鈴ヶ森(四)
- AI summary (β)
- この文章は、ある人物が遠方から江戸に来た理由と、その旅の経緯を説明しています。彼は中国地方から江戸に向かう途中で、無礼な者たちに襲われましたが、彼らを撃退しました。彼は江戸に来たのは、故郷での不幸な出来事や父親の死により、武士としての道を歩むためだと述べています。江戸での生活において、親切な人々の助けを求めていることも伝えています。
- pid
- 3574206
- date
- 1951-07
- note
- デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 商品番号 : NK-3086, 歌舞伎
- year
- 1951
- genre
- 歌舞伎
- creators
- 松本 幸四郎(七代目), 市村 羽左衛門(十五代目)
- duration
- 183
- persName
- 松本 幸四郎(七代目), 市村 羽左衛門(十五代目)
- publisher
- ビクター
あくしんせつなるそのおたずね。
ごらんのとおりせっしゃめは、
かってぞんぜぬあずまじへ、
ちゅうごくすじよりはるばると、
くれにをよんでいそばたに、
ひとりたびとかをなどって、
ぶれいかごんのくもすけども、
かれらはまさしくおいおとし、
いのちをとるもせっしょうと、
さぞんじたなれどつけあがり、
てもかいいたすふてきもの、
かたなのけがれとぞんずれど、
ゆききのひとのためにもと、
よんどころなくかくのしあわせ、
きじもなかずはうたれまいに、
いきねえせっしょういたしてござる。
いや、だいじょうぶ。
きられたやつはろくしに、
おなたさまにはただおひとり、
しつれいながら、
ごじゃくねんのてのうちには、
まことにかんしんいたしました。
うけたまわれば、
ちゅうごくすじからおくだりとのこと、
ごしょうこくはいずれ、
なにごようあって、えどもては?
さべしてようじもござらねど、
まましけははのざんにより、
こころにおもわぬふこうのおめい、
こきょうはすなわちいんしをまれ、
ちちのかんきにちからなく、
おえどははんかとうけたまわり、
ぶけぼうこうをいたさんと、
しかんののぞみにならわぬたび、
みぶけしところそこもとには、
えどもてのおかたとみえ、
ごしんせつなるそのおことば、
しるべたよりもござらぬせっしゃ、
なにとぞおせはくださらば、
かたじけぬおぞんじまする。