地錦抄 卷之一
- creator
- 伊藤伊兵衞
- created_at
- 2026-08-17T19:23:22.163Z
- updated_at
- 2026-08-17T19:23:22.163Z
- field_rights
- CC0
- field_creator
- 伊藤伊兵衞
- field_language
- 日本語
- field_has_image
- true
- field_identifier
- 10010000024366
- field_ocr_status
- completed
- field_title_yomi
- ジキンショウ
- field_attribution
- 東北大学
- field_oai_datestamp
- 2025-11-13T07:05:28Z
- field_oai_identifier
- 10010000024366
- field_ocr_updated_at
- 2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
猶
第
31926
3192
十一日
十月二五
十一日
同断
}
より
万花千葉実生枝かはつて巻に
たへぬ詠とりや夥なるかな老を見て
其名をさたかにせすしれとも又
芦やはま萩南橋北松も境によつて
よぶとこそ萱草のわすれ草菖蒲
一老かつみのたくひも知る人そしる
こゝに武湯染井に農夫のそれかし花
木を植る事を得て種蒔に時候をかん
かへねをうつすに節を以てす其
しげらし、むる事宛駄が術とも
いはんかみづから花葉を絵書楼木
さし枝ねに土かふ事を広にす地錦
抄を鋤犂して序せよといふ予に
詞籠のたねなし興にいはゝしらぬ
山いたらぬ里の草よ木よ種をよせ
根をもとめ尺地あらはいたつらなく
一移植たらんは其用多ク二葉に萌出て
めどみより落葉のあととても詠なき
にしもあらすまして葉をつみ枝を
一すかして籬廻に露うち花の影に
やすらはゝ心を養ひ気を育して
しかも感花の潔を手折師堂に我
し即興の活はななんど又なき
慰なりやかくもてゆふ物種植の
一補此一巻にまさらしと増補地錦
抄となり折から宝永寅の盃
春良日三角軒花隣書
凡例
一名の下に春夏秋冬の一字づゝあるは其季
その季に花咲るひなり
一同ク初中未の一字づゝ有るは一季の内を三段に分
たとへば正月に花咲るひは春初と云二月に花咲なし
春中三月に花咲を春末といふ又四月より夏初と
して四季共にしかなり二字有ルは二月三字有る三月
○但シ節より袋までと心得て
かけて盛のあるるひなり。
おふよふたがわず
一木とあるは木のるひ草とあるは草あるい也
一通とあるは通用の略言なり通用といふは一
木にもあらず草にもあらさるるひなり
一又通の字の脇に。草。木の一字づゝあるは其
性通用なれ共木に近は木草に近は草として
断なり
牡丹凡例
牡丹は惣体を九品に分て見るべし九品と云は一位
二形三色四重五実六蘂七葩八葉九木也
一位といふに四等の分有り一位夫レ見二位三位三位ヲよし
とする四位ははふれたるとぞ
二ツニ形といふに五様あり冨貴艶麗厳恪乱雑枯
持なり富貴艶麗をよしとす
三に色に二種有り咲出あかみたる様なるは珠玉咲也
あをみたる様なるは総玉咲也珠玉咲は花に光り
ありてよし総玉咲は花につやなし又是にたがへるも
あるべし酔ありしみ有ゑひしみ有るは上花の外
なるべし
四に重は五つ前より十五花にいたりて一重とす廿花
より四十花までを八重とす四十五花ゟ百花迄を
千重とす百花の外万重とす八重千重をよ
しとすとぞ
五に実に形容大小高下赤白有り白に黄白有り
銀白青白有赤に薄前木瓜色濃前薄紫こい
紫黒色有り形に瓶子有実の首五ツにわれ七つに
わるゝあり白は銀白紅はこいある小瓶子をよしとす
芥子実鈴実共いふ
たんじやうたせうちやうたん
六に蘂はすべて黄なり淡濃多少長短あり黄に
うすくこくうヽス牛
して少をよしとす
はなひうこうゑんはくけつ
七に花は厚円薄鉄有り捏縮有ひらめくつぼむ
あり厚円にしてつぼむをよしとす
ひんしゆくじやくすいゑんせん
八に葉に大小長短頻縮弱垂香尖あり其色
紫碧淡濃あり細長にしてつよきをよしとす
一兼たる色をよしとする
九ツ木に強直なるあり巻曲なるありのびや
かにほそすぐ成有すなをにのびやかなるを
よしとす
ぼたん
牡丹
曽市
図
對馬郡手形
狩野博士集書
増補地錦抄巻之一
三国
通用春末
○白牡丹のるひ
あんやうじ
五重六重花形
よくれんけざき
花ひらあつく白五つやとりまわし形音共に
よくけし実ちいさく少三国と同断にて
うすくうるみたる五有宝の色白くして三国に
黄しべかたくしまりてすゞれたれども花のつや
五角にかどあり随分
きれい代とりまはし花
さかりのふけてもしべくづ
花形さき
安養寺
ふりしへの
とりまわし形衣共に
三国北之同断にて
宝の色白くしてこゆに
すゞれたれども花のつや
どんみりとうるみて少
くもりたるやうにて
あざやかなくぬ事三屋
