが悪ひ
千鳥に成と嶋へ飛ひ
関羽横なで
出るだけ蕨搗仕まひ
宝永通力
おちよぼに迄もあまへられ
くどかれて
西で一軒仕舞付け
薬がきゝ
もふ宵からもよふ寝られ
同二十二
○二十五
お八百どん行燈出してんか
国の名物
間毎〳〵へ鏡すへ
足の達者な虎平さん
くらがりて
のりをおくれといふたら明んし
来る度に
家ちんがやつたあつたら
苦がない〳〵
身上がよふてお達者な
くせが悪ひ
千鳥に成と嶋へ飛ひ
関羽横なで
出るだけ蕨搗仕まひ
宝永通力
おちよぼに迄もあまへられ
くどかれて
西で一軒仕舞付け
薬がきゝ
もふ宵からもよふ寝られ
○二十一
十六
隈なき肉
明ふにお入上を待チ
りんきする間が有りや寝ます
願成就
石の階ぶむ斗り
やさしい声で
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
開く暦へ来てはよみ
やつれすがた
どなたも尾の御奇進を
此物干シも附ケもの歟
やぶれかぶれ
奈兵ついでに姫てきも散財
しんか
陽気〳〵
蕨を五形花等に引かし
朝から鰯が取レそふな
矢の如し
また破磨弓を底に出し
○二十七
十二十六
隈なき肉
明ふにお入上を待チ
りんきする間が有りや寝ます
願成就
石の階ぶむ斗り
やさしい声で
まづ暦から開きかけ
此緒〆アノなんたらデヱ
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
開く暦へ来てはよみ
やつれすがた
どなたも尾の御奇進を
此物干シも附ケもの歟
やぶれかぶれ
奈兵ついでに姫てきも散財
しんか
陽気〳〵
蕨を五形花等に引かし
朝から鰯が取レそふな
矢の如し
また破戸弓を店に出し
○二十七
十二十世
よふてアヲイ等杖つかん
休みんか
持つて死ねんと笑ひ合
やれうれしや
一今仕る膳は影じやない
けふは枕の碗を巾キ
まけている
まだ鼠石はあたらしい
舅さんだかん時おのれ
家の無ひ戸を深ふ閉
まてしばし
一腹帯締る三段目
針先[キ]の餌が多すきる
十寸鏡
行かぬ近所へ移さるゝ
まんまと首尾よふ
場所切りぬけて舌を出し
一舅に大きな風中買はし
まづ〳〵足へ
随分領地かし申ㇲ
○二十八
十二冊
よふてアライ等杖つかん
休みんか
持つて死ねんと笑ひ合
やれうれしや
今仕る膳は影じやない
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
舅さんだかん時おのれ
家の無ひ戸を深ふ閉
まてしばし
一腹帯締る三段目
針先[キ]の餌が多すきる
十寸鏡
行かぬ近所へ移さるゝ
まんまと首尾よふ
場所切りぬけて舌を出し
一舅に大きな風巾買はし
まづ〳〵是へ
随分領地かし申ㇲ
○二十八
十一
丸で雛さん
丸で雛さん
鍋が泡ふくどふ仕ましよ
又かい十郎
竹馬一ツ騎御注進
聖天さんにゆびさゝれ
真直に
人より銭は儲まけ
けなりい十部
御馬から願陀御覧有
海山はまだうらう
こそはい乳豆くはへさし
灸をすへにたらいふて
一飯台へ鼻突合し
化粧して
一人も負そふに見へぬ
南瓜かぼちや迄も見せ
漢御らうしと鈍子出し
けつこう〳〵
よふ出しの出た枯た節
梅の匂ひで春を知り
○仁
黒髪諷て寝た仲居
●深ひ〳〵
りりや出て居ても鼻さんは
ふしぎの一つ
今年シヤお弁さんホン近ひ
鬼の腕の兜の腕の穴の穴のそき
冨士の山
買ふた壱升に酢が匂ふ
振ながめ
コリヤ神棚のコリヤ門の
風雅じや〳〵
嚢中に銭何にがあろ
一盥に雨を時雨の会
吹つけく
降日も垂た字が合ぬ
舟を見て
此内は又雨らしい
ぶら〳〵と
