邦語歌曲による歌のうたい方:う列、が列、ら列の発音法
- AI summary (β)
- この文章は、日本語の特定の音(く、す、つ、ふ、む、る)について説明しています。これらの音は、母音を省略して単独で発音されるべきであると述べています。具体例として、「さくら」や「おんがく」、「かすか」や「すこし」、「はつか」や「なつぐさ」、「ふくさ」や「よふけ」、「かんむり」や「さむさ」、「うるし」や「かるさ」が挙げられています。また、詩の音も同様に発音されるべきであり、「しろさ」や「かしこ」が例として示されています。さらに、日本語の「ふ」の音は狭い口径で「HU」と発音されるべきであり、「ふしぎ」が例として挙げられています。最後に、日本語の楽音はRでもLでもなく、DとLの混合音であると説明されています。
- pid
- 3572036
- date
- 1930
- note
- 商品番号 : 39002, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 邦語歌曲による歌のうたい方
- year
- 1930
- genre
- 教育・児童
- creators
- 山田 耕筰
- duration
- 201
- persName
- 山田 耕筰
- publisher
- コロムビア(戦前)
く、す、つ、ふ、む、る、の
ウレツに属する6つの音は、各音に付随する有の母音を捨てて、単独な詩音として発音されます。
すなわち、くにおいては、さくーらでなくさくら、
おんがくーでなくおんがく、
すにおいては、かすーかでなくかすか、
すーこしでなくすこし、
つにおいては、はつーかでなくはつか、
なつーぐさでなくなつぐさ、
ふにおいては、ふくーさでなくふくさ、
よふーけでなくよふけ、
むにおいては、かんむーりでなくかんむり、
さむーさでなくさむさ、
るにおいては、うるーしでなくうるし、
かるーさでなくかるさ、
以上の楽音も同様であります。
また、作業の詩の音もこれと同様です。
しーろさでなくしろさ、
かしーこでなくかしこであります。
画業は眼骨、眼移などの特別なものを除いては、
すべて鼻にかかった楽音として発音するのが正しいのであります。
すなわち、さながらでなくさながら、
すぎゆくでなくすぎゆく、
すぐにでなくすぐに、
かげでなくかげ、
このごろでなくこのごろのように。
譜の音は、ふつうFUと綴ってありますが、
狭い口径によるHUの発音が正しいと思います。
例えば、
ふうしぎでなくふしぎのように。
楽音もふつうRをもといとして綴られていますが、
日本語の楽音はRでもLでもなく、
DとLの混合音であります。
すなわち、
ら、り、る、れ、ろ。
もしこれをRで発音すれば、
ら、り、る、れ、ろ。
Rで発音すれば、
ら、り、る、れ、ろとなります。