れず形花よく大りん也
にをとれり
□□□□
茂庵
大りん五六重平花咲出し
少うつろいありけしみ
赤みうすかきの実も有はな
ひかり白し上々
こびなた
小向
大りん七重さしうつ
ろいなし行義よし
わり実しろし実のさきに
少色有又うす紫の家有
君野白共云
しゝぎく
大りん五重さくかさね
白菊
事多し
実白シ肥過てはさす
しろちくみ
大りん六七重咲出に
白縮
少うつろい事ありけ
しみしろし
なへぎ
苗木
天りん六七重平花
さしうつろいなし
一実赤花白みよく見事
しらはす
白蓮
大りん三重四年うつ
ろい有けしみしろし
蓮花咲稀也
こくりやう
国領
大りん五六重つや
よしうつろい有平
花実赤咲出しより白
く花形よし
ひつらやう
一五重六重大りん
飛龍
白みつやよく
いづも
中りん六七重うち
出雲
みぢかく平花げし
みしろくちいさく花ひら
実白くちいさく黄しべ
あつく白みつやすぐれて
よく花形よく花ひら少
よく黄しべ少長短あり
うすくしてひかめく二も也
かなすぎ
金杉
金杉ゆりん八九重平花
内みぢかく白つや
ちくぜん
六七重にて
筑前白
れんげざき
よし出来花は五六重
一白五よく雲白実の
にて実随分とちい形うつくしけれども
さくたぐいなしふ出来夕大きくして出雲に
成はちやうせん白んと
曽甫
花中より芍薬のことへ事にそろひたるは
成もりあげ有とびも有り出雲にこへたり又りん
ちとせ
千代
五六重花形
よく白色つやよく
しい実ちいさくかたちかく
銀白惣体出雲のことく
おそざき
かくやま
香来山
白みつやよく
三重大りん
花形きれひ実の形
大りん
よくうすく色あり
白色つやよく少も
袖の雪
うるみなく二重程
大り
五六重白つや
よく実白上々
大りん実白かたちよく黄
しべよしかさねなきゆへ
おくしも
かるくしてきれいなり
花あつし
五六重白つや
よく実白大りん
天りん五六重けしみ
青山
さし少有
一舎人大りん五重実前し
中りん三重咲出し
小湊
一色有後はぬける実
あをし世間に而五重口ト云
八幡
大りん四五重始より
しろし花形よし付
有実此京八幡白は五色ほと有
やわた
八幡
大りん四重五重け
しみ前シ又青実
もあり花つやよくさしう
つろいなし
山朶
大りん九重さしうつ
ろいなし花白みよし
だんぎよく
中りん七八重実前じゆ
銀玉
けい白ににたりりんず
白のことくに花につや有
心引大りん五六重さしな
品川
しけしみ前
実前か輪きわより光り
有少色有之上々
せきもり
大りん五重実所少し
関守
さし有
うら白
中りん四五重実白行
義よみに
ちくせんふたへ
三りん二重少
うつろいあり
筑前二重
実しろし
十五日大りん七重さしう
まん木のつろいなし実にす
かき色
尾長中りん三重つや少有
尾張
実白花青ク見ゆる
又花形よくかさねよくつや
よしと云いかゞ
りんず
中りん四五重つやよし
光りつよし実しろし
なると
鳴戸
大りん八重平花さし
うつろいなしけしみ
青み此花平戸白なり
よごれ小袖
中りん四五重少し
うつり有花咲ふり
よし実白
みづのや
水谷
中りん六七重れん
げさきつやちくせん
白のごとく実白大きし
中りん四五重つやよ
雀子
平花うつろいあり
青実始は森本白也
中りん八重付なし少
児牡丹
うつろいあり実青ク
実の先に色有菊とぢ共十
輪白共云
もんぐちは
大りん四五重白みつや
よしさしうつろい有
一後はぬけるわり実赤黒し
大りん四五重つやよし
前坂
咲出しにうつろい有
六重咲事常也咲切て
うつろいぬける実あをし
ふくおか
福岡
大りん七八重茂庵
の咲ふり白み茂庵
より白シ実青クとぢみ
大りん五重六重平花廻
仙気よく実白とぢみなり
とちのさきこへににてまるめ
たるやうの物を付うつりそこもなし
高田
大りん五六重ようあつく
れんげさきうつりもなし
うす赤うつりもさしもなし
由事中りん五六重ようあ
袖のつ
いくれんげさきう
つりもそこもな
中りん六七重内見しか
乙子
少平花つやよく白み
ぢけい
一中りん五六重れんげ
流井
一さき白みつよへよう
うすしうつりも庭もなし
一入すくれたりうつりもそこも
なし実少薄前れいし白共云
つまくれない
中りん三重白みよし
大りん五六重咲ぶり
宗円
宝崎よしうつりあり十りん
の内一二りんうつりなきあり色有珍敷物也
瓜紅
花先に四五分ほど
宝嶋よしうつりあり十りんうすべにけし実白少し
色有珍敷物也
中りん三四重四りん
一文字中りん三四重平花
すの白みに似たり
あさきり
月分中りん四五重葉う
朝霧
あり白菊と云
梍第すし菊咲也
付もなし実白うつり
なし
梨子
大りん二重花あつくしら
かわのごとしちゞみしわ
じゆけい
寿慶
大りん五六重平花
あつしつけ有花形
有紫のつけ梨子の切口の
にたり
ことし咲出シ青之有
上々実前大てい茂あんに
中りん四五重白みいや
大りん四重五重平
人丸
さらしなよし花数の内には少
花白みつやよし
うつりもあり
付有実あかし
人丸
中りん二重ほの〳〵と
うつり有よううすし
せつさん
雪山