中ヲせつ仕て居るととふも
●すいやよい
○二
○三十
小さい前だりもふくれ
頃はよし
お見立にいてけなりがり
酔ふた所へ酔ひに行キ
焼田へ入れた水が生
ごもく場へ鶴
雀等は皆棹へ逃が
側に鷹野の御立寄
コレ姉貴
ナぜに守屋を勝しんそ
ゴレ弟ト
日傘が角に成まい歟
心からとて
馬駅にいつも居やつと
極無類
丹後屋のお橋さんの製
天狗じやナァ
にゝヱ私しは低おますし
でかす〳〵
汗でよこれた顔を巾キ
同三十一
雪ころはした小さい手
てん〳〵舞ふて
前からしれた暮笑ひ
手取〳〵
鯛をもらふとチヤツト切
糸いろ〳〵に染わける
寺
町
くちなはの方がのたくらぬ
車は藤沢てわかれ
小判はかさひくでかるひ
④改、
人さんの名の情に思ひ
花も雪ぬぎや間が霞み
橋の香はどこへやら
こもく場へもふ墓捨ぬ
有がたひ
灸ちよこ〳〵すへらるゝ
愛相を持て
遠ざかる敷居ひくふ越
いつち南のとつぱしに
二ノ二十二
十一月
雪ころはした小さい手
てん〳〵舞ふて
前からしれた暮笑ひ
手取〳〵
鯛をもらふとチヤツト切
糸いろ〳〵に染わける
町
くちなはの方がのたくらぬ
車は藤沢てわかれ
小判はかさひくでかるひ
●改メ
人さんの名の情に思ひ
花も雪ぬぎや間が霞み
橋の香はどこへやら
こもく場へもふ暮捨ぬ
有がたひ
灸ちよこ〳〵すへらるゝ
愛相を持て
遠ざかる敷居ひくふ越
いつち南のとつぱしに
○二十三
秋
二十二
かたいやくそく夜を更し
雁がなかぬと済て来ぬ
捨る湯に迄捨まよひ
朝からばん迄
私しを手本に見習らやれ
人だへのせぬ豊岡屋
アンナ部して
お関の聟に行のんか
あつはれ〳〵
十さん五郎さんよふ打た
哀なり
高野の万さん浮しづみ
●
さかり〳〵
鷲峯の庭におしむ箸
崇廟の侭で礼剤の梅
松の傍摺頃は霜
さすか大鳥
雪は積ども雪見せぬ
ついへる事も多ぶん付
十一丁
左様〳〵
左様〳〵
何二夕とまゝ鏡のき
皆よいかざが仕ます十部
扨も〳〵
蝶のつがひへ婚礼姿
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
こちの人首筋ひつ掴なされ
君か代〳〵
煮がれ給ふ賤の米
清めてさへ居りや濁されぬ
何のおのれと酔ふて臥し
いゝへまだ初夜は打ません
吉日て
ふくさの鶴もくたぶるゝ
となりのうらも桜ちる
伊吹山から浅間山
二十四
皆定役の紐をとき
きつしりと
障子は喩ふ見て明かぬ
きよろり寛
十露盤かして伝しゆが有る
一欠仕てなへ持てんがナア
一壺をふせといたら拍子が響て
ゆだんなふ
尻からぬけぬ給につなぎ
戻りはあたま帯へ入
夜は敷居のきはに寝る
行つ戻りつ
道の記に一枚よこし
夢
草津で泊りや餅放し
きのふの花がけふのちり
下駄はいて居てしつぽり雨
浮草に根をからまされ
夢かい十部
どれも戎と書いてなひ
一
秋
いく夜
寐ざめで
眼をさまし
仝
真いれ切りを
誉太夫を
誉
折
切レ味を見せる
翁の古戦場
二十六ノ
目出度〳〵
一貢仕舞ていせのよふだ
観世の水に舟は引キ
一美作の寺鳩の峯
おだれはづして墨を生
名イぶつ〳〵
一綺しで焼た褄おしへ
めいわく千万
拙者は武芸はかしらめ
蔵たてられる甲州屋
欠S
名人々
こちの行燈も張つてんか
めづらしい
すぐに出現あらせられ
まんまと銀子箱をもらひ
妙
布引雌瀧せずぬらし
女夫中よふ
待合す所ヲいふて置キ
とちらも苦労仕たらしい
四十八日
○口丁
○磨けり
てらぬ日影も影にせぬ
見て通り
けふは乗つたら能かつたに
鳥渡十呂ばん持つてんか
味方は多勢
上りなさらな去しやせん
