義太夫;近頃河原の達引(堀川の段)(お俊傳兵衛)(下)
- AI要約 (β)
- 内容を要約します。 母親が自分の娘を心配し、娘の幸せを願っている様子が描かれています。母親は娘が天兵衛さんと一緒に逃げることを勧め、親としての愛情と心配を表現しています。母親は娘の幸せを第一に考え、娘が恥じることなく生きていけるようにと願っています。涙ながらに娘の未来を祈る母親の姿が強調されています。
- pid
- 2912744
- note
- 商品番号 : 24018, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 義太夫
- genre
- 三味線楽(浄瑠璃)
- creators
- 豊竹 呂昇
- duration
- 192
- persName
- 豊竹 呂昇
- publisher
- コロムビア(戦前)
まあまあ、待ちくれやい、待ちくれやい。
こりゃまあ、どうしたらよかろうぞと、
言うの、おろおろ、母親も。
おーおーおー、そうじゃ、そうじゃ。
わが子がかわいい、かわいいと、
こゆえぬ闇にわきひらめず、
これまでお主がお世話になった、
思いにもわきまえず、
生きずに仲を引き分けようと、
思った母は気に知らず、
家敷勤めする身でも、
女子の道をたて通す、
娘の手前へ、
まままま、めんぼくさい。
そなたの心に恥じて、
何事も言いませんの、
天兵衛さんと一緒に残れ、
死での道連れ、
しあいのおじさんが、
これをし天兵衛さん、
さだめて親御様たちも、
ござりましょうが、
親の心というものは、
人間の愚かだといえ、
小類、小類でも、
子も可愛いに、
変わりはないもの、
いずく、いかなる、
国の立山の、
奥にも身をしのみ、
どうぞ逃れて下さりません。
娘が心に恥じて、
天にも地にもかけがえない、
可愛い我が子を信じように、
たて通してやる、
親の心、
心の通りを、
引き裂けて、
これを願います、
願いますと、
手を合わせたら、
今宵に迷う闇の闇、
二人は何と泣くとばさえ、
涙に涙結る、
地筋の渡りをしろうの、
涙の雨の風の中、
飛び越えたら、
やりたぐり泣きに、