中りん六七重さしう
つろいなし花形上々
実われてあかし花形よわし
実白ほそし花光り吉
かきかげ大りん六七重始より
月哥しろし花上々とちみ
むらさき但きし有
中りん五六重始うつ
雲井
ろい有後にはすさと日三
付なし実われてうせがき色
若草
大りん咲出し白青花
のすへひろくあつし
とをやま
遠山
大りん六七重土平花
花形よし付少有又
梨子白ににたりしべ此糸白う
は付なし酢少あり
すむらさき三色なり実白し
なき事も有実赤北野遠山
一もち実紫のつけあり長く
中りん四五重うつろい
内野
おん
あり後はぬけるぢく
・源氏若紫の巻に
きわに付有少実うす。此糸
手に摘ていつしかも見ん
むらさきの根にかよひける
わなし
もよきはく
中りん三重咲出し
野辺の若草
絹白
よりしろし花形
紅山
工刀大りんかさねたシ中しいなる事無類実白
辺山大りんかさねたし中老
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
しんなり付うつろひなし
実うすむらさき茂あんに
実別しろし銀の粉にて
にたり光り茂あんより少し
ぬかまごとし
きれいなる事無類実白
十りんの内二三りん付なし
西山
中りんふき詰かさね実
花色此糸付有大沢と
いふ
あさくら
中りんかさねまし白み
朝倉
よし付あり実青
後に白
いろしま中りんかさねよし花
廣嶋
唐穴形かたし初日咲出シニ
中りんかさね多か白か
ひかり国領白に似たり
うつろい有こい此糸のつけ有
しろし
せいらく
中にしで有実の中此円花
大りん花ひるかへり丸し
小りんの方へ付
きんり
付うつりなく実し
ゆりん二重くれないのあし茂あんよりすくれたるよし
西洛
一付あり花あつくつやひくらし
よし実白しべ黄長シ
日暮中りん四五重花形上也
よし実白しべ黄長シ日暮中りん四五重衣形上之
ぬけは
中りん大平花惣う
花あつく光り有紅の付物
抜白
有実白し青山皇共いふ
かうらい
なかさき
大りんかさね少し内に
中りんかさねよくき
高麗大りんかさね少し内に
れいなる咲ふり
内記
中りんかさねよくそこ
〇なく咲出シ少青み
たるほとしろし
雪峰
ゆりんかさねことの外
きのことし
見事白き事ゆ
中りん四重成ほと
山口
しろし
だいぜんぜんかさね少し
きれいなり
大りん八重大なんばん
金太白
のそこにつけなき
花形あつく遠山ににたり
北野太白
付有かさね多シはゞ一
一尺三分の花あり実赤但シ
もあんよりうすし
ふやう
芙蓉
中りん四五重大白付
なしきやしや也遠
山口より花形うすし
やうに咲ク白
一元方ゆ大りん四重五重大平
一千書花付あり
あさひ大りんかさね少シ本ト
朝日
あさひ紅ににて咲
ふり大ふふなり
ちやうせん
中りんかさねよし
月年中りんかさねたゝし
皇里
成ほど白かきれい
卓魚
白ちゞみあり花形律
義也つけあり
ざんけつ
残月大りん三重少色有
名月大りんかさね少かるき
名同
花なり
残同
まつしろ
中りん三重四重梨
真白
白ににてかるき花也
中りん三四重成ほと
初霜
白ク実黄
とびいり
もんじゆ
大りん藤宮大きに立の
ゆりんかさねよし菊
飛入
ぼり火ゑんの形指にて
さき少色有
飛入ぼり火ゑんの形指にて
おしたる如ク付も自然のよし
ばちりん中りんかさねよし花
こいづみ
ゆりんかさねよし花
一淀縮緬うすくちりめんのご
小泉
形かたく此品の付あり
とくちゞみ有
数村広嶋に同類なり
さきてあを
鈴木ゆりん三重白み少有
咲出巻わか草も同断
大りん八重白みよし
八重太白に
紋白中りん内に少付有
あを
青ひ白
大りんかさねよく花形
よし付有実紫紅
山口にははるかおとれり
きやうづく
中りん菊咲
京極
しろし
しろごく
中りんかさねよく
中りん八重花形よし
白中りんかさねよく
極白
咲出シあをし
白極
実うす紫しべ黄
内山
一中りんかさねよくうせ
紫前に付有極白に
にておとる大方也
二条
中りんかさねよく花
あつしゑいのごとくくれ
なひの付有実われて青
大りんかさねよし
是は〳〵むさし野々にて花
うすくうす此糸の付有薬
むらさき黄白染わけ
白雲
中りん菊かさね
花すこしとみ
たる色なり
く先前シ付きわもあかし
中りんかさねよし内
高ね
高利少付有後は見へず
雪の夜に
ねづみ
中りん四重うす
中りん菊重白煮
代各大りんかさねよし
走民少色あり
少々少進ゆるやうに商る走民少色あり
大りんかさねよし
西尾
此中りんかさねよし
上々白のよし
しらさぎ
中りんかさねよく
白島
極かへても肥ても
しろなんばん
白南蛮中りん八重白也
うつりも酔もなしと
上林より申来ん白路鳥に
かわらずとちかと思はるゝ
大りん五重実別て
よし実生也
鶏毛
うす此糸付あり
朧月茂庵同断とぞ
中りんふたへ咲出シ
一拾壱突白し
龍言院
青きほど実白し
ひかざんじ大りんかさねよし白
光沢氏惣体より酔あり一分半に三四分の長サ赤う
花一葉こへてうすくひわす也
せいりやういん
つき法花と同断の物也
中りん白し
清涼院
所によりて名かわるよし