水ぎは立て
御代の一葉を家根にとめ
与兵へなしお六横に差
●しみ〴〵と
かびた枕に夢見せぬ
昔咄しになみだぐみ
四海調にて
太夫のかけで高枕
辛抱して
近わす車がかるふなり
手柄は勝つた事がなひ
しはのばし
水吹や〳〵じやアはめな
一
四十九
しづく
雫等ト〳〵
藁仕替んとまどろしい
信心して
出来にやあしたの晩の事
十のしまて
一響も月夜も啼あるき
なんぼかけても辛ふなび
火入ㇾに市松が咲かん
しびりをきらし
一ふき白石かしてんる
始末がかんじん
出る時キヤ裸で有つたケド
塩
朝の丸太をつき流し
段々梅もかろふなる
しん〳〵と
せまふ釣ッてもまだ広ひ
我レを〆たりゆるめたり
十方世界
皆有がたひ笑ひ有り
○五月一日
五十
神代のかほる松の門
かわらぬ蔭の風涼し
絵より聞より
降れる白雪花の雪
江をごじ舟
味ひ順風に片むかぬ
遠慮ないふ
コリヤよい所へ来たものじや
猿猴が月
透して見たり眺たり
笑てたんのうして仕舞ひ
ゑらゐぞ〳〵
銀子見て打替をしごき
敷がねの仕てあるお福
㊄胸り仰天
こないに酒をのんだカイ
六丁晴て源氏色
引ずつて
こぼれ梅さへ重に成り
妻の裾真世の盛り
○五十一
一一
灯はクワン〳〵
店に銀子箱ならべ立て
七りんパタ〳〵
ヲレモ枕なとしほろ
眼でいふ用の有ル女房
日よりがよひ
一トおどりから扇取り
けふは隣りも子を泣かし
光り
が
額をくるとよみと歌
鼻さんもチヤツト臍かくし
ま
百夜も通ひ
アノマア雪に下駄はゐて
一積つて来ると雪もとけ
え手があり
好まるゝ品間に合し
紅葉をちらし
鵲の雁そつと帰し
四聖い道
五十二
Un……
揚枝は宮嶋に取られ
仙人で
鯛くれるのが気に入らぬ
宵の木の葉等腰に付け
〳〵
鳥がうたふと夜が明る
静謐〳〵
着重ふ成つて軽ふ薬
低ひ流ㇾへ水は落
吹く様〳〵に吹く柳
殺生やの
あなたのお眼にや蝋玉の
一私イの鬢をつらんです
こんな事なら着替の衣裳も
持つてこふものを
世間ㇾ広ふ
虫を払ふて植直し
随一
竹屋の店へ輪を入レぬ
墓がアレ前越に
すつはりと
○二十三
Con・〃
揚枝は宮嶋に取られ
仙人で
鯛くれるのが気に入らぬ
宵の木の葉等腰に付け
〳〵
鳥がうたふと夜が明る
静謐〳〵
着重ふ成つて軽ふ薬
低ひ流ㇾへ水は落
吹く様〳〵に吹く柳
殺生やの
あなたのお眼にや蝋玉は
一人の鬢をつらんです
こんな事なら着替の衣裳も
持つてこふものを
世間ㇾ広ふ
虫を払ふて植直し
一く
竹屋の店へ輪を入レぬ
墓がアレ前越に
すつはりと
○二十三
五十三
慥な杖で雪はらひ
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
すいきかし
そこいおこ人よひよふに
一今迄降た肉が入り
京
雲の上には星二つ
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
下手の作つた句がにへる
折句之部
直な気の頭に
何の樹が匂ふ
鳴りものゝ司は
民の腹戦
烏あり鳩あり
内に鳳が舞ひ
こたぶれ
草臥て寐るを
覚て面白ひ
三国へ薫る
芙蓉の一夜咲
○吉
五十四
いま
在すにもまさる
煙りに在すなら
鱠切る度に
恩ある人の事
神に宿かして
寝心起心
美しさ心に
盆の水鏡
海山が有ツて
名所も画で詠
孝に仕るとは思
わすに孝に足に
お袴のゆがみ直
して初笑ひ
賤
役盛り賤
賤が
七十一日
同十一日
小かたも耳に付
菓ごもりはざんじも
あらず日の出鶴
とれあつと商売
せふと道具出し
○五トロ
五十四
いま
在すにもまさる
