義太夫;二十四孝(十種香の段)(下)

AI要約 (β)
この文章は、八重垣姫の泣き声を聞いた人物が、彼女が真実の夫と思い込んでいることに対する感情を描写しています。二人の心情が涙に触れ、深い悲しみを感じながら立ち上がる様子が描かれています。ぬれぎのが「みのさくさま」と呼びかけ、彼の姿を見て驚き、彼がどのようにしてここに来たのかを問います。彼らの別れを悲しむ気持ちと、再会した喜びが交錯し、忘れられない思い出が描かれています。
pid
2912762
note
商品番号 : 24027, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 義太夫
genre
三味線楽(浄瑠璃)
creators
豊竹 呂昇
duration
185
persName
豊竹 呂昇
publisher
コロムビア(戦前)
あの泣き声は八重垣姫よな。 わがまは呼びし勝よりは、まことの夫と思い込み、 とむろは姫ととむろはぬれぎの、 夫人ともいじらしとも言わんかたなき二人の心と、 そぞろ涙にふれける。 あわれながら深くの涙と、 ゆりかきあわせ立ちあがる。 むしろにしゅんぼりぬれぎのが、 もうしもうしみのさくさま、 がてんのゆかのはあなたのおすがた、 どうしたことでこのように、 ほうぶしんもともはからずもけんしんにかかえられたる、 いふくないしゅう。 でもさても、 けもんつきならかみしものめしようまで、 みたとわごろか。 やっぱりそのまま、 かたみこそ、 いまはあだなりおりなくばわすることも、 ありなんぞ、 よみしはわかれをかなしむた、 かたにさいじゃんじわがつまり、 みりんかわらぬこのおすがた、 みろにつけてもわすられぬ、 わたしはりんねんにまよたすの、 むゆるさりてぃとぅ、 ふししずむ。