権助提灯(二)

AI summary (β)
この文章は、ある旦那様が外泊しようとした際のやり取りを描いています。旦那様は外泊しようとしますが、奥様が「世間に笑われるのが嫌だから家に帰ってください」と言います。旦那様は一度家に戻りますが、奥様は「義理を立てて返したのにまた戻ってきたら笑われる」と言い、再び外泊を促します。最終的に旦那様は再度外泊しようとしますが、夜が明けてしまいます。
pid
3570073
note
商品番号 : 50415, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
genre
落語
creators
三遊亭 円馬
duration
196
persName
三遊亭 円馬
publisher
ビクター
なぜ笑われるんだな だって考えてくださいます 奥様がそうしてお出し下さいましたの私がお引き止めしたとなりまして 目掛け手掛けをするものは気の利かないものだ 旦那様を引き止めしたとなりまして 世間の方に笑われますのは私嫌でございますから はいすみませんけど今晩はご本託でお休みくださいませんでしょうか なるほどな これはお前の言うのはもっともだ 帰りましょう 坊主ケア 長知明かりをつけな よろしくございます どうも愛すみませんでございます 坊主ケアさんご苦労様で はいさよなら そうしたら取りたくねえもんだろう あっちで邪魔され こっちで邪魔され 何を言いやがる 叩け はいよろしくございます ただいま はいご苦労だったね 寒かったろ さあさあさあさあ 奥あれ 旦那様ご一緒 どう遊ばしましたの 何 あっちで泊まろうと思ったとこかな 私の家から出てきたと言ったもんだから 大変に心配してな 喧嘩でもしたかと思ったんだろうさ だからお前がな 行けと言った言葉言ってやったとこかな 涙こぼして喜んでた 神様みたいな奥様だって 涙こぼして喜んでたよ でね あっちで泊まろうと思ったの 奥さんがそうしてお出し下したのは お留めする程度 帰った後で自分が笑われるのが嫌だから うち帰ってくれろと こう言うんじゃない うち帰ってきました 今夜こっちで出ますよ まあなんという可愛い子でございますよね 私みたいなものに義理を立てて返してよこすなんて 何だってあなた帰っていらしたの え 何だって帰ってきたって 帰れてから帰ってきたんじゃないか いけませんよあなた あの子が私に義理を立てて返してよこしたもの それをまたあなたは引き止めてご覧遊ばせ 歳をとっててバカな盆栽ぶり上がってなんて 私が笑われますよ あっち行って泊まってらっしゃいまし そうかな ごうすけや うえい ちょうちん火をつけな はっはっは 消さずに待ってた あんな奴だ 表へ出ろ えい バカ いやいやじゃない 物の無駄ということを知らないか うちに電気があるのに ろうそくをつけて どれだけの効力があるんだ ああなるほどな 電気の傍にろうそくが無駄かな 無駄じゃないか うちに奥様という あんな立派な 電気あるのに ちみちのろうそく無駄なんて 余計なこと言うな 表を叩け えい はい いらっしゃいませ あら また旦那様帰ってらっしゃいましたの うちへ帰ったとこかな 家内がお前が義理を立てて返したものを またうちへ止めるわけにいかないから どうしてもお前とこで寝ろってから 今夜くたびれた こっち寝かしてくれ 困りましたわね 俺も困るんだよ 私焼け死にましても構いませんから あちらでお休みくださいますように ゴースケや えい 明かりをつけな 明かりじゃうまねえ どうした夜が明けた