歌舞伎劇 鈴ケ森(下)

AI summary (β)
この文章は、江戸時代の人物が自分の身の上話を語っている内容です。彼は自分が江戸で有名な人物であり、特に「バンズーインの長兵衛」という名前で知られていることを述べています。彼の家系は代々続いており、彼自身もその一部であることを強調しています。また、彼は弱い者を助けることを誇りにしており、江戸で「男の中の男」として立てられていると自負しています。全体として、彼の誇りと自信が強く表現されています。
pid
2915313
note
商品番号 : S-364_233153, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 歌舞伎
genre
歌舞伎
creators
市村 羽左衞門, 松本 幸四郎
duration
218
persName
市村 羽左衞門, 松本 幸四郎
publisher
コロムビア
さて、やたぁ、いいじょうぶ。 知られた奴は六七人、あなた様にはただお一人。 五百年のお手の内には、まことに感心いたしました。 そして、御承告はいずく。何御用あって、江戸尾ていは? 決して良しもござらぬが、まましき母の残により、 死の歓喜に力なく、お江戸は半方受け賜り、 受け往行をいたさんと、観音の世にならわぬ旅。 気受けますれば、そこもとは江戸尾ての御方と見え、 御親切なるその御言葉により、 頼りもござらぬ拙者、何御用せは下さらば、 堅い家の御存じまする。 御身の上の人通り、受け給わって御持つとも、 何よったら身に引き受け、御世はいたすめ物でもござやせ。 御復我は江戸尾のその御言葉、力と頼むそこもとの御懸命を掴むその先に、 名乗る拙者が生命は人数の三にして、 御次郎につらい分発と申すもの。 そうすりゃ、お若しさまには、あの分発と申すの? で、そこもとの御懸命は、 さ、問われて、何の何がしと名乗るような長人でもござやせ。 しかし、まれはあずまじに、御は住まれし住だがは、 流れ渡りの地産地は江戸で噂の花川で、 バンズーインの長兵衛という、 いや、もう、平地異な野郎でござやせ。 そこもとが中国すぎまで噂の高い、このバンズーインよ。 いやいや、その中国まで響き渡った商兵衛だと思いなさると、 あてがちがう。 それは、花の竹、わしのじいさん。 さて、その次に、二代続いた目玉の王子が、 御館主人の金箔師の商兵衛。 それだと思うと、 おーちげーだ、おーちげーだ。 わしはその後は続いているものの、 大木、何の役にも立たねえ男。 しかし、弱いものならよけて通し、 弱い奴なら向こうずら、 いざせんな川守りで鬼影になってかよがとも、 びーくたま、しゃらま、じゃーくは、 弱い奴、と呼ばずながら、 あてしの端っこで、 あわず、あわず、わたにわがたやぶんぐい、 よしわらすずめをあげにつけ、 江戸で男と立てられた、 男の中の男一匹、 さいつでもたずねてごねえやし、 あげぜんつえて、 しもっておりやし。