樞密院顧問官 伯爵故金子堅太郎氏を偲びて(五)
- AI要約 (β)
- この文章は、白馬天聖という人物についての感慨深い回想と、日本の歴史とその特異性についての考察を述べています。白馬天聖は非常に優れた人物であり、博識で雄弁な方でしたが、筆者は彼に再び会うことができず、感慨深い思いを抱いています。さらに、伯爵が紀元2600年に放送した内容を紹介し、日本の歴史が他国と比較しても特異であり、万世一系の天皇制が続いていることを強調しています。特に、欧米の歴史と比較して、日本が世界無比の帝国であると述べ、その証拠として米国の教授たちの記述を引用しています。最後に、紀元2600年と明治天皇の帝国議会開設50年を迎えた日本人が、世界無比の幸福と名誉を持つ人種であると結論付けています。
- pid
- 3573244
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : AK-348, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
- year
- 0
- genre
- 文学作品以外の朗読、解説
- creators
- 原 嘉道, 安達 謙藏
- duration
- 198
- persName
- 原 嘉道, 安達 謙藏
- publisher
- コロムビア
白馬天聖非常に機敏にして諸心に向かって邁進せられ、
また博覧狂気雄弁高慈の御方でありましたが、
近代あたくし自らが老朽に逝って御見舞いも届きかね、
一朝御夫妻に接し、
虚しく雄名を隔てて再び御恩様に接するを得ず、
誠に感慨無量であります。
足立建造士の追加遺談でございました。
さて伯爵は晩年祭参マイクの前に立たれましたが、
ことに一昨年の紀元2600年の良き年にあたりましては、
後期2600年書簡と題して放送されたのであります。
今その一部分を録音によってお送りいたしまして、
有志比納伯爵を皆様と共に忍びたいと存じます。
本日紀元600年にあたって、
紀元2600年前の歴史を
欧米と品に比較しますれば、
欧米の歴史、品の歴史には、
万世一継の高等が連綿として、
今日まで続いておる国は一人もない。
一カ国もない。
しからば日本は、
2600年の今日にあたって、
この新年にあたって、
日本は世界無比の帝国であると言っても、
私は少しも加減ではないと思う。
これは私の一個の考えのみではない。
米国のコロンビア大学のヘイズとムーンという
両教授が表した金星図の中にちゃんと書いてある。
証明がある。
その書いたことはどういうことを書いておるかというと、
千年のヨーロッパの大戦争で、
ドイツもロシアもオーストリアの三帝国は滅びてしまった。
今世界にマナコを配ってみれば、
神聖をかすべからざる皇帝があるのは、
一人日本帝国のみと書いてある。
しからば日本は世界無比の帝国であるということは明らかである。
核の如き世界無比の英雄はあらせられて、
日本帝国に君臨が問わされたらば、
こそ今日のごとき、
雄大なる世界無比の日本帝国が生まれていたのだ。
しからば今年は神武天皇起源2600年。
明治天皇が帝国議会をお開きになって50年。
2600年と50年を相当しておるから、
この新年をもとおる日本人というものは、
世界無比の幸福なる、また名誉ある人種と言うても私はさしかいない。