三国同盟調印より帰りて(二)
- AI要約 (β)
- この文章は、著者がスターリンと意見交換を行った経験について述べています。著者は、スターリンとの対話が日ソ関係に良い影響を与えると考えています。また、著者は大使館勤務時代に訪れたグラッドを再訪したことを喜んでいます。日ソ丘陸条約に関する合意が短期間で成立し、スターリン自身が迅速に決断したことを強調しています。著者は、この迅速な決断が国民にとって参考になると考え、慎重すぎる態度が国運を開拓する妨げになると警告しています。
- pid
- 1325819
- note
- 商品番号 : AK-133B, デジタル変換後ノイズ除去 : 無
- genre
- 講義、講演、演説
- creators
- 松岡 洋右
- duration
- 174
- persName
- 松岡 洋右
- publisher
- コロムビア(NHK)
また2回にわたり、スターリン共産党初期長と極めて真摯明快なる意見の交換を行う機会を得ましたることは、私の最も近界とするところでありまして、日ソ国公の上に必ずや好影響をもたらすことであろうかと思います。
私の大使館食館時代、かつて在勤したことのある例人グラッドを訪問しましたことも、また今回の旅行中、私にとっては最も愉快な出来事の一つでありました。
当時訪問に費やした中1日を除けば、わずか5日をもって日ソ丘陸条約に関する合意が成立し、6日目、すなわち予定の通りの出発期日までにその調印を見た次第でありますが、
この公表の最後の段階において、スターリン氏自ら私と直談判の上、速決したのであります。
私が今特にスターリン氏の一談を指摘するゆえのものは、いたすらにその疾風陣来にも似たる痛快を讃えがためではありません。
この世界空前の変局に臨む、いかに絶強の巨頭らが、自ら人頭に立ち退治を快速に所断しつつあるかを我が国民に告げ、もっていささか参考にしし、かつその決心と用意と促さんがためであります。
この人類史上未曾有の大変局に再開しておる我々は、もとより遠くおぼんたかれ深く計らねばなりませんけれども、
いわゆる慎重審議に名を借りて功実備給、いたすらに死を重ねて容易にことを決戦というようなことは、一人住んで幸運を強くし積極的に国運を開拓することのでけんのみか、しりどいて自らを守ることすらおぼつかないと存じます。
ご視聴ありがとうございました。