戰捷第一次祝賀國民大會 戰況報告(ニ)
- AI summary (β)
- この文章は、日本の軍隊が戦争で勝利を収めた理由について述べています。勝利の要因として、精神力や訓練、機材の優秀さが挙げられていますが、同時に敵が日本の実力を過大評価したことも大きな要因であるとしています。具体的な作戦の詳細には触れず、特にハワイやマレーでの作戦において、日本の飛行機が冷静に訓練通りの行動を実行したことが強調されています。例として、魚雷を発射する際の冷静な対応や、敵の激しい攻撃の中での再攻撃の様子が描かれています。また、ハワイでの空襲後、遅れて帰還した小隊が見物をしていたことも述べられています。全体を通じて、兵士たちの冷静さと訓練の成果が強調されています。
- pid
- 3573638
- date
- 0000
- note
- 商品番号 : AK-327, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 記録
- year
- 0
- genre
- 文学作品以外の朗読、解説
- creators
- 大本榮海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- duration
- 217
- persName
- 大本榮海軍報道部課長 海軍大佐 平出 英夫
- publisher
- コロムビア
これらの精神力、あるいは訓練、あるいは機材の優秀性、勝利を作りましたことは明明はかはずでありますが、それと同時にまた敵が日本の実力を過剰評価いたしましたることは、この勝利の大いなる原因の一つであります。
彼らもまた、やがて特殊な勲章が出来まする頃には、この勲章をもらって裏返しにつけるという時期があるだろうと思うんです。
私は各作戦の一つ一つを申し上げる時間はございません。
ただ、我が飛行機が、ハワイにおり、あるいはマレーにおり、あるいはその他の作戦におきまして、実に華々しい働きをいたしましたること、その特徴だけを申し上げます。
それは、実に冷静に平成の訓練通りを実行したという特徴である。
例えば、3機をもって平成したる1個小隊が、その第1機が、まず敵に魚雷を発射いたします。
ところが、風もありますし、敵も動いておりますると、その発射をする適当なる点、すなわち射点が動いてまいりまして、なかなか最も良き射点を常に獲得するということは難しいのであります。
2番機は少し射点を崩落しましたが、発射を終わって1番機の後について上がってきました。
3番機はまいりません。ややしばらく待つと上がってきましたが、すると彼はその射点を見失いましたために、もう一回敵の上を回りまして、撃ち直しをやってきました。
それで遅れたのであります。これは決して弾も何も来ない、日本の訓練場においてやった仕事ではないのであります。
1分間何万発の弾が飛んでくる、その中を敵の上を一回り回ってやった仕事なんです。
ただ、ハワイに参りました空襲部隊は、その襲撃を終わりました後、なるべく早く飛行機を収容しなければなりません。
ところが、やはり1個小隊が入ってまいりませんので待っておりました。
もうあまり待つ時間がないと思う頃に、その小隊が帰ってきたのであります。
仕事を彼らは、申し訳ありませんが、ハワイは生まれて初めて参りましたので、見物をさせていただきました。
ひと回り待つ時間。
彼らがこの命を命とも思わぬ、死を死とも思わぬ冷静なる態度。
ことにその中に、平時と同じ訓練をその通りに戦場に実施しようとするその努力、まことにゆかしいものがあると思うのであります。