短歌朗讀:北原 白秋:鴨
- AI要約 (β)
- この文章は、鴨が大きな波のうねりの中で滑り、浮かび、隠れ、再び現れる様子を描写しています。波の動きと鴨の動きが交互に描かれ、静寂と動きが対比されています。鴨の黄色いくちばしや美しい姿が強調され、波の中での鴨の存在が詩的に表現されています。全体的に、自然の中での鴨の動きとその美しさが描かれた情景描写です。
- pid
- 3571442
- date
- 1937-06
- note
- 商品番号 : 33448, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 短歌朗讀
- year
- 1937
- genre
- 文学作品の朗読、解説
- creators
- 北原 白秋[作詞], 北原 白秋
- duration
- 168
- persName
- 北原 白秋
- publisher
- コロムビア(戦前)
鴨、鴨だ鴨だ鴨だ滑り上がる大きいうねりのくぼみから深い深い底の奥から
もこりもこりと盛り上がる分厚な波にそのうねりの境へかかった揺り揺られて
鴨のなんと黄色いくじばりさ鮮やかな横を見て止まると
高みきったうねりの胸がしぶきひとつ溶けずに広く流れる平らかに
はるばるとした視界が見える鴨は滑るスーッと落ちていく大きいうねりのくぼみへ
風のない穏やかなうねりだおばあにゃを渡してなんともた光った栄知の瞳
鴨が隠れた大きいうねりなみにそうして見えない向こうの谷間に
あの姿勢私は直感する恐ろしく暗い暗い動いている
波の急涼を通して全くの静寂すすましい炎紫
鴨がまた揺られて見えてくるあ出た出た大きい素晴らしいうねりに乗ってくる
おおとても呼び込みたいいい形で浮かんで浮かんで
ブラボーあんざい鴨はまかせる大きいうねりの石に果てしもない脱炭塊の高中で
小さい鴨の水垣ぴったりとつけた胸毛のほめるような濃い青
鴨は市場だ北へ行くほど遠くなる日の光だ空の視界も寒いが雲は深いがまた
波は光らぬ見渡す限り光らぬ波平らかに平らかに見えてもまた
その日大きく大きくうねっているのだかげって鴨は泣かない全く黄色いくじばりだそうして
おお入れてる乗ってる滑っている小さい整った美しいきっちりとした鴨の姿この栄知
ああひとつの正しい存在あ隠れた向こうへ落ちているあ出た出たピュー
いけた売れた鴨は沸かせる大きいうねりに座って盛り上がる盛り上がる分厚なすこじからに
いられる鴨は開けている静かな海を豪小からの海脱炭の寒空しかも夏夏夏
どちらを向いてもうねりの絶え間もないうねりのふわーっと暗い光らぬ恐ろしくまた穏やかな
鳩の音鳩の音鳩の音連続
ええちくしょうかまなきゃ夜が来る夜が来る