煙りに在すなら
鱠切る度に
恩ある人の事
神に宿かして
寝心起心
美しさ心に
盆の水鏡
海山が有ツて
名所も画で詠
孝に仕るとは思
わずに孝に足る
お袴のゆがみ直
して初笑ひ
賤が
役盛り賤が
七
同同廿一日
小かたも耳に付
菓ごもりはざんじも
あらず日の出鶴
とれあつと商売
せふと道具出し
○五トロ
○王十五
コレお三条琴を静に
ひゐて聞しや
一部姉はいせ子正直が
本間しやノウ
おこへりさん工ふう被成レ
とお鵲どん
西匂ひ積れば
山を花こゝろ
まかぬ種はへぬと
果報揉て待ぬ
紅へ酢をさす気
女房の口に墨
下へ垂る柳誰
にも見上けられ
風も吹通しは
せぬと逆らわぬ
一垢が抜ケると風呂で語らぬ
呑まぬと気ぬけ呑ト底抜
ずつと登ると水を汲ふ龍
棹を片手に一つ干シます
○五十一
五十六
石垣くづす雨風の花
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
左りが過て右の仕合せ
遅おますかへと
ちり込は真盛り
巾着の銭を
根付が喰て仕まひ
火を一つおかし
なされと娘見る
廿四の春から恰
客にほれ
日帰りにしんかと
石をひろて遣り
青楼は蒸を
かへすときらわるゝ
西東しらず葱を
うりあるき
車座へ波のさん
糸をよふつむき
樽が経よむと
悦ぶ酒如来
○五十二
五十六
石垣くづす西風の花
左りが過て右の仕合せ
おそ
速おますかへと
ちり込[コ]
巾着の銭を
根付が喰て仕まひ
火を一つおかし
なされと娘見る
廿四の春から恰
客にほれ
日帰りにしんかと
石をひろて遣り
青楼は蒸を
かへすときゞわるゝ
西東しらず葱を
うりあるき
車座へ波のさん
糸をよふつむき
樽が経よむと
悦ぶ酒如来
五十二
丑一一
臍をかゝへて
ごろ〳〵の手形くふ
紫衣緋衣も奪ぬ
色は白布の位
秋風を寒ふ
覚る性は善
次ぼうし恥かし
からぬ朝の喉
仁の煙智の霞
父母は民をなで
橋の封と以て
目出たき六千丈
勢田迫る連れ
須弥山の咄し入み
百夜てふ草千代
見てふ根が柵み
一並びなき美人は
雪の長ヱ
飼よくと思ふた
人に器が聴
内五十八
□□□□□□□
貞節さ我気の
付かぬ過言有り
松下に見るのは
あなた斗りやし
白ひものはよこれめが
よふ見へますし
弟ト嫁つはなケン〳〵
よふしやる
岩八が朱盆をチヨ
ツトこふ借ツて
十ア婦貴花に遊ばゝ
祇園辺の何といを
外へ突杖添納は
内にあり
鰹かき過して
笑ふ事計り
方寸へ天地たゝ
人で檜笠
ぬかぬ太刀あつぱれ
家の守護と成り
同右同
十一日
貞節さ我気の
付かぬ過言有
松下に見るのは
あなた斗りやし
白ひものはよこれめが
よふ見へますし
弟ト嫁つはなケン〳〵
よふしやる
岩八が朱盆をチヨ
ツトこふ借ツて
十ア婦貴花に遊ばゝ
祇園辺の何といを
外へ突杖添納は
内にあり
鰹かき過して
笑ふ事計り
一方寸へ天地たゝ
人で檜笠
ぬかぬ太刀あつぱれ
一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇
家の守護と成り
同九月九日
五十九
味ひとも言わさず
水に味があり
岸の柳しられ
出口を放しかね
蟹どんの添エ乳
枕は紅の猿
骨がなけねば傘に成られぬ
心の美人神に惚られ
借人が有かて普請そこ〳〵
諷ふて仕舞た鳥に水ける
蛇の口のがれ
翁の舌に乗り
角折て居るが
我身の一角
サケ是で喰ヱと
膳立仕て渡し
かけ鯛に成迄
海は網の世話
笑われぬ様にて
笑ふ針呵り
○六丁
十六十
高砂が在てはじ
めぬ旅衣
孝は世をはじて
女が口おしい
とちらへも水は
