第八十一回帝國議會再會 谷外務大臣 外交方針演説(三)

AI summary (β)
要約:その後、大軍が各地で勢力を拡大し、平和が訪れたが、国内の不満が高まり、特に米国では反抗を求める声が強まった。米英当局は困難な立場に立たされ、米国は戦時体制を強化し、対日反撃の準備を進めた。米英はイランやイラク方面でも勢力を増強し、独自の進出を阻止しようとした。彼らは決戦の年と称し、どの戦場でも譲らない姿勢を示している。中立国の立場は困難で、中南米諸国は米国の圧力に屈し、チリは米国の圧力に耐えかねて断交した。一方、アルゼンチンは中立政策を堅持している。
pid
3573880
date
0000
note
商品番号 : AK-674, デジタル変換後ノイズ除去 : なし, 演説
year
0
genre
講義、講演、演説
duration
194
publisher
ニッチク
しかるにその後、大軍の天下ますます上がり、 北空アリューシアン及びインド洋方面まで、 平和するところとなりまするや、 国内世論の不満はなはだしきものがあり、 特に米国におきましては、即時反抗実施を要望する声が高まり、 ために米英当局は、 極めて困難なる地位に陥ったのであります。 ここにおきまして、米英側は、 なんだか局面の展開を計らざるを得ざるためとなり、 まず米国におきましては、 一層積極的に国内戦時体制の強化に共奮するとともに、 アラスカ航路の改設、 欧州の防備強化、 シナの一部及びインド方面における航空基地の設定等により、 大まきに対日反撃の意気を伺い、 さらにまた米国とともに、 イラン、イラク方面に勢力を増強し、 アフリカ及び西南アジアを連ねて、 独自両国の進出を遮断するの態度に疑似つあるのであります。 しかのみならず、彼らは本念をもって決戦の年と称し、 東西いずれの戦場たるを問わず、 一大公正に譲るべき旨を鼓動しております。 眼内政治や宣伝が軍事行動を支配する、 彼らの国情でありますから、 いついかなる方面に進出するやも知れません。 しかも敵がこれをあえてせんか、 彼らはいたずらに、 健康の徹、団結力の悲劇を繰り返すにすぎないでありましょう。 以上、二大陣営の間にあって、 中立国の地位はしわめて困難になるものがあります。 中南米諸国の大部分を合わせに、 米国の西反旧、西派政策の圧力に屈し、 その犠牲となっており、 現にチリ国は最近、米国も圧迫に耐えかね、 西独位三国に対し断交するの不挙に出たのであります。 これに反し、アルゼンチン国が、 自然として中立政策を堅持しておりますることは、 尊敬に値するところであります。 ご視聴ありがとうございました。