鈴ヶ森(五)

AI要約 (β)
この文章は、江戸時代の人物が自分の身の上話をしている内容です。彼は「ごんぱち」と名乗り、江戸の花川とバンズーインの長兵衛という有名な人物の後を継いでいるが、自分はその名に恥じないように努力していると述べています。彼は弱い者には優しく、強い者には立ち向かう性格で、江戸で男として立派に生きていると誇りを持っています。
pid
1330272
date
1943-02
note
商品番号 : 5892, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 歌舞伎劇
year
1943
genre
歌舞伎
creators
市村 羽左衛門, 松本 幸四郎
duration
204
persName
市村 羽左衛門, 松本 幸四郎
publisher
ビクター
お身の上の人通り受けたまわってごごっとも そりゃしなによったら身に引き受けてお世話いたすめえ者でもござやせ しかしおれば他に犬の餌食 いや決して抗議はいたしやせん お気づけなせやすな さすがは江戸時のそのお言葉 力と頼む底もとの御犬名を聞かぬその先に 名乗る拙者が生命は陰臭の惨にして 当時老人ひら ひらいごんぱちと申すもの うむおすりゃお若しさまにはごんぱちさまとな して底もとの御犬名は うそとわれて何の何がしと名乗るほどの 上人でもござやせん しかし生まれはあずまじに身はすみなれしすみながわ 流れ渡りの起産地は江戸で噂の花川と バンズーインの長兵衛という いやもうケチな野郎でござやす そりゃ底もとの中国筋まで噂の高い あのバンズーインが その中国筋まで響き渡った長兵衛だと思いなさると あてがちが大ちげえだ大ちげえだ その中国まで鳴り渡ったというのは わしの先祖に渡る花の竹これが 生人生命のバンズーイン長兵衛さ その後を引き受けちゃはいるものの わしはほんのかかし同然 宇都の大木いやもう何の役にも立たねえやつだが しかし弱いものならよけて通し 強いやつならむこうずら ひだてんが川ばおりで鬼かげになって こよーともびーくともするのじゃござやせ 及ばずながらたてしの端くれ あわぞーんがらす わなにわがたやぶんいすはきょうそだち 吉原すずめをハゲにつけ 江戸で男とたてられた男の中の男一匹 いつでもたずねてござやし 亀前すげてまっておりやし