流さぬ生田川
人間シも霜が
かゝると和郎かな
三つに折ル間さへ
調子をよふ合し
九里八丁七八里
目へ矢の使
日月は歴然
星は座を変ぬ
璞をみかく
布巾に機を切
にくまるゝはつじやと
白ひ蔵なかめ
誘われたへんじ
驚から撫て見る
七十一
六十一
銀子がこふ溜りやと
庭へ掃あつめ
糸屑のつぶては
つなぐ下地也
今寝入る母に
磯を打のこし
本玉に成ツて
目かねに法納さし
深草の露にも
ぬれ
濡ぬ花の色
何の木の匂に
むれる百千鳥
酔中の龍の
眼に眼。
子に呵り初められ
今朝は老初る
葉桜と成つて
弥生も気がちらぬ
折レそふな手が出て
石をよふさばき
同二
十一
日と月とよせた
一字が身の手本
女房の花は莟が
出来てちり
水もよふ汲糸
つむぐ手利喚
一応則是空にゆび切うり
山でころぶととつと落ます
海の桜にうどのたんざく
才を包むが女房の才
安堵さします仮石
書の墨が濃
水に手を荒して
舟をよふ浪へ
豊年の稲は
笑顔の下り眉
弾まぎらかして
咄の糸を切り
網嶋の宮で
御城の山を乗せ
○六十三
ぬつとして
ならべた冨士の
間をこす龍
仝
あれた
肴で
鳥渡
受
玉
一夜も
砂にせぬ
芙蓉
沖一日ながめ
釣り舟が出て
釣つて
居る
折ざう
象の外乗らぬ
ふらぬ
普賢で
尊まれ
○二十四
○十一日
何聞とまゝ手を
洗ふ衿に紙
風の吹方へ
柳は非に曲り
まだ谷の鶯
松の右左り
西白さ女房と
笑ふ事が聴
世は夢と悟つた
眼にも富士は一
倹約の札も風
なき秋にちり
れるけんざん
麗県山杖を
つかして寿を登
よごれ合ふ身に
面白ひ湛納有
恋持つた笑ひに
遊ぶ鯰の手
耳洗ふ地は壁に
つゝ耳がなひ
六十五
○十一日
何聞とまゝ手を
洗ふ衿に紙
風相吹方へ
柳は非に曲り
まだ谷の鶯
松の右左り
西白さ女房と
笑ふ事が聴
世は夢と悟つた
眼にも富士は一
倹約の札も風
なき秋にちり
れるけんざへ
麗県山杖を
つかして寿を登
よごれ合ふ身に
面白ひ湛納有
恋持つた笑ひに
遊ぶ鯰の手
耳洗ふ地は壁に
つく耳がなひ
六十五
○十十
手枕をそつと
盗でいそかしい
しのゝめ
東雲へ戻つて
寒し秋の風
嫁入へ一言母の
つやふきん
恩返す間は我レが
寿もいのりそへ
念願は望んだ枝へ
籠を飛び
綱つけて引ます
なぞと瓜かくし
なぞと瓜かくし
めんにんの袋を
ぬふて針に更
仮名付けぬ情
心に画引かし
花が身に咲かけ
我に春がなひ
呵るたび呵られた
恩気で報じ
○六十六
}
蓑虫の啼音
孝子を寒からせ
祝日の庭に
笑ひがもつれ合イ
屎たれめ親に
節季の尻助かし
此傘は何所の傘
じやと蛇の目むき
信あれば徳あり
願ふ事がなひ
退役の叶ふた
日から梅匂ふ
町に賃町からも
賃世がげびる
我も子が有つて
見返る雪の供
顔にあり〳〵浮納の杖
鯰の節ひ顔に嬉しさ
肉満かけて刺つた三日目
異見の塩の戻る春雨
○六十四丁
}
蓑虫の啼音
孝子を寒からせ
祝日の庭に
笑ひがもつれ合イ
屎たれめ親に
節季の尻巾かし
此傘は何所の傘
じやと蛇の目むき
信あれば徳あり
願ふ事がなひ
退役の叶ふた
日から梅匂ふ
町に賃町からも
賃世がげびる
我も子が有つて
見返る雪の供
顔にあり〳〵湛納の杖
鯰の節ひ顔に嬉しさ
目まかけて刺つた三日目
異見の塩の戻る春雨
○六十七
六十七
日のゆとり覚す
内はうらゝかな
見へ出した春へ
心の笑ひ添へ
お隣の宝かぞへて
うみたかり
爰は我カ庭と
柳は根を下し
いさぎよひものは
今まく帆へ旭
御馳走であつた
随分始末せい
こんど聞ましよと
ふとん
布団を着せて逃
旅からのたより
