[557]
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[558]
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[559]
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[560]
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[562]
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[563]
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[570]
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けふは方〱にけふあることもおほかりあさかれいのみさうしをあけて中宮も
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しさためかねてよにいりぬ左は猶かすひとつあるはてにすまのまきいてきたる
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るをえりをきたまへるにかゝるいみしきものゝ上すの心のかきり思ひすまして
しつかにかきたまへるはたとふへきかたなしみこよりはしめたてまつりて涙と
ゝめ給はすそのよに心くるしかなしとおもほしゝほとよりもおはしけむありさ
ま御心におほししことゝもたゝいまのやうにみえところのさまおほつかなきう
ら〱いそのかくれなくかきあらはしたまへりさうのてにかなの所〱にかき
ませてまほのくはしき日記にはあらすあはれなるうたなともましれるたくひゆ
かしたれもこと〱おもほさすさま〱の御ゑのけうこれにみなうつりはてゝ
[571]
あはれにおもしろしよろつみなをしゆつりてひたりかつになりぬ夜あけかたち
かくなるほとにものいとあはれにおほされて御かはらけなとまいるついてにむ
かしの御ものかたりともいてきていはけなきほとよりかくもむに心をいれて侍
しにすこしもさえなとつきぬへくや御らんしけむ院のゝたまはせしやうさいか
くといふもの世にいとをもくする物なれはにやあらむいたうすゝみぬる人のい
のちさいはひとならひぬるはいとかたき物になんしなたかくむまれさらてもひ
とにおとるましきほとにてあなかちにこのみちなふかくならひそといさめさせ
給てほんさいのかた〱のものをしへさせたまいしにつたなき事もなく又とり
たてゝこのことゝ心うる事も侍らさりきゑかくことのみなむあやしくはかなき
ものからいかにしてかは心ゆくはかりかきてみるへきとおもふおり〱侍しを
おほえぬやまかつになりてよものうみのふかき心をみしにさらに思よらぬくま
なくいたられにしかとふてのゆくかきりありて心よりはことゆかすなむ思ふた
まへられしをついてなくて御らむせさすへきならねはかうすき〱しきやう
なるのちのきこえやあらむとみこに申給へはなにのさえも心よりはなちてなら
[572]
ふへきわさならねとみち〱にものゝしありまねひ所あらむはことのふかさあ
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とゝそあやしうたましゐのほとみゆるをふかきらうなくみゆるをれものもさる
へきにてかきうつたくひもいてくれといへのこのなかには猶人にぬけぬる人な
に事をもこのみえけるとそみえたる院の御せむにてみこたちないしんわういつ
れかはさまとり〱のさえならはさせ給はさりけむその中にもとりたてたる御
心にいれてうたへうけとらせ給へるかひありて文さいをはさるものにていはす
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ことをなむつき〱にならひ給へるとうへもおほしの給はせきよの人しかおも
ひきこえさせたるをゑは猶ふてのついてにすさひさせ給あたことゝこそおもひ
給へしかいとかうまさなきまていにしへのすみかきの上すともあとをくらうな
しつへかめるはかへりてけしからぬわさなりとうちみたれてきこえ給てゑひな
きにや院の御こときこえいてゝみなうちしほれ給ぬ廿日あまりの月さしいてゝ
こなたはまたさやかならねとおほかたのそらおかしきほとなるにふんのつかさ
[573]
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てたまへりみこ箏の御ことおとゝきんひはは少将の命婦つかうまつるうへ人の
中にすくれたるをめして拍子給はすいみしうおもしろしあけはつるまゝに花の
色も人の御かたちともほのかにみえてとりのさえつるほと心ちゆきめてたきあ
さほらけなりろくともは中宮の御かたより給はすみこは御そ又かさねて給はり
給ふそのころのことにはこのゑのさためをしたまふかのうら〱のまきは中宮
にさふらはせ給へときこえさせ給けれはこれかはしめのこりのまきまきゆかし
からせ給へといまつき〱にときこえさせ給ふうへにも御心ゆかせ給ておほし
めしたるをうれしくみたてまつり給ふはかなきことにつけてもかうもてなしき
こえ給へは権中納言は猶おほえをさるへきにやと心やましうおほさるへかめり
うへの御心さしはもとよりおほしゝみにけれは猶こまやかにおほしめしたるさ
まを人しれすみたてまつりしり給てそたのもしくさりともとおほされけるさる
へきせちゑともにもこの御ときよりとすゑの人のいひつたふへきれいをそへむ
とおほしわたくしさまのかゝるはかなき御あそひもめつらしきすちにせさせ給
[574]
ていみしきさかりの御世なりおとゝそ猶つねなきものに世をおほしていますこ
しおとなひおはしますとみたてまつりて猶世をそむきなんとふかくおもほすへ
かめるむかしのためしをみきくにもよはひたらてつかさくらゐたかくのほりよ
にぬけぬる人のなかくえたもたぬわさなりけりこの御世にはみのほとおほえす
きにたりなかころなきになりてしつみたりしうれへにかはりていまゝてもなか
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るをしめてみ堂をつくらせ給ひ仏経のいとなみそへてせさせ給ふめるにすゑの
君たちおもふさまにかしつきいたしてみむとおほしめすにそとくすて給はむこ
とはかたけなるいかにおほしをきつるにかといとしりかたし