きく咲内に付
無類の大白なり
柏原大わん二重三重成程
白し
むかて
んかさね大りんかさね少咲出
百足や
色あり
白倫青雲白と花形同の
茄子なりんかさねよし
うへかへてもこへても
いけなし
ありあけ中りんきくさき咲
有様おし少色有
大りんかさねよし
小野
少色有後はなし
四十四りん四重花あつし
手税少ちゞみつけ有こい青雲
中りんふたへあつき
事白かわのごとし
むらさき
光有付ありしべ長く
みはい大りん六重咲
出し青のとへ
彦六実生出し青のとく
しべ本白末黄大心帯白し
本迄しろし
太りん九重花あつ
上之曰
し光有本に少
酔有しべ黄にて実白し
中りんかさねよし
白六反
白六反あつくひかる帯白
しへ黄本白付有少らせ此糸
しろしべ
中りん三重帯本
白薬
白香黄つねのことく
がつさう咲しべ黄
中りんあつくほそし
色本色有帯白し
白五反
しべ黄実しろし
あかし
中りん二重三重
明石
しべ黄長本赤ゆりし
あけぼの
暑中りんかさねよし
あつきけしぼたんより色
きほたん
草紅の花の色
黄牡丹単紅の花の色
薄かき
中りん三重うす也
にてかろき花
やうきひ
楊貴妃
大りんかさねよし白
うす色のつけこく
あり帯うす染
うすし真までおなし
色二条白ににて帯少か
わり有青シ
なんばん
天皇天和天皇そこゝ
大南盛
つけ多クあり
大りん五重内に付
唐篇、
少有
中りん八重にて次
弟かさなり
佐平太
中りん八重にて次なみまつ
大りんかさねよし
波程
ひ取茂あんのごとし
おもかげ
西影
大りんかさねよし
咲出し少色有さ
中くきしろし
きてしろし
松風天下三笠山北辰こしろ
是体蓮蝋くたり屋みよし広沢
吉野との笠神慮椽芥子かさね
安有白坂三川青木石山
御所服部金山あやめ宗入
わすれ子れいやん垣様
仙台さぬき須广銀白市十郎
右何も白し
○古人注シ置白牡丹
白牡丹
八重二重しろしぢく
付の所に此糸色なり
八重咲出シ花の四比
鳥子
迄は玉子色開て後白し
ちやうせん
卓魚
まんやうぢくつきう
すむらさき自然出
来花はかわりもあり花
かさね多ク候得て軸付見
へ不申候
雪白花しろきよし
平戸
八重ゆき白なり
花少あをみさし
うす色に少きはみ
尾張
たるやうに見ゆる
かき牡丹
たるやうなり黄
ぼたん共いふ
浅黄
見ゆるをいふ
白く少ねつみ色に
二重うす色にて
飛入
赤とび入あり
是迄白牡丹のるひ終
黄牡丹
黄牡丹ほどなり
一重かうそのいろ
八幡八重見事なり咲
出し黄はみ本しべ
もきばむ
○紅牡丹のるひ通春未
中重ん四重五重染
千染
紅光り有内見じ
大りんこいくれない花
染井
もりあげてさく
かにさくかつら出るといべに
かにさくかつら出ルこいべかりかさね多シ茂あんの咲ぶ
あまりこいほとなり帯
りににて不出来の年は
あかし前後色かわりなし
紫の付あり
六七重にさく事も有
まつのは
まつのは中りん七八重丸咲
松葉
べに色先そろいけ
しみ前し
一名布施紅是は千染紅に
さくりん色こくよし
同所
筋所けしみあかし能
一出来たるは七八重色うち
ぬきかわりなし穴蝋紙
にへにをぬるがごとく光り
まさるといふ古哥の心にて
有落花まて色かわり
松の葉といふとぞ
なし二色あり後ちく
塩風
大りん八重うすべ
に花の色あい吉野
紙にくれないをつゝみたる上田
ぜんは各別のよし
上田
大りん五重紅色
付なし見事なり
やうに見ゆるけしみ前也
世間にて松の葉紅は此実
浅草
大りん八重九重
べに色大平花もり
あげてさく実前不出来
の年は紫の方
生といふよし
民部
大りん八重色よし
行義よくきれい
けしみあかしさめやす
紅山五重六重中りん色
きむ
少大方によし又紅山といふ
もひめぢより出る出る出る
北斗
中りん五重六重色
少うすし帯ありし
かさねうすし
又云こいくれない花あつく
中りん五六重丸咲
朝日
花先切たてたるご
かさね七八重
つよし帯前はゞ七八寸
とくにそろいけしみある
し前後色かわりなし
織部
大りん五六重れん
角方げ咲さきつきよく
中りん二重色上々
見ゆる
唐津
無類なり
大りん四五重平花
見越
此こいくれない中りん
妙覚寺大
色よし菊かさね
しをこいくれない中りん
八重花形よし帯赤
前後色同大りんに咲たる
うだいじ
そこに付あり
中りん五重六重
東大寺
平花内見じか前
後色よし実黒赤又色
赤かつけきわと花の先
に色かわりうすししべ
中りん六七重中もり
あげ中にこま〳〵
まぢり色吉前後色かわ
りなし
紫黄
浅草より色吉花元
福寿
しらけず見事なり
浅草の内
永井
中りん五六重丸咲
さきふりかわり葉
内外へもまがらず奉書
紙をべににて染て作り
たるごとく葉ろくにさく
大りんせんやう色よし
石留
ざくろの花のごとく
オオ
別て珍敷花形也
もりあげ
千貫屋
大りん五六重中見
じか丸咲から紅の
さきふり色吉少紫のしん
大りんかさね多シ
京外記
はゞ八寸まで花形
よし花ちゞみ実もりあげ
われて赤し
色みきくれないか
江戸外記
さねらんに出中ゟ
立花あり少そこにつけ
有見だれもりあげ
さき
外記
