海洋作戰の新展開(八)
- AI要約 (β)
- 要約: 対日攻勢のために準備していた空軍基地(ハワイ、ミッドウェイ、ワム、フィリピンなど)がどうなったかを考えると、日本への空襲は不可能ではないが非常に困難である。日本の海軍は強固な備えを持っており、国民も自信を持つべきである。国力は単純な計算では測れず、自信と信念が重要である。戦争に勝つためには国内経済体制の改革が必要だが、無用な改革は避けるべきである。国民は職務に邁進し、戦果を挙げ続けることが求められる。大東亜戦争の進展により、アメリカ・イギリスの勢力を排除し、大東亜の実現が進んでいる。我々の実力を認識し、勝利を目指すべきである。
- pid
- 3573580
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : AK-276, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
- year
- 0
- genre
- 文学作品以外の朗読、解説
- creators
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- duration
- 205
- persName
- 大本營海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- publisher
- コロムビア
彼らが対日攻勢のために準備していたハワイ、ミッドウェイ、ワム、フィリピンなどの空軍基地が果たしてどうなったかを想像すれば重い半ばにすぐるものがあるではありません。
要するに北方寄りする日本空襲は不可能ではないが極めて困難であります。
しかもこの方面にいかなる敵襲相としても海軍といたしまして陸ともせぬ固い備えがあります。
国民諸君も陸海軍の備えに相応しい自信ある心構えが必要と思うのであります。
もともと国力などというものは決してソロバンダマで弾き出せるものではありません。
利害に利を見、仏害に仏を見る、そこに想像の力が生まれるのでありました。
大切なことは自分を信ずることであります。
自らを信ずるところに必勝の信念が生まれ、必勝の信念のあるところをくよくよした取り越し苦労は運算無償するはずです。
戦争には断じて勝たねばなり、勝つためにはお互いが強くならねばなり、
国内経済体制にいたしましても同様であります。
大東亜戦争を勝利に導くための改革は必要であります。
従いまして現状のままにおいては、戦力発揮の上に支障ありと認められるものは躊躇なく改革をせられるべきであります。
しかしながら、戦力を低下するが如き無用の改革は断じて避けねばなりません。
いかにして国内改革を行えば戦力を最高度に発揮できるかに問題があるのであります。
仮初めにも改革のための改革があってはならず、
まして国内体制整備に急なるの余り、万が一にも戦争を改革に利用するが如くとは断じてありえないことであります。
国民の皆様もこの際、いらぬ掘り越し苦労や改革に対する風雪などに怯えるが如くことなく、
各々その職域において本分の遂行に一路邁進せられることが要求せられるのであります。
大東亜戦争開戦以来、東軍はかつかる戦果を挙げてまいりました。
今後もこれまで以上の大戦から挙げられますことは必然であります。
ただことわざにも百里を行く者は不十里をもって半ばとすべしということがあります。
我々国民はこの言葉を刻と銘記すべきであると思うのであります。
今や我が大海洋作戦は新たなる日ぶたを迎え、大東亜の全域よりアメリカ・イギリスの敵勢力を縁にし、
我々の大東亜が我々の手で日一日と具現されつつあります。
我々の実力は我々自身がはっきり認識できたはずであります。