博士宛書翰:(大学・高等学校)(大高5)東京美術学校

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2026-08-17T18:32:48.736Z
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2026-08-17T18:32:48.736Z
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狩野亨吉文書, Kano Kokichi collection, トップフォルダ: 博士文書(二十七), 階層記号: 博士宛書翰:(大学・高等学校), 階層名: (大高5)東京美術学校, 所蔵機関: 東京大学駒場図書館, 所蔵機関: Komaba Library, The University of Tokyo, デジタル化: 科学研究費基盤研究(C)「狩野亨吉文書を活用した近代日本の高等教育および知識人交流の調査研究」
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数量: 8
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東京大学
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2026-08-28T18:53:25.651810+00:00
小石川区竹早町七七 狩野亭吉殿 市内特別郵便 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 法隆寺貫主佐伯定胤 東京美術学校長正木直彦 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 郵 東京市上野公園 便 東京美術學校文庫一 か 法隆寺大鏡編輯掛 御中 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 一 一法隆寺大鏡 右申込候也 大正二年月日 住所 氏名印 両郡益御法安奉遣候陣 古梨平森上宮豆江 太子之進沢に比するせ 深きを思ひ何卒太子 唯一之御遺蹟法隆寺え 関する国釼を集成之 聊か独息の論を放しませて 学藝界之為に少補あらん とを買候今般別帋様 意書林に規約に広き法 隆寺大鏡刊行相合候事 相成候此程之事前は図書 衆力を談て成就すへきものに付 何卒御加与被成候は宿願 学藝界之為に少ねらん とを関候今般別帋法 意書林に規約に尽き法 隆寺大鏡利川相合候事 相成候此程之事前は図書 衆力を談て成就すへきものに付 何卒口加豊被成候は宿類 相違事相叶候様御曲 力相仕申度不振替由之出候 草々上候 大正二年九月一日 佐伯定胤 石木直考 狩野亭吉殿 一、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、〇〇 法隆寺大鏡発行趣旨 法隆寺は上宮聖徳太子御草創以来、悠々一千三百年の星霜を閲して、當初の雲構儼として今猶存し、 實に我邦に於る最古にして最全なる大伽藍たり。而して其の諸堂安置の諸佛、諸菩薩多くは創建當時 の靈像にして、金堂の荘厳及び其壁畫亦唯一無一の至賓なり。加之飛鳥、淨御原、平城歴朝列聖の崇一 敬厚くして、御物の施納絶ゆることなく、其傳來して今に及べるもの寺家の寶器と共に皆收めて本寺 綱封藏に在り。眞に支那隋唐文化の英を含み華を阻める當代の藝術は欝として法隆寺に歸存すと謂ふ べきなり。