落語:近日息子(一)

AI要約 (β)
この文章は、庭で何かをしている息子と父親の会話を描いています。息子が庭で何をしているのか尋ねると、息子は庭の手入れをしていると答えますが、なかなか進まない様子です。父親は息子の行動を批判し、もっとしっかりするように促します。息子は他の日にも奇妙な行動をしており、父親はその度に息子を叱ります。最終的に、父親は息子にもっと機転を利かせるようにと諭します。
pid
3575573
date
1931-09
note
商品番号 : 60561, デジタル変換後ノイズ除去 : ノイズ除去なし, 落語
year
1931
genre
落語
creators
初代 桂 春団治
duration
193
persName
初代 桂 春団治
publisher
オリエント
♪ せがれ、庭でうすぶいて何をしてんのじゃ、 サイレンから一時間ほど。 へへ、黒子がわは庭一生ぶっちゃかやしましての。 おーえらいことやらかした。 せどどうしたん? それがなんですね、手ですぐ手入れたら、 砂が入ったらいかん思てな。 焼い飛ばして一個ずつ拾ってもらうんだけど、 なかなからちがあげませんわ。 そ、何をすんねん、これ一生からあるごまおば。 焼い飛ばして一個ずつ挟んで、 それ今日中にらちがあくかい? そりゃあげません、一生ですさがいな。 ま、きれいにひれあげようと思ったら、 どんなことあっても五年はかかりましたやろ。 これそんなあほなこと言うてんにあらへんで、 これそういうこと言うてるさがい。 世間の人はおまはんのことを サクジルさんと言わん。 ぬけサクさん、ぬけサクさんてのこと言われん。 え、ちーっとしっかりしてくれ。 四、五日あともそうじゃった。 朝早く飛んで出やがって。 日が暮れ、すたすた戻ってきたさがい。 しがれ、どこへ行ったんじゃったら。 バンバの堀からおとゆめやが 首出す言うのんで、今まで見てました。 ねっから日が暮れてこに、首出さんさがい、 兵隊派にたねましたら、 今日は日記やさがい、 明日出直してこい。 よう、そんなあわらしいこと 聞いて戻ってくるで、ほんまに。 きのうもそうじゃった。 朝まま食べんだり、二階あがりやがって。 きょうに降りてきやせん、なんでやいな。 二階見に行ったら、すみこ台で通行りやがって。 しがれ、なんしてんのんじゃったら、 向かいの竹刃が言うてあります。 猫の毛よんだら、だちにやるちゃんのんで、 朝から一生懸命によんでますね。 おらもあいたくじゃ、ふざがらん。 なんぼあったって、わやもう、 毛たくさんあるさがい、たねてやったら、 いえ、朝の猫が大きいあしたんで、 毛が多いと思って、 今、子猫一匹、こうてきて、 読み直ししますね。 そんな、あわらしいことしてくれやな。 頼むわ、ほんまに。 あとげっちゃみの、おまはんがために、 わや、弁当、ぎょうさん、草原さん、 しってるじゃろ。 あとげと、お父さん、なんでやした。 あとげと、なんでやしたやねえがな。 どうとんぼるいて、どこと、 正日があったら、知らしてくれよ。 正日の日は、シェリをまわしがおかしいさがい。 芝居みてると、よきおもしれい。 言うたら、あとげの二日の日に、 昼じぶんに、ふたふたもうてきやがって。 お父さん、なにわだも、なかだも、 明日正日やさがい、生きながれやちゅうさがい。 おら、よろこんで、あくんのへい、 弁当をこいしないで、なにわだいたら、 かんぱんあがったない。 なかだいたかって、おもてはしまったある。 まちがいかいなあ、ともて、うちもおってきて、 たねたら、きさはなんちゅうた。 明日正日やと思いました。 きんの入り口に、はんしがみ一枚に、 近い日よりと書いて、はってやしたさがい。 近い日やったら、明日が正日でやしたかい。 おら、もう、あおらしいって、 ほんまにあいたくて、あふだがん。 しばゆうというま、かんぱんあをさおろしたら、 なんどけすりゃわかりません。 近々にはいたします。 入り口、近日よりと書いてある。 近々にいたしますのちゅうこと。 それをみてきやがって、 近い日やったら、明日が正日でやる。 おりも、げだよも、いかんと、 弁当こいしないでいて、あんなあおらしくはなかった。 にんげんちゅうま、ちいと、 作業できてんおかしなある。 ええかい、ああ、きてんの聞いたぼんぼんや。 なかなか、きてんの聞いたむすけやって、ひとはよろこびなある。 ええ、おまはんも、ほめられ。 にんげんは、作業できてん。 むかしは、のみと言うたら、 つじいちおいたけど、きょうびはせやない。 のみと言うたら、だいぐどうを、 かたげてんぐらいにせんなる。 それが、ちいと、作業できてんじゃ。 きょうから、きてんおかしなある。 ええ、んな、きょうから、あらためて きてんのに、かからしておれやめやが。 べつに、そんなもん、かからいでも、だんないけど、 言うとんねんの、おかしげなものにしやがる。 しかし、わしは、きょうで行きたい。 つまんけど、きょうずがぎを、 とっていってもらいたい。 ああだ、へえやれや。 へえ、さよなら、お父さん、きょうずがぎ。 へえ、きょうのぞおりが、なおしてやったが。 へえ、お父さん、きょう、きょうであげてや。 さあ、なかへんないで、 おいで、うまくみまよ。