演説:大命を拝して(ニ)

AI summary (β)
要約: 党派の主要な目的は政権の争奪であり、立法府の体制抑制の手段ではないと述べています。日本の本来の姿に立ち返り、真実の奉公をする必要があると強調しています。問題は政党だけでなく、文部、海陸、庁野など全ての分野で心を一つにし、新体制を確立することが求められています。新体制の下で迅速かつ適切に内外の問題を解決することが重要であり、内閣は陸海軍や外務当局との意見の一致を見て、不動の方針で進むことができると信じています。
pid
3572391
date
1940-09
note
商品番号 : A2004, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 演説
year
1940
genre
講義、講演、演説
creators
近衛 文麿[総理大臣]
duration
140
persName
近衛 文麿
publisher
コロムビア(戦前)
党派結成の主要なる目的を政権の争奪に置くことでありまして、 核のごときは立法府における体制抑算の道では断じてないのであります。 以上二つの弊害をさりまして、日本の本当の姿に立ち返り、 大見心を仰いで一目一心、真実の御奉公をしなければならないと思います。 しかしこうして問題は単に政党のみにとどまりません。 文部において、海陸において、庁野において、上下において、 真に心を一つにして、経過の御教えのままに、 体制を抑算し立てまくらなければならないのであります。 すなわち、この新体制におきましては、 御口を心を一つにして、大見心を包帯し、 もってこの歴史的なる世界の重大変局に際し、 内外に参戦する一方の問題を、 迅速に、適切に解決しなければならないのであります。 しかるに、私は右の新体制を考えつつあります最中に、 はからずも今回、大名を配しまして、内閣を組織することとなったのであります。 よって私はまず、政府部内において、 この新体制の実現をしてなければならないこととなったのでありますが、 幸いにして、陸海軍の間におきまして、 また陸海軍と外務当局との間におきまして、 完全なる意見の一致を見ることができましたので、 ここに内閣は不動の方針の下に、今後はいかなる困難をも克服いたしまして、 まっすぐに邁進することができると信じております。