然り而して此の如くに堂塔伽藍佛像什器幾んと創建當時の舊を傳へ、中世朝廷式微の際と 雖も、強悍制すべからざる武士すら、終に凌犯の指を斯の靈域に染めしものなき所以のものは、固よ り我邦独特の民情に基き、皇室の惠深深く人心に感学せるに因るものなりと雖も、亦実に上宮太子の 遺徳之を然らしめたるなり。吁仏教渡来以降我邦の寺院何ぞ限らん、而してその斯の如きものは獨り 吾法隆寺あるのみ。唯去れ一の法隆寺あり、歴史家考古家は以て我邦佛法興隆の濫觴を究むべく、以上 て文明東漸の徑路を探ぬべく、美術家鑑賞家は以て建築繪画彫塑工藝の模範的源流に溯るを得べきな り。而して其品種の多方面にして、材料の無盡なる、假令就て之を觀るの暇ある者と雖も、其の概觀 すら僅少日子の能くする所にあらず。況んや本寺藝術品の秀経玄妙なる、之を究むると益々精にして 益々其極る所を知らざらんとするに於てをや。嚮に宮内省に於て正倉院御物の圖録、東瀛珠光の公刊あ りて、其学概界に寄與せられたる恩恵の甚大なりしを思ひ、今其芳躅を追ひ、本寺に現在する諸般の 藝術品工藝品を初めとし、更に明治初年本寺より宮内省に献納し、現に秘庫に蔵せらるゝ佛像寶器に して、容易に庶人の寓目することを得ざる珍貴の御物を拝寫するの恩許を蒙りて、献御物の一切を収 め、之に加ふるに本寺舊什の偶ま民間に流落せしものにして、出自の明確なるものを博捜網羅して最 も完備なる法隆寺図録を大成し、之を法隆寺大鏡と名け、別記規約に據りて追次刊行し、一は以て我 列聖と聖徳太子との遺徳を偲び奉り、一は以て學者鑑賞家の研究に資便せんとす。冀くは江湖の諸賢 速かに賛襄を賜ひて、余輩の宿願を成就せしめられんとを。 法隆寺貫主佐伯定胤 東京美術學校長正木直彦 一、内客法隆寺大鏡は法隆寺現存の堂塔、莊嚴、壁畫、佛像、厨子、佛畫、聖徳太子御像、肖像、 佛具、經疏、染織、伎楽面其他の什寶全部及び本寺獻納御物四十八躰金銅佛、大小金銅佛幡、聖 徳太子御影、屏風、佛具、經疏、染織、漆器、伎樂面其他希代の寳器一切を撮影又は摸寫し之に 一私人の所有に歸したるものにして傳來正確なる各種の寶物を加へて細大網羅せざるなくこゝに 完備せる法隆寺大図譜を成す 一、躰裁法隆寺大鏡は一輯に局紙刷玻璃版凡十二葉鳥子紙木版色摺一葉若しくは局紙刷玻璃版のみ 凡二十葉を収め之に原物寸法及簡短なる説明を附し竪一尺三寸幅一尺の美麗なる冊子となして之 を頒つ但し適宜の系統を以て分類整理せんが爲めに特に無装綴のまゝを希望の向は申込の際其旨 明記せらるべし 一、發行法隆寺大鏡に登載すべき本寺現存の什宝及び献納御物の品目を概算するに大凡一千余点の 多きに達すべき見込なるを以て此空前の大図譜を完成するには約四ヶ年を要すべし仍て今之を四 期に分ち一期十二集とし毎月一集を発行す 一、實費法隆寺大鏡發行實費として毎一集金貳圓を賛奏者より申受くるものとす但し右賞費は品物 引替若くは集金郵便の方法を以て毎月之を領収するものとす尤も此方法を不便とせらるゝ方は一 期分を申込みの際前納せらるべし海外及東京市以外は別に遞送料を申受) 一、申込法隆寺大鏡希望の方は東京美術学校文庫内法隆寺大鏡編纂掛宛又は大和国生駒郡法隆寺寺 務所宛にて申込まるべし尤も一期に充たざる申込みは之を謝絶す又一期の中途に申込まるゝとき はその月より起算して向ふ一ケ年を一期と見做すべし但し申込者にして一期完了後次期の頒本を 取消さんとする場合には少くとも其期の終る二ケ月前に其旨を通告せらるべし 一、顧問法隆寺大鏡編纂に關し左の諸氏に編纂顧問を囑託す(姓名イロハ 姓名イロハ順 東京帝國大學教授 文部省古社寺保存会委員 工學博士伊東忠太君 夏天予望早初官急行不参 すら僅少日子の能くする所にあらず。