大りん八重色少
むらさき実あかし
一能出来たるは見事
尾張外記
色こいくれなゐか
尾張外記さねよくもり
あげ花ちゞみ有乱咲に少
一庭あるかなきかのやうに
京外記よりかさね少し
中りん五六重色
千重
よし内見じか
実あをし八重けし
紅共いふ
奥州
大りん十四五重色よし
少付有是は並河
の外なり
広沢
大りん四重け五
いよし上花
ねきし
一大りん四重五重
根岸
色中
水谷布衣紅に似たる
よし
唐
中りん色中芍薬の
ごとくもりあげ
なびか
並河
大りん五六重こい紅
色よし紅の付少
ありなきもあり花形
よし実前能出来たる
七八重ちしほ紅にもお
とらず此紅色々の名有
奥州紅倉橋紅
並河紅秋本紅
紅金半弥紅
赤坂
千重又は万葉大里
うす紅ぢくぎわ色
一上松紅国不知紅
こく花さきうすし
実われて青み
舎人紅
右にいふ並河紅を此の
しやう〳〵
大りん九重べに色
猩々
大りん九重べに色
ことくも云人も有
なりけしみあかし
但しちり花行義わるし
大りん八重紅色う
水右衛門紅見だれ紅大かた
すし少もつけなし
同花
きれいなり行義上々
大りん三重中へに色
源氏花のへりしらけて
うすしおもしろき花也
ちりめん
縮緬
兵衛
けしみ前也
中りん二重べに色
国領大りん五重色中
の付あり
赤実ぢくきりける
大りん二重色中
善次
中りん四重五重
禅師
中紅
大りん二重三重過
芥子
うすし芥子の花の
芥子
中りん四五重色前
紅芥子よりあかし
ごとし又うす紅桃色に
つけ有くろべにしべ此糸
しぼりの心持ありて三重
黄実しろし
実前外の花とはかわりて
しべ見事にそろいし
三階
大りん外記紅に似
たり三かいにもりあげ
出雲中りん八重色此糸の
方也
大りん色中しやく
やぐら
やくの花のごとし
むさし
大りん万葉色う
すし花形四角成
やうにさく
中りん八重色中異
無類
赤又色よくかさね
多く内見じか次第〳〵
金沢
ふせかうににたりけは
あい少きはむ又云
色こくよし此糸の付有
花形よわし花つき心
中りんかさねよく外
吉田
よくそろいふ申くれない
吉田記より少うすしぢく
きわ花先色同し春朝日紅よりおとる
朱砂
中りん五六重付き
わの上に朱色三段
に花の色かわり有故に
三階共いふ帯しろく別て
実兄紅色花類上々但しあり帯さき別て
葉成程青かくきに赤筋なし
大りんかさね多シ色
大縮緬二
よし少うすくちり
めんのごとし少ちゞみ有
三階共いふ帯しろく別てもりあげ赤白竪すじ
あり帯さき別て
しろし
八染
中りん二重色こく
大りんもり上けし
惣一色紅なりひと
ゑのしやくやくの如く帯芥子紅ににたり
紅より色こく花形
赤しべ紫黄なり
てまり大りんもり咲花あつ
松
中りん三重花の内に
色こく花先うすし
色うすし花形つよし
大々の工あり帯出来の有
花也
所此京なり此花皿なし
紅柿
ひめぢみやぜう
四百七月四月十八重とき
中りん六七八重
くれない咲ふり吉
毛にくれない咲ふり吉姫路明星ところ
ごきくれないふく
ゆりん四五重少ひかりひかりん少うすし付なし
子ゆ有帯所大りんに帯こくあししべほそく
咲時色よろしからす花こい黒紅なり
形あた
爪紅
中りん三四重はし
三分ほどこきくれない
ひぜん
ひぜん大りんかさねよし
備前
色中くれないにて
咲出し赤後にさむる
中にとび入二つ三つ有こ平花帯あかし花形
きくれない
中よわし長崎より
朝日
中りんかさねよしこい
くれないくろみちかし
花ようほそし紫の
来るよし
見よし
こきくれない帯
しろし
付有光りあり帯あかし
色うすし花の内に
赤坂
但し倉橋紅と道左論
木工出て赤付有
花なり
行義中
もりさき京外記の
中りん色こひ紅ひ
山井
かさね有花よわし
大輪るひ帯中むらさき
先別る也
宇治より出るよし
ならしやう〴〵中かわん四五重山家中りん四五重こい
奈良猩々
一色なり花
中りん四五重こい
くれない少くろみ有
形しまりてかたし此糸黄
中りんかさね多シ中
飛出
帯前し東大寺紅ゟ黒登
紅咲出色よし
舎川
小中りんかさねよし次
今才弟よく菊咲もる
ほど色よき紅也そこに
少暑あり
まつよ
中りんかさねよく色
待夜
よく見る
舜誉
中りん三四重色なら
くれないににたり花
はし〳〵長短ありて花形
ゆふぐれ
色うすし少花よ
夕暮
わくかさねなし
千重
中りんかさねたクこい
千重くれない惣色一色
光り有ならしやう〴〵
に似たり
せいらく中りんかさねよく
西洛
少内こく咲ぶり事
唐絵のぼたんの如ク帯
こい紫にて未分ず
やくら
櫓
色よしかさねよく
帯赤し
年の羽
中りん三四重色
芥子牡丹のごとく
少うすし白ちりめんの
ごとくに竪ちゞみあり
一帯しろし
こきくれないかさね
山里
よく菊咲
登ま屋中くれない重少
花形きれい
色よきくれなゐ
金杉
かさねよく見事
大箱
大りんかさねよし
黒紅にちかし
一組九寸壱尺迄
中りん五六重色
乱紅
よきへに也十分
の時は紅の付有けし
もしほ
みこく赤し花行義
中りん三重四重
あた
うすくれなひ
もみきぬ
中くれなひ花手
うすし
