講演;第二次欧州大戦の特色(二)

AI要約 (β)
この文章は、第二次世界大戦における英独の対立について述べています。主なポイントは以下の通りです: 1. **英独の対立**:前の大戦と同様に、今回の戦争もイギリスとドイツの争いであると断言しています。 2. **戦争の本質**:軍備、経済、植民地問題を巡る英独両国の総力戦であり、ポーランド援助は戦争の名目に過ぎないとしています。 3. **中立国の態度**:中立国の態度は明確でなく、英独の対立を利用しようとする動きもあると述べています。 4. **英仏の戦略的失敗**:ドイツの強化に対抗するため、イギリスとフランスは大規模な連携を試みましたが、ソ連をドイツ側に奪われたことが大きな失敗となり、欧州の情勢が変化しました。 5. **作戦上の負担**:ソ連とイタリアを味方にできなかったため、英仏両国が全ての作戦上の負担を背負うことになり、政策の大きな破綻を招いたとしています。 要するに、この文章は第二次世界大戦における英独の対立とその影響について詳述しています。
pid
1325765
note
商品番号 : AK20, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 講演
genre
講義、講演、演説
creators
内閣情報部情報官陸軍陸軍歩兵大佐 林 群喜
duration
210
persName
内閣情報部情報官陸軍陸軍歩兵大佐 林 群喜
publisher
コロムビア(NHK)
これは、前の大戦の時と同じく、英独の争いであると断言するのであります。 すなわち、前左右の当時体制が破の動きと、これに対する現状維持的な勢力の反撃であり、 また、大ドイツ建設への意欲と、欧州大陸に強大なる国家の存在を許し得ないとする英国の伝統的政策の衝突であり、 ドイツの傍聴政策に対する英国の大独法維持の結果とみるべきでありまして、 ポーランド援助のようなものは、単なる戦争の名目を獲得するための道具にすぎなかったのでありまして、 要するに、今度の事変の本質は、軍備、経済、植民地問題等をめぐりまする英独両国の総派遣であると言わねばなりません。 したがって、戦争の主役は一方が英であり、他方が独であります。 しかし、これが脇役されていくものが、今日は前の大戦の時ほど発見いたしていないのであります。 中立の位置にあっても、その態度は鮮明でない。 かえって、英独の総派を利用せんとする向きもあるようでありまして、 後戦当時としても、普通は並大抵ではないようであります。 次は、大独法位の強度とでも申しますが、 この度の欧州の戦争が低迷する頃になりますと、 両後戦国とも政治的に予告を獲得するために非常な努力を払っております。 独立法塾の強化とこれに対する英仏側の大独法陣の結成は、まことに篠木を削るような大活動であります。 ドイツの強くなっていきますことは、ついに英国をして、 自ら法陣の主役を務めればならぬようになりまして、 二国を欧州大陸の前衛にしたばかりでなく、 ポーランド、ルーマニア、ギリシャの一方的な保障を断行いたしまして、 大独第一方位戦を完成いたしますのと同時に、 さらにトルコ及びソ連をもって大独第二方位戦を結成しようといたしました。 トルコの獲得には成功いたしましたが、 ソ連をドイツ側に奪われましたことは、 英国外交の一番大きな失敗で、これで欧州の情勢が全く変化をしてまいりました。 したがって、前の大戦の時と違いまして、 この度の大戦における法陣は、 欧州自体におきましても、 ソ連とイタリーを予告となし得なかった英仏側といたしましては、 作戦上の負担をことごとく英仏両国で堪忍しなければならないことになりまして、 こういう政策の一大破綻をしかしたと申すべきでありましょう。