[1125]
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[1126]
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[1127]
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[1129]
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[1132]
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[1140]
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かすしらすおほかりけるをなにせむにかはきゝをかむかゝるおりふしの歌はれ
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[1141]
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らはしき神たからさま〱に所せけなりしをかへさはよろつのせうようをつく
し給いひつゝくるもうるさくむつかしきことゝもなれはかゝる御ありさまをも
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となりかしましらはましもみくるしくや世中の人これをためしにて心たかくな
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きこえ給はす内のみかとさへ御心よせことにきこえ給へはをろかにきかれたて
まつらむもいとおしくてわたり給ことやう〱ひとしきやうになりゆくさるへ
きこと〱はりとは思ひなからされはよとのみやすからすおほされけれと猶つ
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きてかしつきたてまつりたまふその御あつかひになむつれ〱なる御よかれの
[1143]
ほともなくさめ給ひけるいつれもわかすうつくしくかなしと思ひきこえ給へり
夏の御方はかくとり〱なる御むまこあつかひをうらやみて大将の君のないし
のすけはらの君をせちにむかへてそかしつき給いとおかしけにて心はへもほと
よりはされおよすけたれはおとゝの君もらうたかりたまふすくなき御つきとお
ほししかとすゑ〱にひろこりてこなたかなたいとおほくなりそひたまふをい
まはたゝこれをうつくしみあつかひたまひてそつれ〱もなくさめ給ける右の
大殿のまいりつかうまつり給こといにしへよりもまさりてしたしくいまは北の
方もをとなひはてゝかのむかしのかけ〱しきすち思ひはなれ給にやさるへき
おりもわたりまうてたまふたいのうへにも御たいめむありてあらまほしくきこ
えかはし給けりひめ宮のみそおなしさまにわかくおほときておはします女御の
君はいまはおほやけさまにおもひはなちきこえ給ひてこの宮をはいと心くるし
くをさなからむ御むすめのやうに思ひはくゝみたてまつり給朱雀院のいまはむ
けに世ちかくなりぬる心ちして物心ほそきをさらにこの世のことかへりみしと
思ひすつれとたいめむなんいまひとたひあらまほしきをもしうらみのこりもこ
[1144]
そすれことことしきさまならてわたり給へくきこえ給けれはおとゝもけにさる
へき事也かゝる御けしきなからむにてたにすゝみまいり給へきをましてかうま
ちきこえ給ひけるか心くるしきことゝまいり給へきことおほしまうくついてな
くすさましきさまにてやはゝひわたり給へきなにわさをしてか御覧せさせ給へ
きとおほしめくらすこのたひたり給はむとしわかなゝとてうしてやなとおほし
てさま〱の御ほうふくのこといもゐの御まうけのしつらいなにくれとさまこ
とにかはれることゝもなれは人の御心しらひともいりつゝおほしめくらすいに
しへもあそひの方に御心とゝめさせ給へりしかはまひ人かく人なとを心ことに
さためすくれたるかきりをとゝのへさせ給右のおほ殿の御子ともふたり大将の
御こ内侍のすけはらのくはへて三人またちいさきなゝつよりかみのはみな殿上
せさせたまふ兵部卿の宮のわらはそむわうすへてさるへき宮たちの御ことも家
のこのきみたちみなえらひいてたまふ殿上のきみたちもかたちよくおなしきま
ひのすかたも心ことなるへきをさためてあまたのまひのまうけをせさせ給いみ
しかるへきたひのことゝてみな人心をつくし給てなむみち〱のものゝし上手
[1145]
いとまなきころ也宮はもとより琴の御ことをなむならひ給ひけるをいとわかく
て院にもひきわかれたてまつりたまひしかはおほつかなくおほしてまいりたま
はむつゐてにかの御ことのねなむきかまほしきさりとも琴はかりはひきとり給
へらむとしりうことにきこえ給けるを内にもきこしめしてけにさりともけはひ
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とのたまはせけるをおとゝの君はつたへきゝ給て年比さりぬへきついてことに
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うとましく心うけれは物いはせしとおほす中宮の御事にてもいとうれしくかた
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[1208]
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[1209]
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[1210]
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[1211]
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[1217]
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まつりてさふらふしるしにはなかく世に侍りてかひなき身のほともすこしひと
ゝひとしくなるけちめをもや御覧せらるゝとこそおもふ給つれいといみしくか
くさへなり侍へれはふかき心さしをたに御覧しはてられすやなり侍りなむとお
もふたまふるになんとまりかたき心地にもえゆきやるましく思給へらるゝなと
かたみになき給ひてとみにもえわたり給はねは又はゝきたのかたうしろめたく
おほしてなとかまつみえむとはおもひたまふましきわれは心ちもすこしれいな
らす心ほそき時はあまたの中にまつとりわきてゆかしくもたのもしくもこそお
ほえ給へかくいとおほつかなきことゝうらみきこえ給も又いとことはりなり人
よりさきなりけるけちめにやとりわきておもひならひたるをいまになをかなし
くし給ひてしはしもみえぬをはくるしき物にし給へは心ちのかくかきりにおほ
ゆるおりしもみえたてまつらさらむつみふかくいふせかるへしいまはとたのみ
[1220]
なくきかせ給はゝいとしのひてわたり給ひて御覧せよかならす又たいめんたま
はらむあやしくたゆくをろかなる本上にてことにふれてをろかにおほさるゝこ
ともありつらむこそくやしく侍れかゝるいのちのほとをしらてゆくすゑなかく
のみおもひ侍けることゝなく〱わたりたまひぬ宮はとまり給ていふかたなく
おほしこかれたり大殿にまちうけきこえ給てよろつにさはき給さるはたちまち
におとろおとろしき御心ちのさまにもあらす月ころものなとをさらにまいらさ
りけるにいとゝはかなきかうしなとをたにふれたまはすたゝやう〱ものにひ
きいるゝやうにみえ給さる時のいうそくのかく物したまへは世中おしみあたら
しかりて御とふらひにまいり給はぬ人なし内よりも院よりも御とふらひしは
〱きこえつゝいみしくおしみおほしめしたるにもいとゝしきおやたちの御心
のみまとふ六条院にもいとくちおしきわさなりとおほしおとろきて御とふらひ
にたひ〱ねんころにちゝおとゝにもきこえ給大将はましていとよき御中なれ
はけちかくものし給つゝいみしくなけきありき給御賀は廿五日になりにけりか
ゝる時のやむことなきかむたちめのおもくわつらひたまふにおやはらからあま
[1221]
たの人〻さるたかき御なからひのなけきしほれ給へるころをひにてものすさま
しきやうなれとつき〱にとゝこほりつる事たにあるをさてやむましき事なれ
はいかてかはおほしとゝまらむ女宮の御心の内をそいとおしく思ひきこえさせ
給れいの五十寺の御す経又かのおはします御てらにもまかひるさなの