演説:時局に處する国民の覚悟(四)
- AI要約 (β)
- 要約:我々の父親は過去の戦乱を克服し、国家的遺産を残しました。日本の発展には摩擦が避けられず、現在の国際的摩擦もその一環です。我々はこれを解決し、子孫に遺産として残すべきです。また、日本は世界の進歩的国家として重要な役割を果たしており、世界の不安の根本原因は国際正義の不足にあります。日本の行動は真の国際正義を主張するものであり、他の進歩的国民も同様の主張をしています。全国民が一丸となれば恐れるものはなく、国家の一大事に際して協力一致することが日本の本来の姿です。
- pid
- 3572342
- date
- 1937-10
- note
- 商品番号 : A1002, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 演説
- year
- 1937
- genre
- 講義、講演、演説
- creators
- 近衛 文麿
- duration
- 199
- persName
- 近衛 文麿
- publisher
- コロムビア(戦前)
戒流に我々の父親は過去において、
戦の大混乱に遭遇し、
よくこれを克服いたしまして、
今日の下、国家的遺産を我々の手に残したのであります。
日本の発展線とするところ、
そこに必ずや大なり小なりの摩擦があることはまんかれません。
今時の事変のごときも、また日本が偉大ならんとするために
必然的に遭遇したところの国際的摩擦の一過程であります。
果たしてからは、これは当然我々の手によってこれを解決、
後に来たる我々子孫のために遺産として贈るべきものであると思うのであります。
第二には、一人日本の主観的立場からばかりでなく、
世界歴史の全体から見まして、
日本は今、世界における進歩的国家としての主要なる役割を働いておるという革新であります。
今日の世界は、一人東洋においてのみならず、
ヨーロッパにおきましても、また不安がみなぎっておるのであります。
かかる世界不安の根本的原因は、究極するところ、
実質的なる国際正義が未だ十分に実現されていないところにあるのであります。
日本の行動は、あるいはためにするものの主張的認識により、
いかようにも直解されることもありましょう。
しかし、日本の行動の本質は、世界歴史の本流において真の国際正義を主張せんとするものであります。
ある意味において、我々の主張は、
日本以外の他の進歩的なる国民によっても表明せられるもの決して少なくないと信ずるものであります。
核の如き革新のもとに、我々全国民が、
己を虚しゅうして国家の最高目的の前に打って一丸となれば、
全と何の恐るべきものもないのであります。
国家の一大事の前に、国内のあらゆる階層が協力一致して自由奉公の誠を尽くすということは、
我が日本本来の姿であります。
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