燈明で封を切
櫛の歯を挽キや
抗髪の形で来る
口ぬふて居ので
計が棒にならぬ
十一日
六十八
銀子計り持て
女夫が淋しかり
おく
明けて置ぞと
夜遊に錠おろし
とのつらを提て
うせたと安堵仕
床入に三番叟
回ンがかむりたい
切過る忠案
大じに疵が付
のぞかるゝ日を
暦からのぞき出し
花を実に仕る
異見也根は堀らぬ
爪びきにまだ
香の残る袖香灯
好た方へ傾き
釣瓶かむりふる
まだ蝶の付ぬ
莟がなのはひく
以上
六十八
銀子計り持て
女夫が淋しかり
おく
明けて置ぞと
夜遊に錠おろし
とのつらを提て
うせたと安堵仕
床入に三番叟
回ンがかむりたい
切過る忠案
大じに疵が付
のぞかるゝ日を
暦からのぞき出し
花を実に仕る
異見也根は堀らぬ
爪びきにまだ
香の残る袖香竹
好た方へ傾き
釣瓶かむりふる
まだ蝶の付ぬ
莟がなのはひく
}
六十九
江の魚と水とに
遠ひのぞみあり
たのしみは子を
寝さしての尻からげ
片向かぬ水の
汲茶に塩がすみ
山ごとにかゝるも
一トツ水もの二セ
お出ましな皆
腹いせに刺ますせ
八頭丹本家
八重坂奈耕製
一何皆さんアリや持病の
飲のそんじやし
又お近びうちにと
笑て鈴仕舞
侭ならぬ代じやと
あきらめや私に雲
木地なりの心
自然と木地がそひ
以上
六ー九
江の魚と水とに
遠ひのぞみあり
たのしみは子を
寝さしての尻からげ
片向かぬ水の
汲茶に塩がすみ
山ごとにかゝるも
一トツ水もの二セ
お出ましな皆
腹いせに剃ますせ
八頭丹本家
八重坂奈耕製
一何皆さんアリや持病の
飲のそんじやし
又お近ひうちにと
笑て鈴仕舞
侭ならぬ代じやと
あきらめや私に雲
木地なりの心
自然と木地がそひ
申上
○七十
鱠から新まな
いたを刻みそめ
豊さの貢
神路の間へさゝけ
早。鳥も羽根たれ
湊出て調ふ
丈山の扇芭蕉は
讃を避し
笑顔こほすに
いそかしい新畳
銀子かした丈ケ
念頃が薄ふなり
そんなナラうせぬが
よいとおしかられ
万国の頭は
神の宿る国
櫓火せゝつて修羅はもやさぬ
十日の声に飛ふ鳥も落
烏は黒ひものと東雲
一膝の鶴鵜にまける雌
}
○七廿一
鯰から新まな
いたを刻みそめ
豊さの貢
神路の間へさゝけ
早か鳥も羽根たれ
湊出て調ふ
丈山の扇芭蕉は
讃を避し
笑顔こぼすに
いそかしい新畳
銀子かした丈ケ
念頃が薄ふなり
そんなナラうせぬが
よいとおしかられ
万国の頭は
神の宿る国
櫓火せゝつて修羅はもやさぬ
十日の声に飛ふ鳥も落
烏は黒ひものと東雲
一膝の鶴鵜にまける雌
}
七十一丁
尺善の墓に
余けいの花も見る
求食間もせか
るゝ郭の日の出鶴
薄水をふむ駒
下駄に童がなひ
日の脚に負ぬ
孝子の一日路
鳩学ひ烏まな
人で巣を去らん
ふりまはす竹か
当つて桜ちる
割つて聞キヤ竹也
根葉も節もない
我レを非にまげて
靨の中へ入れ
銀給ふ金は
砂中を撰出され
面白に仕る
嚏は二つつゝ
○二十二
○七十二
かじ山とにごる
眼えに愛がなひ
雪中の竹雀
より先へ起る
おだやかさ年の
瀬戸にも宝船
打タれたる恩を
今知る杖はじめ
新しい顔
台所の脹がまぶひ
私にあまいものと
思てな道中仕の
寒きが上のさへ
衣とは古今の目
ドロ〳〵で岩が
明るとしづ〳〵と
雪隠からやに
梅折ルな屎たれめ
寒なつて来ると
近所が遠ふなり
○三丁
七十三軒
百行のつゞれ
蜀紅の美に勝り
蛙よりがゐるの
方[ニ]に濁りなし
川の字に寐た
楽しみが深そふな
おたがいの事と
一輪の下タくゞり
こいつしゆんさい箸にかゝらぬ
なんでも包ム広ひ入もの
15065
ウツツヽ
一〇〃