「軍艦の設計と帝国艦艇の進歩」の冒頭ページ。東京帝国大学教授・海軍造船中将・工学博士による「第一 船舶の基本性能」の見出しが記されている。
海軍3「平価総力」に関する資料で、「防水区画」と記されている。硯元カ、咏鴎などの語と「-2」の表記が見られる。
「軍艦設計と帝国艦艇の進歩」の講演原稿と思われる紙面2頁の写真。海軍造船の艦艇設計や縦強力、装甲、速力等に関する本文と手書き注記がある。
波状甲板の目的と夕張以後の軍艦の振動低減を説明し、英米誌の批評や米国一万トン巡洋艦の動揺問題に反論している。
「第二 軍艦の戦闘力」として、攻撃力の中心である大砲の口径・装甲との関係、各海軍条約の砲制限、三連装・四連装砲の採用例を述べている。
長門級の十六インチ砲採用から、巡洋艦の砲力、魚雷・機雷・爆弾の兵装、遠距離砲戦での命中向上に必要な測距儀などを述べる。
軍艦の艦橋・煙筒配置、弾着観測と艦載飛行機、流線型上部構造の意義を述べ、長門・古鷹級・妙高級などの設計例を挙げる。
艦艇の甲鉄防御と水防区画による間接防御を説明し、主力艦の舷側・甲板防御、「ネルソン」「ロドニー」の装甲厚に触れる。
巨砲の破壊力を重視し、砲・爆弾・魚雷への防御が艦中央部に限られること、英独大海戦で浅喫水戦艦の弱点が露呈した教訓を述べる資料。
日本軍艦の防御力と速力に関する解説で、巡洋艦・主力艦の防御、金剛級改称、船体設計や推進機関の進歩を述べている。
「帆で走る能力」「旋回性能」「通信能力」「帆を張る能力」「操縦」など、海軍艦の性能項目を断片的に列記した資料。
「第三 軍艦の設計」として、巡洋艦夕張の設計意図と重量・費用節減の工夫、古鷹級設計への発展が述べられている。
妙高級一万トン巡洋艦の設計解説。八インチ砲十門・発射管十二門・三三ノットなどの性能と、重量節約が排水量に及ぼす効果を述べる。
夕張、古鷹級、妙高級など巡洋艦の重量軽減の要因を述べ、軽金属や電気溶接の使用実態・利害と構造強度への影響を論じている。
「海軍 2」と記された資料の一部で、何かの使用状況について、近ごろは利害を判別し利益のある場合に用いる旨が書かれている。
金剛級を中心に、扶桑・山城・伊勢・日向から八八艦隊計画、華府会議による廃棄まで、日本造艦技術の発展と主力艦建造状況を述べる。
八八艦隊計画以後の日本海軍建艦状況を述べ、夕張・妙高・最上型・蒼龍などの竣工・建造と、無条約時代の製艦政策を記す。
英米仏独伊の新主力艦建造と質的制限協定を述べ、日本の不参加に伴う一六インチ砲採用や帝国海軍の主力艦建造方針を論じる資料。
海軍に関する資料で、安い費用で建造可能であることと、小さな成功に満足せず方針に従い邁進すべき旨が記されている。
「軍艦設計と帝国艦艇の進歩」講演原稿に挟まれたメモの画像。鉛筆で「戦艦」「21837T」「GM 4.04」等の計算らしき語句が見える。