演説:重大時局に直面して(一)
- AI summary (β)
- 政府は、世界の歴史的転換期において、天皇陛下の指導のもと、ドイツとイタリアと三国条約を締結し、世界平和と進歩のために協力することを決定しました。この決定に際し、副省内閣総理大臣は責任の重大さを痛感し、国民に対して真相を語り、奮起を促したいと述べています。シナ事変以来、陸海軍の奮闘により戦火を収めましたが、東亜の情勢は複雑化し解決が困難になっています。日本はこの紛争を解決し、世界の旧秩序の矛盾を解消するために重要な役割を果たす必要があるとしています。
- pid
- 3572394
- date
- 1940-12
- note
- 商品番号 : A2006, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 演説
- year
- 1940
- genre
- 講義、講演、演説
- creators
- 近衛 文麿[総理大臣]
- duration
- 146
- persName
- 近衛 文麿
- publisher
- コロムビア(戦前)
今回政府は、世界歴史の一大転換期に際し、賢くも天皇陛下の広大無変なる生死を仰ぎ立てまとり、
ドイツ及びイタリーと三国条約を締結し、世界恒久の平和と進歩とのため、協力邁進するに決したのであります。
この時にあたり、副省内閣総理大臣の両職を片付け直し、帰り見て責任の極めて重大なるを痛感し、ここに全国民諸君に向かって率直に自局の真相を語り、諸君の一大発奮に訴えたいと思うのであります。
帰り見れば、シナ事変勃発以来、既に三清倉、平成文武なる陛下の身図の下、中央御劣なる陸海将兵の奮闘により、実に空前の戦火を収めたのであります。
しかしながら、この間、東亜をめぐる関係列国の動きは、ますます事変の性質を複雑にし、その解決を困難ならしめておるのであります。
究極するに、日史の紛争は、世界旧体制の重圧の下に起これる東亜の顕在的内乱であって、これが解決は、世界旧秩序の根底に横たわる矛盾に一大不悦を加おることによってのみ達成せられるのであります。
すなわち、日本は、眼前の品事変を解決すると同時に、全世界の起源を更新すべき絶大の異様に参画し、その重要なる役割を分担せねばならなくなったのであります。