講談:野狐三次(二)

AI要約 (β)
商売を始めることについての会話です。ある人が「骨パン」を売る商売を考え、他の人にそのアイデアを話します。骨パンは軽くて運びやすく、元手もかからないため、儲かると考えています。相手はそのアイデアに賛成し、骨パンを売るための準備を手伝うことを約束します。商売の詳細や価格設定についても話し合い、最終的に骨パンを仕立て屋に持って行って売ることにします。仕立て屋では多くの弟子が働いており、骨パンを売るための準備が進められます。
pid
1326329
date
1932-09
note
商品番号 : 150405, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 講談
year
1932
genre
講談
creators
神田 伯龍
duration
197
persName
神田 伯龍
publisher
リーガル
商売始めると言ってもなあさんじ 儲かると決まったもんじゃねえぞ もともともう損しまうことがあるぞ いえ損しない商売考えたんぞ レイヤーどんな 通りのとこなんぞは仕事場がたくさんあって どっさり骨パンが出るでしょうから あっちに骨パン売らしてもらおうと思う ああなるほど こいつはいいやな 骨パンなら軽いからおめえにも担げろ 木工も天秤棒もうちにあるから持ってんがいい 骨パンの税は俺のところでもらったってしょうがねえ 誰かに言いつけて一発にしといてやる すぐ持ってって売れるようにしてやる ただ持ってきゃ余計儲から元でいらずだ ただやるから え?税はいらねえ いえいえいえいえせっかくつけときゃ そういうことさりゃいけないんぞ よせえ名前言うねえ どうして あっちさいつまでもこんな貧乏していないんぞ いまに立派な当領になるんぞ なってくんなきゃ困るの なったときに あんな大きな面してやるけど 昔俺のところで ただやった骨パン売って食ってたんだ なんてやれちゃきゃいかねえ なげていやしねえ それ言いたがるのが商人の常 張り返るぞ師匠 売っていただきます じゃあ売ってやろう いちいちお払いするの面倒ですから 正面こしらえておいていただいて よしじゃあ明日こしらえ え?いま? いまだいまだってから じゃあお前こしらえていってやれ 楽しみだろ であのお値段のところでございます 殴られぞてめえ姉妹に どうする ただやるとおっしゃるくらい ですから あたしのほうで いくらいくらとしきっていいでしょ ああ まあいいや じゃあいくらで買う 100パー8モンで買います え?100パーで8モン うわーっと あ、丁目いらねえ丁目 100パーで8モン 出事になるもんだ 藩士一乗会は16モン取られるよ それを売って儲けるのは腕で儲け 誰だって儲からへんなら え、骨パン骨パン 高校モンの骨パンを買ってやんなよ 行く際ないでも 鍵物の不自由しても待っていてくれるくらいで いつでもいつでも骨パンが余ると 柳橋浦橋の仕立て屋の親方 亀さんのうちに持ってくる そこで掃除前にしてくれます 今日もまた残っちゃった 困ったな また残っちゃったんだけどな おっ母さんにもうお薬飲ませてやらなきゃならない 仕立て屋に持ってきゃみんな買ってくれんだけど いやもう一日持ってってやれ 仕立て屋やってまいります 店いっぱいに二軒四枚の障子がしまって 障子の腰板と柱の隙からこう覗いてみると 親方立板の前やあぐらかい 大勢の女の子男の弟子を置いて仕事をしている 気をつけろよ なお直し物はてめえの物ばっかりだぞ なんだ母ちゃん え、お組だろ お組をつけるならこっちを出し持ってきてほら 針じゃないか怒ったな 針を粗末にしちゃいけないよ 仕事をする時に針を勘定して出して 使う時に勘定してしまうと 針の足りないのはわかるんだから いいか 誰だ 誰だそんなとこから覗いてやんな うちお針の稽古に来る女の子をからかいに来やんだろ 水をぶっかけるぞ 水を持ってき ああ 誰だと思った さんじか おめえならいいんだおめえなら なんだ