淀紅
大りん重たゝし
惣色成程赤クはゝ
八千直者日紅田前に商少うすし帯あかし
八重垣朝日紅白前に上ゆ
少うすし帯あかし
千貫屋に似たり
しめてんどうじ大りん組一尺余
酒天童子
花の色大ちりめん
同前かさねよく赤色の内
白色もあり
唐弉
大りんかさねよく
うす紅にてもり
あげ次第々先しらけ
たち花有
色よくかさねもよく
立茶
〽花そこ見へたり
伊豫
色よくかさね次第み
ぢかく律義なる花
形帯赤しべ黄千重紅に
にてかさねあつし
監物中りん五重才相
色中紅付きわと
小泉
花先と色こき
うすきのかわり有
色よき紅八重そ
八重縮緬に
かさねよし
食こ付なし花先
ちゞみつやあり
大りん色よく少
かつゝき
紅八重川色の筋
京極
内くろし
葛城千八重川色の筋
たてにとをる
ひぢりめん
唐崎花形も色も見事
なるよし
非宿面中りん色よく九重
紅子言ひちりめんのごとく
花たてにちゞみありしべ本
一草帯浅黄なり
大りんかさねよく
わしの頂
紅ひのつぼみ
の内に白きかすりあり
ひらきて見へず組八寸
あまりにさく
ひらざ
平生中りん五重紅色
平座
平座よし
ゆりんせん重くれ
初花染ないなり花形上
のよし
太りんかさねよく
智山
さきふりぎやうじ
くわんににて付なし
あかてぬくひ中りん色よし
赤手拭中りん色よし
赤手拭かさねよし
大りん九重色こく
一牡丹大りん九重色こく
紅牡丹
白井丁東大寺千貫屋などの
かげもなく見事に出来る
よし実生寅年初咲
藤色うす此糸五六重
本禅寺
佐伯紫
三重四重しべ黄
長三もとむらさき
わしらこいむらさき藤色
就守題は
鳥馬より白きぬきかけ
ありわしのかしらみ似たる
白筋斗ありてひらきて
一帯分青く末うす紫
うすかうばい菊咲中りん
色あり
薄紅梅
菊咲中りん
見へさるもあり
ぎやうじくわん
うす色花形吉
大りん六七重藤
藤四郎
色花形よくしべ
此糸黄帯赤ク少すへ分ル
行事官
ぢんでうにて絹
六七寸楊貴妃に似たり
千葉紫
色こき此糸かさね能
うす此色もゝいろ花
帯白シ絹五寸ばかり
武蔵野
あつくひかり赤紫
にこい此糸の付有かさね
二反しべこき此糸うす此糸
むかじ
昔紅
花形よし花絹六
七寸かさね有
白三色に染るわか草しべ
たみや
田宮
中りん絹五寸かさ
のごとし
ねよくこい紫前
しらぬとて武蔵野と有老僧ににたり
いへばかこたれぬよしや
中りん絹六寸五重
さこそは此原のゆへ
小柴
黒紅色江戸黒紅に
にて此糸色すぐれたり
紫上色光り有黄
老僧しべ
花形あしゝ二反付
藤色
こき紫なり
中りん四五重惣
藤色飛
中りん白菊咲
色うす紫む
佐々紫
らさきのとび有
内に紫の付有
人丸
うす紅三重帯
うすむらさき付
中りん二重八重
紺色
此原まそみあり
なし寅年の咲やう
こき紫光有
惣桃いろうれなひのほそ
しべの内より
ながきつけ出来たり
ちゞみたるやぐら出ル
石山
本紫上々九重帯
白少分て先青し
しべ本むらさき本に付有
二徳紅
奉大寺紅ににて少
帯あかししべむさ
〳〵とする
粟田口
昔紅より赤み三
反しべ黄
ふぢなみ
大りん藤色上々
藤波
ぢくぎるこく咲
小町文字摺手向山本略院大村
梵天無縁熊野丸しけひしり
せき守やぐら外記天王白坂あかし
左平太信濃雲井とび出自徳
春松院つばきやちつそうつり法花
良安ときる東妻龍田古川
桜春日里何も紅牡丹のるひ名寄終
筑前牡丹名寄
紫陽三月記にくわしきゆへ色付ツ略す
○白牡丹のるひ
泉香寺玉堂清瀧八重垣
美玉汝知保古美濃屋乙子
明月香来山長子天下
大野残高捻箱浅間
小町惣左衛門白蓑嶋あわ雪
袖の内二面夏衣面かげ
わすれ子建桜王姫君白波
天ノ原袖の上満月鴇毛
四ノ宮ぬれきぬ妙徳寺小河白
唐舩市十郎午ノ目芦月
袖浦心尽令庵長柄
小田白
明星
小田白明星山野井横地
横地
白川
細道
細道白川ねさめ白蓮
白蓮
いさらひ
十六夜
図野十六夜竹田田代
沢邊終白可体雲井
朝かすみ久野雪山あらつ
りさん馬鬼残藤石魔寺
大輪千重夕かすみ万月
羽衣峯ノ松更級浮舟
横雲有明慈舟垣根
冬日
是まて白の分
○同所紅牡丹のるひ
佐与姫玉垣閑松院染川
久野染色太真八入
知首座初時雨熊坂唐舟
酒天
乱紅
絞紅
守山
瓜紅粉
高雄
高雄爪紅粉紅山からす
嶋井
油屋
嶋井油屋西施朝日山
朝日山
宇ノ両巻午ノ子禎ノ戸粟生
藤井細道小河末久紅
記髪
戸田屋に乱髪田中紅吉田
田代
へに絹田代わら屋松源院
朝陽
くれは
朝陽くれは立田川染豊
残燈しんくれない雨雲とこ夏
柏木山里篝火稲妻
信夫そらたき小野冬日
冬日薄紅冬日濃紫
是まで執前のほたん紅のるひ終
ぼたんうへやしない様土の調様おくにあり
ほ文字の所を見るべし
芍薬花形指南
しやくやくはひとへより二階三階にもりあけ其方に
さま〳〵の形ある事余花にすぐれたりすべて花の一重
なる所を皿といふ中の蘂にいろ〳〵の名あり
○菜細長ヲ糸しべと云細長クしてよれたるはより
しべといふ
○菜の広を平しべといふ広してさきとがりたるは剣
しべといふ平しべに大平小平しべ有剣しべにも大小有何も
