講談;太閤記の内「大徳寺焼香の場」(二)
- AI summary (β)
- この文章は、ある葬式の様子を詳細に描写しています。葬式には多くの人々が参加し、壮大な行列が形成されました。大徳寺の本堂では、出家者たちが並び、金銀や瑠璃などの豪華な装飾が施されました。礼拝の場には金石や水晶が使われ、荘厳な雰囲気が漂っています。音楽も奏でられ、英雄や豪傑たちも参列し、非常に厳粛で盛大な儀式が行われたことが伝えられています。
- pid
- 1325935
- note
- 商品番号 : AK-809B, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 講談
- genre
- 講談
- creators
- 一龍斎 貞山
- duration
- 192
- persName
- 一龍斎 貞山
- publisher
- コロムビア(NHK)
この節落中落外、金獄鱗獄、老若男女を至るは手惜しかれ、幼きは世に追われ。
今日の御葬式は、はぎせん者せめて、金の根真っ甲の匂いばかりも嗅がん者やと醍醐やましなとばくしみ、
当時よ続か桂川へんまで十万なす。
この時紫の大徳寺や早行列の先みゆるとの中志があり、
もっとも大文より山頂予報や張馬具を儲け者身を出し、
一件ごとに森綱を敷き、二家が間に万土家を出し、
すくぼをさつまたもじりの三つ道具を飾り、朝の上下にて勝賀しら一件ごとに黒桑の小御形の袴、
桃立とってしかえたり男の大名いずれもこのところにて壮度も落とす。
それより壮度をしてみてあればこの度の御法事、
総武行として橋ばみの野上秀永、五千余人具を持ち固めたり、
それより出家の行列にて大文より本堂までは白塵面に木工のもん染めぬぎたるまんまくな打ち回し、
八州、十州、十四州、諸市諸山の出家の友がらたち並び、
金石が御腰の左右に静まり立て祭り、
御礼禅に割り浮かぐ風天下の国家三階の陳仏、百味の恩寿記を積み重ね金銀瑠璃目のお執法、
銀字は八感目ある獅子の功労は雲杉の芋のなり、
下が八逆の机へてり輝き左右の柱は触光の二色をもって巻き上げ、
御礼拝は金石金縄具を持ち敷き包み、
水晶の葉落はてり輝き獣の草を結び下げ、
八角の柱は残らず綾織に敷き荷で包み上げ両裸の天幕、
金の輪刀満月の入れたる如く、
白庭には白綾の幕を百軒四面に敷き立て又こなたなる杉殿の内には、
礼人学人諸七力太古各古の調べ手を尽くし、
北天岳御上落の音楽は天間蓄に徹し、
いかなる功何しも何だに誰者袖を濡らし、
英雄豪傑の武士も皆仏場に来するばかりの有様にてしかえたる大徳寺の本堂。