「第1234567898」と平賀譲の名が記された資料。本文には番号と「平賀譲」のみが記載されている。
「倫理綱要」の目次で、第一章「忠義」から第六章「倹約」までの章立てが記されている。
「倫理」第一章「信」の本文で、友人同士の信義の重要性を説く。孔子の言葉を引き、信義のない人を車の部品欠如にたとえる。
友人関係における信義の重要性を説く資料。孔子・曽参・『論語』『説苑』『大学』などを引き、有益な友と損な友を論じる。
朋友は徳と信義を重んじて選ぶべきだと説き、顔子・孟子・『易』や和歌を引き、范式と張郡の約束の逸話を紹介する資料。
朋友の道を説く文章で、范式と張邵、さらに斉の鮑叔と管仲の故事を挙げ、信義と人を知る徳の大切さを述べている。
朋友の道と諫言の義務を古典から説き、江上関龍と高山彦九郎正之の交友・飢饉時の援助を実話として紹介する資料。
関龍が正之を諫めて剣術修行へ導いた逸話。良友の忠告を受け入れ過ちを改める大切さを古語とともに説く。
第二章「恭敬」は、信義に続く交際上の重要徳目として恭敬を説く資料。孔子家語・論語・易・礼記の格言や晏平仲の事例を挙げる。
「ある茶博士の話」と「土佐画についての奇話」。人を侮る言葉で名声を失った茶博士の逸話と、土佐光信の画を土佐国の風俗画と誤解した話を収める。
謙譲の道を説く文章で、『大学』『孝経』を引き家族への敬愛を説き、億計王・弘計王兄弟の帝位辞譲の逸話を紹介している。
大鷦鷯尊と稚郎子の皇位譲り合い、王仁の歌を引き、仁徳天皇の故事から尊敬・恭敬と卑屈・追従の違いを説く資料。
恭敬とへつらい・屈従の違いを説き、『礼記』などを引用する教訓文。山崎闇斎の剛毅な逸話と孟子の言葉も記す。
第三章「孝」の本文で、孝を徳と教えの根本とし、『孝経』『論語』や古語を引いて親に尽くす子の道を説く。
『孝経』『礼記』『論語』を引き、孝は親の養育だけでなく敬意・礼・忠信勇を伴うべきで、親の恩に報いる努力を説く資料。
孝行は愛と敬いを尽くすことだと『礼記』や朱子の言を引いて説き、常陸国玉造村の農夫弥作の母への孝行実話を紹介している。
『孝経』を引き、身体髪膚を傷つけないことを孝の始めと説く文章。危険を避ける戒めと楽正子春の逸話が記される。
孝に関する教説で、身体を大切にし人を侮辱せず父母を安心させること、遊学の意義や継父母に仕える道を論じる。
継父母にも実父母同様に孝行すべきことを説き、継母の不当な扱いに耐えた孔子門人の孝子閔子騫の逸話を記す。
孝子閔子騫が継母を許すよう父を諫めた故事を引き、至誠と孝を説く。続いて父母の没後も生前同様に仕えるべきことを論じる。
橘逸勢の娘妙冲尼が父の死後に遺骨を守り弔った孝行譚と、「農夫の追孝」として丹波国亀山の農夫が父母の木像に尽くした話。
『孝経』の格言と二孝子を例に、報いを求める孝行は真の孝でなく偽善であり、董仲舒の名言を引いて戒める文章。
「第四章 忠の道」は、孝から忠へのつながりを説き、外国君主制との比較から日本の国体と忠義の本義を述べる資料である。
日本の国体論を述べる資料。臣民と天皇の関係を父子の親しみとし、支那や西洋の君民観と比較している。
『詩経』『論語』や天照大神の神勅を引き、日本臣民の忠君・敬義と皇運扶助を男子の本分として説く文章。
天壌無窮・万世一系の由来、神鏡礼拝や大嘗祭・神嘗祭・新嘗祭の意義を述べ、君臣の義と朝廷尊崇を説く資料。
皇室への忠義を日本人の特性とし、徳川幕府末期の事例にも触れつつ、臣民が祖先の志を継ぎ国家・皇恩に報いるべきことを説く文章。
「第五章 博愛」は、愛には順序と厚薄があると説き、忠孝を第一に親しい者から国家・人類・動植物へ広げるべきと述べる。
博愛と善行の報い、報恩の義務、愛の度合いを説く倫理的文章。天祖・徳川家・孔子家などを例に因果応報を論じる。
仁愛の道として、人の過失を寛大に許し秘密を漏らさぬことを説く教訓文。孔子や『礼記』を引き、大黒屋傳兵衛の事例へ続く。
大黒屋伝兵衛の慈善と夜灯設置、久世広之が膳番の過失をかばった逸話を通じ、博愛に富む仁者を紹介する資料。
「法均尼の事」は、和気清麿の姉・法均尼が捨て子八十三人を養育した仁愛を述べ、孟子・論語を引き救援の義務を説く資料。
孔子の厩火事の逸話を引き、非常時の救護を説く資料。仁者として、奉六が身投げ寸前の商人を銀五十目余で救う話が書かれている。
奉六が入水しようとした者を助け銀五十目を恵んだ話と、王義方が父を訪ねる少年に馬を与えた逸話が記されている。
吾斎が寒夜に待つ下僕を労り以後夜行を控えた話と、楊東山の母羅夫人が下僕へ粥を施した逸話を通じ、博愛を説く資料。
博愛の根本として他者への配慮を説き、第六章「節倹と吝嗇の違い」では節倹の中庸と慈恵・寄付の意義を述べる。
勤倹の趣旨を説く文章で、阿万ノ方が化粧料を節約して塙団右ヱ門に贈った美談と、岡野庄内の倹約の徳を紹介している。
左内が蓄財を主君の軍資金や周囲への施与に用い、病床で金銭証書を焼いた逸話。阿万の方と並ぶ節倹の達人と評している。
本文は「*y*」のみで、資料の内容・日付・人名・艦名などを読み取れる情報は記載されていない。
本文は「11」とのみ記された資料ページで、見出し・日付・本文内容などは確認できない。