元禄忠臣蔵(第二の使者)(八)
- AI要約 (β)
- この文章は、ある武士が自らの覚悟と決意を述べている内容です。彼は、もはや恐れるものはなく、家中の意見に従い、主君の冥福を祈ることを決意しています。また、武士としての責任を果たし、民衆に損失を与えないように努めることを誓っています。彼は、死をも恐れず、人々が互いに助け合うことを望んでいます。最後に、京都へ戻り、主君への感謝を伝えることを提案し、武士としての道を全うする覚悟を示しています。
- pid
- 1330418
- date
- 1943-12
- note
- 商品番号 : A-3262, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 浪花節
- year
- 1943
- genre
- 浪曲
- creators
- 真山 青果∥原作, 吉田 奈良丸
- duration
- 209
- persName
- 真山 青果∥原作, 吉田 奈良丸
- publisher
- ビクター
この上はもはや何処はかばかり何処を恐るところもない。
家中一堂の所存にまかせ、
殿の御無言法ずるばかりや、
殿の御冥福を祈るばかり。
しかし、悪を士軍あっての朝の家、朝の家あっての士軍でない。
士軍の長人百姓たちに朝の家のため損失は与えられん。
己、黒兵衛殿、御身はそのための死を聞かろう。
お互いにこの際、死の交渉の隔てを忘れ、
商人も人、侍も人と思われ、
人が人のために働くように致したいものでござる。
従来殿。
は?
御身は京都へ引っ返し、
御所御門外白砂の上にひれ伏して、
匠の神はじめ家中一堂のお礼を、
あい、頼み申します。
いざ名分がたちたるぞ。
残るは一つ武士の道。
大義のために申しのらん。
孤手三代の長女に捧げまつらんこの命。
この場、この時、このことに無理を見せぬ覚悟こそ。
日ごろ伝えし文具の奥に、
血潮で描け忠説の花紋のある大きな木。
おんがる地無き城中に、
響く爪の大太鼓。
おんがる地無き城中に、
響く爪の大太鼓。
おんがる地無き城中に、
響く爪の大太鼓。