況んや本寺藝術品の秀絶玄妙なる、之を究むると益々精にして 盆々其極る所を知らざらんとするに於てをや。嚮に宮内省に於て正倉院御物の圖録、東瀛珠光の公刊あ りて、其學藝界に寄與せられたる恩恵の甚大なりしを思ひ、今其芳躅を追ひ、本寺に現存する諸般の 藝術品工藝品を初めとし、更に明治初年本寺より宮内省に献納し、現に秘庫に蔵せらるゝ佛像寶器に して、容易に庶人の寓目することを得ざる珍貴の御物を拜寫するの恩許を蒙りて、献御物の一切を收 め、之に加ふるに本寺舊什の偶ま民間に流落せしものにして、出自の明確なるものを博捜網羅して最 も完備なる法隆寺図録を大成し、之を法隆寺大鏡と名け、別規約に據りて追次刊行し、一は以て我 列聖と聖徳太子との遺徳を偲び奉り、一は以て學者鑑賞家の研究に資便せんとす。冀くは江湖の諸賢 速かに賛襄を賜ひて、余輩の宿願を成就せしめられんとを。 法隆寺貫主佐伯定胤 東京美術學校長正木直彦 一、内客法隆寺大鏡は法隆寺現存の堂塔、莊嚴、壁畵、佛像、厨子、佛畫、聖徳太子御像、肖像、 佛具、經疏、染織、伎樂面其他の什寶全部及び本寺獻納御物四十八躰金銅佛、大小金銅佛幡、聖 徳太子御影、屏風、佛具、經疏、染織、漆器、伎樂面其他希代の寳器一切を撮影又は摸寫し之に 一私人の所有に歸したるものにして傳來正確なる各種の寶物を加へて細大網羅せざるなくこゝに 完備せる法隆寺大図譜を成す 一、躰裁法隆寺大鏡は一輯に局紙刷玻璃版凡十二葉鳥子紙木版色摺一葉若しくは局紙刷玻璃版のみ 凡二十葉を収め之に原物寸法及面短なる説明を附し竪一尺三寸幅一尺の美麗なる冊子となして之 を頒つ但し適宜の系統を以て分類整理せんが爲めに特に無裝綴のまゝを希望の向は申込の際其旨 明記せらるべし 一、發行法隆寺大鏡に登載すべき本寺現存の什資及び獻納御物の品目を概算するに大凡一千余点の 多きに達すべき見込なるを以て此空前の大図譜を完成するには約四ケ年を要すべし仍て今之を四 期に分ち一期十二集とし毎月一集を発行す 一、實費法隆寺大鏡發行實費として毎一集金貳圓を賛襄者より申受くるものとす但し右實費は品物 引替若くは集金郵便の方法を以て毎月之を領収するものとす尤も此方法を不便とせらるゝ方は一 期分を申込みの際前納せらるべし海外及東京市以外は別に遞送料を申受) 一、申込法隆寺大鏡希望の方は東京美術学校文庫内法隆寺大鏡編纂掛宛又は大和国生駒郡法隆寺寺 務所宛にて申込まるべし尤も一期に充たざる申込みは之を謝絶す又一期の中途に申込まるゝとき はその月より起算して向ふ一ヶ年を一期と見做すべし但し申込者にして一期完了後次期の頒本を 取消さんとする場合には少くとも其期の終る二ケ月前に其旨を通告せらるべし 一、顧問法隆寺大鏡編纂に關し左の諸氏に編纂顧問を囑託す(姓名イロハ順 姓名イロハ順 東京帝國大學教授 文部省社等保存會委員工學博士伊東忠太君 文部省古社寺保存会委員 東京帝室博物館美術部長 文部省古社寺保存會委員今泉雄作君 文部省古社寺保存會委員 東京帝室博物館學藝委員高橋健自君 東京帝國大學講師 文部省古社等保存會委員中川忠順君 文部省古社寺保存会委員 東京帝室博物館美術工藝部長野村重治君 文部省古社寺保存會委員 東京帝國大學助教授 東京帝國大學史料編纂官文學博士黒板勝美君 東京帝國大學史料編纂官 東京帝國大學教授 東京帝室城下館歴史部長文學博士三宅米吉君 東京帝室博物館 奈良女子高等師範學校教授水木要太郎君 東京帝國大學助教授 文部省委員工學博士副野貞君 文部省古社寺保存會委員 大和国生駒郡法隆寺村 法隆寺 東京市下谷区上野公園 大正二年九月 東京美術学校 附言申込期限 発行部数 第一集発行 大正二年十月十五日迄 一千部限り但申込數超過の場合には謝絶す 大正二年十月中