講演:わが国の実業教育

AI要約 (β)
古くから日本では、農業や商業に従事する人々を軽視する風潮があり、実業教育も軽んじられてきました。しかし、時代の変化とともに実業教育の重要性が認識され、現在では約170万人の学生が実業教育を受けています。実業教育は知識や技能の伝達だけでなく、実生活に即した教育と人格の育成を重視しています。過去50年間で多くの優れた人材を産業界に供給し、日本の産業発展に大きく貢献してきました。実業教育50周年を迎え、今後もその重要性を認識し、さらなる発展を目指すことが重要です。国民全体が協力して実業教育の発展に努め、日本の産業と社会の進展に貢献することを期待しています。
pid
3571300
date
1934-10
note
商品番号 : 33263, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 講演
year
1934
genre
講義、講演、演説
creators
清浦 奎吾[伯爵]
duration
201
persName
清浦 奎吾
publisher
コロムビア(戦前)
古来、我が国民の間には、 私農交渉の差別を設けて、 農耕商業に従事するものを 癒やしむの兵法がありました。 この兵法は、教育の上にも反映いたし、 従来は、エアもすれば実業教育を 軽視するの傾きがあったことは、 はなはだ遺憾とするところでありました。 しかるに時代の推移とともに、 実業教育の進化とその重要性は、 ようやく世人の認めるところとなり、 その発達は年とともに著しく、 今日現に実業教育を受けつつある 学生生徒の数は、 およそ170万人に達するの成長を 予定しましたことは、 王子をかえり見て うたた考えに絶えない次第であります。 そもそも実業教育の本領は、 単に知識・技能の伝達をもってたれるとしても、 常に自生に順応し、 実生活に即した教育を施すと同時に、 重きを人格の問屋において、 堅実・恩懸なる人物の養成を期するにありますから、 この教育が自生とともに、 ますます流生に赴くことは、 もとより当然の秘訣であります。 我が実業教育が、 過去50年間において、 幾多優位の人才を我が産業界に供給し、 もって我が国産業の振興に多大の貢献をいたしましたことは、 何人も認めるところでありましょう。 近日、我が産業界の発達が、 世界の教諭を招くに至りましたのも、 その原因もとより多々ありましょうけれども、 今日、我が実業教育の効果あふかって、 大きなるものあることを信じて疑いません。 ここに実業教育50周年を迎えましたのを契機として、 将来一層この教育の主役を着せることをするは、 自制に鑑み、極めて意義重大なものがあります。 私はこの機において、 国民全般が新しい認識のもとに、 我が実業教育の発達に一段の努力をいたし、 もって我が国産業の交流と、 私たちの進展に貢献していくことを、 必ずに望んでやまない次第であります。