落語:読み違い(上)
- AI要約 (β)
- 内容を要約します。 ある人が本町の平生さんに手紙を届けるために使いに行くことになりました。しかし、途中で平生さんの名前を忘れてしまい、他の人に手紙を読んでもらおうとします。その人は「平林」と読みますが、実際には「平生」と読むべきでした。結局、平生さんの名前を正しく覚えられず、混乱したまま話が進んでいきます。
- pid
- 3567929
- note
- 商品番号 : 70926, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 落語
- genre
- 落語
- creators
- 立花家 花橘
- duration
- 202
- persName
- 立花家 花橘
- publisher
- ヒコーキ
折槌
土執
へい
本町の平生さんまで 使いに行いてきましょう
へい度内申しますので
こんにちは 結構なお天気でございます
左兵衛がよろしいを申しました
遺材は手紙にしたためてございますで
お返事を頂戴して帰りますと言うて
返事をもらおうてきますのじゃ
へい どこに参りますの
今言うたやないかい
本町の平生さんじゃ
ああ 平生さんですか
どないいますの
なんやな
今言うたにちゃんと忘れてしまいくさ
さあ 教えてあげますぜ
よお覚えなさい
こんにちは 結構なお天気でございますや
そしたら
こんにちは 結構なお天気でございますと
これこれ そんな塔はいらん
そしたら障子に変えときましょうか
何もいい草ある
塔も障子もいらんわい
開けっぱなしたら用心が悪ございます
そんなアホなこと言いなはんだ
こんにちは 結構なお天気でございますでよろしい
そしたら こんにちは 結構なお天気でございます
大草じゃ 大草じゃ
大草じゃはいらんのじゃ
何もいい草ある
西兵衛がよろしいを申しました
西兵衛さんがよろしいを申しました
違う違う
西兵衛がじゃ
そら行きまへんわ
ご主人を西兵衛なんて呼び捨てにしたら
そらもったいのございますがな
えらいかわいいことを言いよるな
いやいや 今日はかまん許してやるのじゃ
あさやか ほいたら西兵衛
鼻にすみがついたある
うちで西兵衛ちことあるかい
何を言うのじゃ
向こう行ってそういうのじゃ
早よ行ってきましょ
へい
かなんかなん
こんなでっち使いの荒いうちありへんでほんまに
でっち使うのは損のようにしてんねん
でっちやはかりもったんね
ろうそくやったらこんだけ使われたら
とにたってしもて
何もないようになってしもたんねん
また名字忘れてしもた
もういっぺん聞きにいんだら
今度は頭からにえちゃあぶしよるで
これ書いてあんねんけど
読まれへんしなんやな
あ 誰ぞに読んでもろうたろ
もしちょっとおっさん
すまんけども
これ何と書いてあんのか
ちょっと読んでもらえめんか
あさやか いやよろしく
なるほど
上が平で下が林や
これは平林や
大きにありがとう
平林さんですか
もしちょっとお賛成いたしますが
はい 何です
平林さんってどこでますかいな
平林さんというのは
このへんにねっからおらへんで
あさやか
この手紙これ平林さんと書いてますかいな
見せてごらん
子供さん
これは平林と読んだらいかんわ
違いますか
これは上が平で下が林じゃ