高砂や(二)

AI要約 (β)
この文章は、ある人物が他人の真似をしようとするが、うまくいかずに困惑する様子を描いています。彼は様々な調子で真似を試みるが、どれも満足のいく結果にはならず、最終的には他人に助けを求めることになります。助けを求めた相手は、彼の失敗を心配しつつも、最終的にはうまくいくと励まします。
pid
1329515
date
1928-07
note
商品番号 : J-10319, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
year
1928
genre
落語
creators
三遊亭 円馬
duration
196
persName
三遊亭 円馬
publisher
ビクター
そんなことをやる奴があるかい? いけませんかね? いけないやね。 わたれど、なんかいいことありませんかね? あ、いいことがある。 お前は表を流してあるアキンドの真似をするな。 へえ、あれならもう何でもやるんでがある。 ひとつやってきかしてごらん。 あの中に似ている調子があるだろう。 そうかね。 えー、納豆納豆納豆醤油のものにしなーづけ。 だってどうでしょう? おもしろくないな。いけませんかね? まきょーひげまーき。 あさーがーのーないーゆーがーのーない。 いんひんささーぎ。 それじゃあ歌は歌っているようだな。 いけませんかね? もう少し威勢のいいのないかな。 よかったね。 ひぎょーきぎょー。 だってね、いけないな。 そうかね。 おいおいおい。 大きな声だな、お前の声は。 もっとこう、力が入ったのないかね。 力が入ったのかね。 いんぎくのせいかいってのはどうだい? おそろしい、力が入ったな。 もう少しぼんやりしたのはないか。 え、もう少しぼんやりしたのかね。 いまほーこーるてのはどうだい? じょうだんじゃないな。 もっと他にあるかい。 ありやすとも。 てーうーい。 なまーぎーかんもーぞーきー。 だってね。 おいらーりー。 あ、ちょいと待ちな。 え、その豆腐煮がいい。 豆腐煮の調子が高様屋の調子と同じ調子だ。 え、どうですか。 おー。 てーうーい。 たかさぐや。 にてーる。 やってごらん。 あ、そうかね。 やっぱり高様屋は豆腐入れるほうがいいね。 牛を煮るように言いなさんない。 そうかね。 てーうーい。 てーうーい。 豆腐ばっかりやるんじゃない。 その調子で高様屋。 そんなかいかねーよ。 はじめたもの。 え、たか、たか、たかーふい。 たかふいってやつがあるかよ。 たかさぐや。 この裏船におあげがんもどき。 そんなとこでがんもどき入れるやつがあるか。 早く行ってきな。 え、どうもありがとうございます。 衣装を借りましてうちいかい。 支度もそこそこに先鋒に参ります。 さんさん駆動の酒属も済んだ。 お腹ほどにはご苦労様です。 恐れ入りますが御修行を。 へ、よろしくな。 何は。 心配するな。 ちゃんところえてるんだ。 ふい。 てーうーい。 いいえ。 御修行をこれからやるんだ。 こういう調べだ。 たかさぐや。 この裏船におあげて。 恐れ入ります。 え、おあと。 え、おあとがあるのかい。 こういうとこもあったな。 ほう、さげて。 いや、さげちゃ困ります。 ほう、あげて。 さげて。 たからぶね。 何を言ってるんだね。 おまえさん。 困ったい。 すまないけど、 陰居のとこ行って聞いてきてくれ。 陰居さん。 おう。 今心配してたんだ。 どうしたよ。 梅さんは。 やり損ないましてね。 より損なった。 こうあげて。 さげて。 たからぶねなんてね。 床の間の隅の小さくなってるんですが。 どうにかしようがありますまいか。 心配しなさんな。 相手が梅さんだ。 今に開いて帰るだろう。