演説:重大時局に直面して(ニ)

AI summary (β)
要約:日独伊三国はそれぞれの地域で共存共栄を目指し、協力し合っている。ドイツとイタリアは欧州で、日本は大東亜で進出を進めている。世界が一つの組織にまとまることは現段階では難しく、各地域で共存共栄の権利を形成するのは必然である。日本が東亜で、ドイツとイタリアが欧州で指導的立場に立つのも必然であり、これが第二次大戦や国際関係の緊張を引き起こした。三国が協力し、場合によっては軍事同盟を発揮するのも必然であり、我々はこの困難に立ち向かう覚悟が必要である。
pid
3572395
date
1940-12
note
商品番号 : A2006, デジタル変換後ノイズ除去 : 無, 演説
year
1940
genre
講義、講演、演説
creators
近衛 文麿[総理大臣]
duration
145
persName
近衛 文麿
publisher
コロムビア(戦前)
東亜と欧州の現状を見れば、日独三国は実に各々その持ち場において、 救出助、打開のために共通の努力を続けつつあるのであります。 すなわちドイツ及びイタリーは、欧州において進出助を建設点としておるのであり、 日本は大東亜の地域において、アジア本来の姿に基づく進出助の建設を実施するのであります。 そもそも世界歴史の現段階において、 直ちに世界を一単位とする組織の完成を期待することはできないのでありまして、 世界の庶民族が数個の共存共栄権を形成することは必然の勢いであります。 しかし、日本が東亜において、ドイツ、イタリーが欧州において、 この共存共栄権を指導すべき立場に立つことは、 歴史上より見るも地理上より見るも経済上より見るも、これまた必然の勢いである。 私はかかる必然の傾向を幅満とするところに、 欧州においては第二次大戦の勃発を見、 東亜においては準戦時的国際関係の緊張を示すに至ったものと思うのであります。 果たしてしからば、日本が独位に協力し、独位が日本に協力し、 三国相寄り相助けて、場合によっては軍事同盟の威力をも発揮せんとするに至れる、 これまた必然の勢いであります。 かつ感じきたれば、我々は今や、有志依頼の一大困難に直面したと言うべきである。 我々はこの際一大決心を持って、この困難の中に突入し、 断固としてこれを突破するのを覚悟がなければならないのであります。