左に図す
□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
増補芍薬之分
のかの
香川
関守
黄うこん色のしべかたく
皿二重三重白色
一分つやよく内に
うこんのよりしべ丸くもり
あげしべさきに金有
皿三重花形よく
くれない花中に
しまりて有
さよのあめ
一皿三重随分白ク
小夜雨
出雲白の牡丹の
ことく花あつく花中にうわん
のよりしべ一はいにもりなる事黄色のよりしべ有て
一皿二重三重花
錦鰭
びらあつく色こい
くれない少紫の方花中
あげしべさきに金有
もりあげ色くれないなり
せきもり皿三重花形よく
岐守
うすむらさき
よりへに色にて花
中にけんしべ一はいにもり
あげ牡丹花形
ゐんすさん
白三重花形
原子山
よく花中に
黄色のよりしべ有て
みかへり
見帰
花形よく極大りん
三四重白みつや
たゞいなし花中に黄
色ほそしべ随分長かたき
なろい金のへり有
きんきくもり
皿白三四重
金菊盛
花あつく切夫
はしよくよりしべ段々
菊のことく色うこん金の
へり有
一白三四重花形
白砂金
あつく黄しべ
上々見事
手備りのごとくほさに
ひらき金のあわ付
きんくじづく
四二重ほど
べに色よく
金札雀屋に色よく
花中に成ほどほそき
よりじべ皿一はいにもり
あげ随分見事少シ
金のあわ付
ざんてまり
銀手鞠
くれない三重
しべ一ばいもりて手まり
のごとく金のへり有て
ふくりんのごとく
てうせんはへ
一白三四重ほど
花あつく花形
袖の雪に
牡丹のことく花中にほこ
なく牡丹しべ実白上々
出雲白の牡丹を見る
朝鮮白
皿三重花形
よく花中に
平しべ一はいもりあげ
白色上々少もうるみなし
なく牡丹しべ実白上々白色上々少もうかみなし
芍薬の内はや咲
がごとくなり
千代
ちとせ
花形かさね色
袖の雪のことく
牡丹花形なり随分
白みつやよく実牡丹
のけし実のことく白み
たき
うす紅三重花中
黄にうす白キしへ
きくのごとく
をのゝゑ
斧柄
上この白大りん花
ひらあつくして
木にてつくりたるごとく
もりあげ
にしきぐ
錦木に
皿たいていの紅
三重花中に
ほぞしべ長クもりあげ
黄色金少つゝ
きくのごとく黄色金少つく
一白二重咲出し
十寸鏡
少うるみあり
たまだれ
玉簾
花中黄色しべ一はいに
もりあげ金少付く
もりあけ金少付く見たれず平しべ一はい
皿紅二重花中
しべ一はいてまり
のことく丸くもり金の
あわつく
せつさん
雪山
いとしべいかじり花開て
白色よく三重
大平しべ小平しべ
一はいもりあけほそき
後ほど白色つやよく
見事なり
き見いりつきのわ
金入月輪
牡丹花形落花まで
見たれず平しべ一はい
たいていの紅
三四重にて
もりあげ
うすかう三重
金くわさん
けんしべ長くはい
しべさき段々そろいて
さきに金付か
紅大りん花中
一金腰巻
しべ黄いろ
まじり一はいもりあげ上に
紅の平しべもりあけ花形もよし
銀玉
血白咲出しほつと
皿たいていの
一白咲出しなつと
紅二重花
うゆみ有後には
中一はいにしべ金てまり
上白色か成中に大平しべ
のごとく大きくもりあけ
一はいもりあげ牡丹の
ことく実まで雪白
しどのうら
四渡浦
二重大りん白
花中にほそく
けんしべ一はいありてざい
のことく今のあわせく
ほうらいさん
宝木山
うす紅二重
極大りん花中
黄色のけんしべ一はいに
長かもりあげ金少付く
らせうもんのごとく
いさり火
三四重花形よし
なとりかわ
名取川
うすく桜色
黄色のもり
あげ一はいありて手
まりのごとく金のへり
とり
ぎよくほう
玉宝
こいくれない大りん
一金てまりのことく
白雲
白二重ぼたん
おふしうん
しべ少うるみ有
くれない二重
大紫雲
ぼたん花形
花中に金のことく成
いとしべ丸くもりあげ
金のへり有
こしかん
くれない二重
小紫雲
ほそしべ一はい
見事には
うす紅二重
うんせう
ほそしべ一
はいゝもりあげ
ともへ
有源
皿うす紅花の
へり四ヶはつれ
花中しべ長かもりあけ
金のへり極大りん
皿たいていのこう
貫うこんの大
平しべ一はいもりあげ
てまりのごとく
人丸
さくら色大平
しべざいのごとく
白うるみ有て
はつあらし
初嵐
くれない花中
けんしべ長が立て
少金付ク
やみつやよし
不二
三重内に黄しべ
よれて今のあはつく
皿うすかう花形
大花がさ
よく内てまり
のことくもりあけ
一皿むらさき花中
玉のを
よく平しべひろく
有てまりのことく
うたゝね
皿うす紅花中
こまかに金
よりしべ見事に有
あだし野
金のあはつく
白色よし
花形よりしへ
べに色よし
紅葉川
花中白しべ
さきに紅少付く
一リうすいろげんじ
後出見帰り
のことく花中
てまりのごとく
白二重ほど
うぶきぬ
花中けんしべ
くれない三重
かごくみ
花中ほそより
しべ一はい有金くじやのことく
芍薬
よりしべ
しべたり
けんしべ
大平しべほと共云
芍薬のるひ
小車
さらくれなひにて上に
らす死のけんしべ有
皿一はいにもりあげ
