海洋作戰の新展開(七)
- AI要約 (β)
- 要約:最近、日本の偵察活動が成功したと大々的に宣伝されていますが、偵察は作戦の基礎であり、成果が伴って初めて価値があります。アメリカ海軍が偵察結果を誇らしげに発表するのは、戦果に自信がないことの表れです。一方、ドイツの作戦は好調であり、日本のインド洋作戦もドイツを援助し、日独伊の連携でアメリカとイギリスを打倒する共同作戦が進行中です。アメリカとイギリスが南アフリカ経由で物資を輸送しているのは周知の事実ですが、これも日独の攻撃で切断されつつあります。また、アラスカ・アリューシャン方面からのアメリカ空軍の日本攻撃の可能性についても触れていますが、これは準備と精神力に依存します。
- pid
- 3573579
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : AK-276, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
- year
- 0
- genre
- 文学作品以外の朗読、解説
- creators
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- duration
- 188
- persName
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- publisher
- コロムビア
それによれば、最近も日本のどこそこの偵察に成功したと鬼の首でも取ったように宣伝していますが、これくらい豊かなものはありません。
偵察は作戦の基礎となるものであり、作戦の成果が伴って初めて価値あるものであります。
我が国にあっては偵察のつきかは市中の市でありますが、アメリカ海軍では立ち上げた偵察材料をしかも誇りやかに発表しているのであります。
これは戦果に対する自信がないことを自ら告白しているものと言えましょう。
恐慮のほどが重いやられではありません。
さらにひるがえって言いますに、今や独尉が作戦とその戦果をあり、戦局が極めて好調にありますとは、帝国海軍としても頼もしく見返りたいないことであります。
我がインド洋作戦の進展はいよいよ独尉の作戦を援助することになりましょうし、
また独尉海軍の活躍によってA艦隊並びに輸送船が逐次撃沈の数を増すことになれば、我が海軍の作戦もますます有利となるのであります。
日独尉が相携えて米Aを撃滅し、世界一進出場を先説先とするところに世界史的意義があり、
一見いたしますと独尉は大西洋地中海、日本は太平洋インド洋で独自の作戦を別々に展開しているように見えるのでありますが、
その実数、数軸三国は米A打倒の雄大なる共同作戦、好実例を示しているのであります。
一体、アメリカイギリスが南アフリカを経由して、西アジア方面またはスウェーズ方面物資輸送を営みつつあるは天下周知の事実でありますが、
イギリスはこれによってインド、ゴーシュ並びに半数軸国への救援の道としていたのであります。
それが今や我が国と独尉によって強撃切断されんとしているのであります。半数軸国の受ける打撃の波々ならぬのが思いやられます。
次に北方に関して一言申し上げたいと思います。
それはアラスカ・アリューシャン方面よりのアメリカ空軍の日本来襲の可能性についてであります。
しかし本問題は、かかる作戦を実施する者の準備、訓練、精神力以下によるものであります。