鈴ヶ森(六)
- AI要約 (β)
- この文章は、江戸時代の人物が長兵衛という人物に対して感謝の意を述べ、手紙の内容について話し合っている場面を描いています。手紙には「本庄すけだゆうを討ち立ちのき候」という内容が含まれており、手紙の一部がちぎれているため完全には理解できませんが、重要な情報が含まれていることが示唆されています。話し手は江戸っ子らしい気風を見せつつ、手紙の内容について興味を示し、長兵衛に対して親切に接しています。
- pid
- 1330273
- date
- 1943-02
- note
- 商品番号 : 5892, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 歌舞伎劇
- year
- 1943
- genre
- 歌舞伎
- creators
- 市村 羽左衛門, 松本 幸四郎
- duration
- 192
- persName
- 市村 羽左衛門, 松本 幸四郎
- publisher
- ビクター
ご親切なるそのお言葉、万事よしなに、長兵衛殿。
はて、ようこせやす。
こう引き受けたからは、おやふねった幾名が、
ちょきか二タリエでも乗ったつもりで、落ち着いておいでなせやす。
何から何まで、礼は言葉に。
何さ、ちっとやさっと世話をしたからといって、恩に来せるんじゃねえ、そこが江戸っ子だ。
さ、来なせ。
よ、ここに手紙が落ちているが、もしお前のじゃないか。
は?
なに?
悲惨をもって申し入れ候、しからば、
いかなる石に候や、国元において本庄すけだゆうをうって立ちのきく。
いや、ま、ちょいとお見せ。
あ、はてま。
ま、いいから、お見せなせやし。
は?
なに?
悲惨をもって申し入れ候、しからば、
いかなる石に候や、国元において本庄すけだゆうをうって立ちのき候をくせむのは、
白い氷剤もんがせがれ、とばかり。
あとはちぎれてわからぬ手紙。
お、ごんぱっさんの名字もたしか。
え?
ま、いいや。
おじさん。
な?
これで。
おれ、なんにもしないおじ。
ん?
あ、もしもよばぬ。
よ?
水にうつりしひとかめは?
いや、だろべ。
ん?
そいつもまさしく。
ひゃつらがどおる。
え、きっておしまいです。
は?
お、やっぱれ、てのおじ。
しょうべえどの。
ごんぱっと。
ゆるりと江戸で。
あいまいよ。
かぼねはじりよな
まれすこさや。
ごきげんよう。