豚カツ(上)
- AI要約 (β)
- 要約:話者はお酒はあまり飲めないが洋食、特にとんかつが大好きである。ある日カフェでとんかつを注文し、女優が切ってくれると言ったが、切ってもらうと追加料金がかかることに驚いた。
- pid
- 1322279
- date
- 1935-04
- note
- 商品番号 : 53406, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
- year
- 1935
- genre
- 落語
- creators
- 林家 正蔵(七代目)
- duration
- 173
- persName
- 林家 正蔵(七代目)
- publisher
- ビクター
そういったようなわけでしてね、皆さんの前でございますけれどね、私はお酒はあんまりいけないんですけど、洋食が大好きなんですよ、とりわけてあのとんかつが好きでしてね、あれ少し揚げすぎて衣が黒くなってカチカチっとして、肉の小口を切っても赤くないね、中まで火の通りがあって、
ソースかけて食べた日にはもうたまらないんだからんす。とんかつは豚が一番旨いからんすね。とんかつは豚に決まってますよ。え?とんかつは豚に決まってるってんだ?お前は決めたのか?そうじゃないけど決まってるんですよ。
さっき一昨日の晩もね、カフェ行ったんですよ、ずーっとこれ行くとね、あら、ランサーマン氏だって女優さんがね、目の口真っ青にしてほっぺた茶色にしてね、唇が真っ赤なんですよ、交通整理の信号塔みたいな顔してね、ずーっとこれにして、
あら、そこは歯に口でございますから、こっちのボックスいらっしゃいますよ、こっちのほうは、あ、あ、あ、ってながら言ってね、ずーっと収まったのさ、御酒でございますか?おビールでございますか?って言ったら、姉さんすまないけどね、お酒はいけないの、とんかつよくあげてね、は、かしとまりましたって女優さんが言っちゃったのさ、
テーブルの上の能書を見ると、とんかつ25銭と書いてあるんですよ、25銭ならこっちの経済状態に大した影響もないと思うからね、優先として待ってたんですよ、はるかあなたの赤石だけに勇気が、あ、あ、見えます、勇気が見えます、
ほのぼのと、そらこいあばよなんてね、歌ってんのさ、ちくおんきが、ちくおんきそんな変な声出すかよ、お待ちどうさまーってね、とんかつが来たのさ、もういい匂いが収穫を刺激してね、胃袋が早く早くって要求してんですよ、すぐに切って食べようと思って、
お兄ちゃん、あの私が切らせていただきますよ、私がお切りいたしますよ、私がお切りいたしますよ、わっ、せっかく中級さんがそう言ってるもんだから、じゃあ姉さん切ってくださいって頼んだんですけれど、女の子に切ってもらえばどうしたって50銭玉の一つぐらいやらなくちゃならないでしょ、だいたい25銭のとんかつに対して、厳しい50銭取るってのはどういうわけだ、
どういうわけだか知らないよ、動いてるのも暇ないじゃないか、切っておいて