演説:新東亜の建設と国民の覚悟(三)
- AI summary (β)
- 要約:日本は、国民政府が中国の本来の精神に立ち返り、政策と人事を改めて再建を目指すならば、それを拒むことはないと述べています。世界各国も東アジアの新情勢を理解し、期待すべきだとしています。日本は、過去の帝国主義的な野心が中国の平和と独立を脅かしてきたことを認識し、今後は正義に基づく新しい平和体制を確立することを望んでいます。また、日本は他国との協力を拒むものではなく、第三国の正当な権益を損なう意図もないと強調しています。日本は共産主義と戦う意志を持ち、ドイツとイタリアの支援に感謝し、共通の世界観のもとで協力して世界の再建を目指すと述べています。最後に、公正な均衡の上に平和を築くことが現代に必要であると強調しています。
- pid
- 3572359
- date
- 1938-12
- note
- 商品番号 : A1014, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 演説
- year
- 1938
- genre
- 講義、講演、演説
- creators
- 近衛 文麿[内閣総理大臣]
- duration
- 217
- persName
- 近衛 文麿
- publisher
- コロムビア(戦前)
国民政府といえども、この品民族本来の精神に立ち返り、従来の政策と人的構成と改め、全く生まれ変わりざる一政権として品再建に来たり当ずるにおいては、日本はもとよりこれを拒むものではないのであります。
世界各国は、またこの東亜における新情勢の展開に期待し、明確なる認識を持つべきであります。
従来品の展示が、帝国主義的野心に基づく劣強革築の犠牲となり、常にその平和と独立とを脅いてられつつありしことは、歴史に長し明白であります。
日本は今日以後、革命ごとき事態に対し、根本的修正の必要を認め、正義に基づく東亜の新平和体制を確立せんことを要望するものであります。
もとより、日本は別国との協力を背責するものではありません。また、第三国の正当なる権益を損傷せんとするものでもありません。
もし別国にして、帝国の真意を理解し、この東亜の新情勢に即してその政策を公然とするにおいては、帝国は東洋平和のためにこれと協力することを欲しむものではないのではあります。
日本が人に共産主義と戦いぬかんとする熱意を有することは、世界周知の事実であります。コミンテルンの人するところは、東洋の徹下であり、世界平和の革乱であります。
日本は、小政権のいわゆる長期抵抗の背後に盲導する徹下の根源に向かって断固、これが絶滅を期するものであります。
幸いにして、傍聴の名法、ドイツ及びイタリアは、日本の東亜における意図に共感し、今次事変に対し、両国の寄せたる精神的援助が我が国民を鼓舞するところ大なるものありしは、我々の深く他とするところであります。
我々は、事変を通じ、この命約をいよいよ緊密にする必要を痛感するのにながら、進んで共通の世界観のもとに、世界必要の再建に協力せんとするものであります。
次に、現下の世界に必要なるは、真に公正なる均衡の上に平和を築くことであります。過去の諸原則が事実上不均衡なる現状の異常、拙速化し固定化するところにあったことは否むべくもありません。