花れんしやへ花形也上に黄色
皿うす紅にて牡丹
なるよりしべ皿一はい出る又
上にうす色成平しべ出る
事も有
とうめう
皿くれない上に黄色
成よりしべ長ク立
今ぞ
うす紅ふたへほどにて
花形ほたんのごとく
上にけんとひらのしべ一はい
もりあげ有
五郎作
皿上々くれない大りん
中にけんしべ有て又
上に大けんしべもりあげけん
の色くれないにてしろく
へりをとり光り有様に
見ゆる
さきほそのやうにて宛
らせうもん
かせうもん上くれないもりあけ
地明かゝげたるごとく
羅馬
羅生のよし
煩同ゆ
きんこうたり皿上々くれない
金さん紅台三重ほどなり
上にくれないのよりしべ黄色
○へりをとりもりあけ
皿紅一重上に黄
しやきんくわ色のけんしべ一
しやき合わ色のけんしべ一又上にひらしべあり
皿うすくれない紅
しべ金しべまじり
もりあげ金ざんかうたい
より皿うすくておとる
きん皿くれない二重中に
より金黄色よりしべあり
又上にひらしべあり
はいもりあげ
おいのさくしてまり
おいめさくしてまりさくらいろもり
老桜手鞠あげのよし
たちうす紅もりあげとり
鯵ほこ
鶏ほこのこ紙にてつりたる
ごとく成ほこ上に有よし
皿上紅上にけんしへ
へりしろくして
さんくわげん
五郎作のごとく皿一はいなり
さながらさきまぜの様に
みゆる
うす色もりあげ
あめかした
中にけんしべ又上に
大しべあり
皿こいくれなひ
大山しやう〴〵
上に平しべあり
くれない
金学寺
皿うすいろ上にけん
しべもり上ケ
皿うすかう中に
しで三がい
けん小しべ有自シ
かれない中に小しべ
上にうす紅大平しべあり
おわり紅
おもりを有上に大年しべするが白皿自上に自しで有
何れもくれない
丸しで
しろし
一桜色上にけんしべ
いわつき
岩付紅
四かれない中小しべ
上に平しべあり上中
皿ともにくれない
皿たまごいろ上に大
ふじのける
ふじの音しべもりあげ
四月一月四十一月四日五十二年
もり上ケ小しべも有
はや舟
皿成ほどくれない上に
しやう〴〵
紅のよりしべほそく
一あり花小りん見事
皿紅上にうす色くれ
さがら
ないまぢりほそ長
かうはいてまり
工毎に白くれきよりしべありとうめうに
よく似たり
乞朽も草ないのさしまぜけんよく似たり
きよりしべありとうめうに
とよりしべあり
かれれは血上々けれない上に大平
皿桜いろ中にけん小しべ
しべ小しべまぢりもり上ケ
せつかも
自シ又上に大平しべ白ク有
皿紅二重中うす色
百くわげん
そんしべ又くれないしべ
も出ル平しべにしべにしべと出ル
皿うす紅中小しべ
しで三がい
有自之上にうす
色太平しべもりあけ
ほそしべ有
ぬれさぎ
ぬれさほほそしべ有
一皿白二重上にけん
せいはぐ
四白上にけんしべ有
ぬれさぎのごとく
さじく
皿うす紅一重上にうす
色長かいとしべあり
皿うす色中に白けん
大和白一
しべ大平小平しへもり上ケ
々皿うす色上にうす
紅二重上にほそ
いもあらいは
色ほそけんしべ
さらかう
きよりしべもり上ケ
見じかく有
皿さくら色上けん
皿桜色中に白けんしべ
やしべ白くもりあげ
白しで
白しで上に平しべ白クもり上
五紅三重上大平
つのはづ紅
しべ小平しべ小平しべもり
あげくれない
さくらまんよう
ほんさくらいろ二重
桜万葉
中りん内にけんしべ
ほそくしろし桜花形
宇治寺しろもりあげ
宇治橋
皿上紅中に大平もつ
大くれない
上ケさら一はい上に左
くれないもりあげ
四紅しべくれない
わしかしらくれないもりあげ
かうくわさん皿相しべくれない
かうくわさん
といくれない白赤しべ
ごましでさしまぜもりあげ
あり
金百さんあり
皿うすくれない黄しへ
皿うすかうあかき
金しで
しべほそくあり
少白ひとんにしろしで
高砂油ひと
えほいかうこいくれない大りんもり
香紅
香子あげうるわしき
にほひあり
ほたんしやくやくさくらいろもり
牡丹芍薬あげこしべ有
にしやくやくやくやくやくやくやくやくやくやくやしやくや
一小芍薬ほそしべ有小りん
金へり
皿うす紅赤キしへ
金へり
同弐丁目
●皿うす紅二重大りん
右衛門
うす紅のもりあげ
おち
たけ色しんうす色
もりあげみしべなし
ゑぐら
うす紅もりあげこ
たますたれ
血紅中に白くれない
江口
しべなし
まぢり年しべもり上ケ
やうき白きだうしうん鎌倉がいこいこう
京小袖あけほのほつけう金の懸り金かぎのわいさら紅梅
金の切さき嶋より金りうたんから金いりいまみやきさら紅梅
金山寺あづま白
金山寺あづま白松しましろとりきんかうむかで山
きんけうみはる紅なぎの宮かぐらおかあいの坊屋みの夜
しらかみだるまにべからいつくし舟きよりはんきふね
ひとりたち金こしまきくしきみなか白しゆせう紅おきのはま
ひろ嶋まつむしなるとかるかやしなのぢこしみの
天にんさしなみかさゝきかいだうもの川たまものまへ
ゆきして金香花雪車さゝわり雪あけぼのなみづきん
しやくるひ終
門
将
第3
人題
同人
本何方え参候共
御郡え奉存候以上
右之通被下候以上
五月十日日
□□□□□□□□